ドラクエで名前による論争といえば、やはりドラクエ5のキラーパンサー。
ボロンゴなのかゲレゲレなのかプックルなのかチロルなのかはたまたリメイクで追加された名前たちなのか。
しかし公式から出ている作品を色々と見ていると、ゲレゲレか、もしくはボロンゴがキラーパンサーの名前としては印象が強い。私はチロル派だけど。
ところで、ドラクエ2の仲間であるサマルトリアの王子とムーンブルクの王女は、主人公であるローレシアの王子の名前によってどの名前になるかