2021年12月27日に放送されたTV番組、“国民5万人がガチ投票!テレビゲーム総選挙(テレビ朝日)”。5万を超える投票数から『日本人がもっとも好きなテレビゲームソフト』を発表するという趣旨の番組で、ドラゴンクエスト関連作も多数ランクインしました。今回はそのTOP100に食い込んだドラクエ作品を紹介していきます。
85位:ドラゴンクエストVI 幻の大地
ドラクエシリーズのトップバッターとしてランクインしたのは、天空シリーズの締めくくりでもある、ドラクエ6でした。
ちなみに86位はモンスターハンター、84位はファイナルファンタジーXIと、80位台といえどレジェンド級のゲームと並んでいます。テリーやハッサンなど、スピンオフでも人気のキャラがいますので、これからも重要なポジションであり続けるタイトルでしょう。
出来ればリメイク版がSwitchで出てくれれば……というファンも、少なくないのではないでしょうか。スマホ向けのドラクエ6も配信されてはいますが、個人的にはまた大画面で楽しみたい作品です。
83位:ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
ドラクエ6とほとんど差がなくランクインしたのが、ドラクエ7。キーファやマリベルといった個性派キャラが印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
また、DQフリでも度々おもちゃにされているメルビンも本作で登場。メンバーはひと癖ふた癖ありつつ、様々なバックボーンが描かれている作品です。ブリングアーツではどのキャラも商品化されていないですし、どこか不遇な扱いを受けているのではと危惧していたのですが、ちゃんと人気があったようで安心しました。
81位:ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島
唯一、ナンバリングタイトルではなくスピンオフ作品としてランクインしたのが、ドラクエビルダーズ2。やり込み要素から、長時間ハマった人も多かったのではないでしょうか。ダウンロードコンテンツがあったのも思い出深いですね。
発売当時はスクエニカフェでイベントをやるなど、かなり賑わっているコンテンツでした。ビルダーズとしてのモノづくりはもちろん、シナリオも素晴らしいため、こういったゲームを普段プレイしない方にもオススメしたい作品です。
『Minecraft(マインクラフト)』は20位とかなり上位に食い込んでいました。この手のゲームは人気が出ると息が長いですね。ぜひいつか、ドラクエビルダーズ3も発売してほしいです。
ちなみに82位は『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』、80位は『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』と、こちらもまたビッグタイトルに挟まれました。特にゼルダシリーズは番組随一とも言える存在感を発揮していたのではないでしょうか。
54位:ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
少し間があいてランクインしたのが、ドラクエ8。しばらくドラクエの名前が登場しなかったためソワソワしましたが、かなり上位での登場となりました。
番組内では、作品発表の際にあえて名前を伏せてオープニングを見せてくれるという演出。それだけインパクトに残っているオープニングということでしょう。
Twitterでは、ゼシカの思い出を語るファンが多かった印象です。ゼシカとククールが地上波で見られたことへの喜びの声も聞こえました。
55位は『妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打』で、53位は『53位:テイルズ オブ ジ アビス』でした。
46位:ドラゴンクエストII 悪霊の神々
ここからは、50位以内に食い込んだ作品たち。
激戦の中でもさらに上位クラスの人気を集めた不朽の名作と言えるでしょう。あと何作品ドラクエが出てくるかドキドキして見ていたファンの方もいるのではないでしょうか?
その中で、46位に支持されたのが、ドラクエ2。
1987年発売の本作がこれほど上位にくるというのも、ファンとしては感慨深いです。
番組では、ドラクエ1と違い仲間がいる点に触れていました。ひとり旅ではなく、3人でハーゴンに挑んでいくストーリー。助け合ったり、大して役に立たなかったり、今でも話題が尽きることのない仲間たちです。
47位は『ファイナルファンタジーXIV』、45位は『星のカービィ Wii』でした。
44位:ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
45位『星のカービィ Wii』に続いてランクインしたのが、オンラインゲームであるドラクエ10。
同じくオンラインゲームの『ファイナルファンタジーXIV』が47位のため、ある意味ではライバル対決を制したとも言えるかもしれません。どちらも長年親しまれている、オンラインゲーム界の名作ですね。
また、当日にはオフライン版ドラクエ10の発売延期も発表されていました。オンラインゲームにハードルを感じて未プレイだったドラクエファンの方は、もう少し待つ必要がありそうです。待ち切れずにオンライン版を始めるのも面白いかもしれませんよ! また、オフライン版はオリジナルストーリーがあるそうなので、オンラインのドラクエ10を既にプレイしている方にも是非楽しみに待っていていただきたいです。
ちなみに、43位は『ゼノブレイド』でした。
27位:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
続いては、現時点でのナンバリングタイトル最新作、ドラクエ11。28位『MOTHER2 ギーグの逆襲』と、26位『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』に挟まれての登場でした。
ドラクエに限ったことではなくポケモンやゼルダ、FFやマリオにも言えることなのですが、シリーズの古い作品から新しい作品までランキングに入っているのが嬉しいですね。
ドラクエ11は、リメイクが早かったという点も印象深いです。特にボイスがついたのはインパクトがあり、番組内での映像にもボイスつきが使われていました。
ドラクエ11Sには2Dモードがありましたが、3DS版のグラフィックも可愛らしいです。どちらもおすすめなので、既に通常グラフィックでクリアしている方も、もう一度この仲間たちとクリアを目指してみてはいかがでしょうか?
15位:ドラゴンクエストIV 導かれし者たち
続いての登場は、ドラクエ4。惜しくもTOP10入りを逃しましたが、15位も凄まじい順位です。有馬記念なら出走できているポジションです。
導かれし者たちがひとつに集まっていくストーリー展開が斬新でした。またあの構成のドラクエもやってみたいですね。
番組では、超人気キャラとしてトルネコさんと、スピンオフ『トルネコの大冒険』が紹介されていました。たしかにインパクトのあるキャラクターですよね! ヒーローズやライバルズといったキャラクターにスポットがあたるスピンオフでは多くの出番がありますし、トルネコの大冒険シリーズの後継作である『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』にも登場していました。
16位は『キングダム ハーツ II』、14位は『ポケットモンスター ソード・シールド』でした。
6位:ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
6位に選出されたのは、ドラクエ3。
番組では、社会現象だったゲームとして紹介。発売日にできた長蛇の列が映し出されました。
職業システムなど今でも残るシステムや、性格システムなどの独自要素がある名作です。
さらにはロト三部作の最終作品として、シナリオも充実したものとなっています。ドラクエという作品を、より立体的にした作品と言えるでしょう。特にゾーマは今でもファンの多い敵キャラとして、様々なスピンオフで活躍してくれています。
ちなみに7位は『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』で、5位は『スプラトゥーン2』と、どちらも通信対戦が人気の作品でした。そうした作品に引けをとらない支持を集めるのは、さすがの一言です。また、スマブラSPにはドラクエ3勇者も登場していますから、改めて人気タイトル同士の夢のコラボだと実感できますね!
2位:ドラゴンクエストV 天空の花嫁
番組内で「究極の2択に迫られるゲーム」として紹介されたドラクエ5。惜しくも2位でしたが、大健闘と言って良いかもしれません。フローラ派の中川翔子さん、ビアンカ派のケンドーコバヤシさんに分かれて、火花を散らしていました。
他にもドラクエ5では、キラーパンサーの名付け論争などがあり、たけのこの里vsきのこの山的な楽しみ方が出来る作品と言えます。仲間モンスターはどれを選ぶか、というのも楽しい議論ですね!
ドラクエ5は映画化もされ、定期的に話題にのぼる作品です。リメイク版ではデボラが新たな花嫁候補として追加されたように、これからも様々な話題を提供してくれるのではないでしょうか。
ドラクエ1やドラクエ9、ヒーローズシリーズなどは惜しくも今回のTOP100には入りませんでしたが、それでもナンバリングタイトル11作品中9作品がランクインしたのは、ドラクエシリーズとして素晴らしい結果と言えるのではないでしょうか。
今年は東京オリンピック開会式の入場曲にも選ばれていたように、今までにも増して『国民的シリーズ』と感じさせられる一年となりました。
来年以降も続々と新作リリースが予定されていますから、楽しみは尽きません!
(文・OGTキシン)
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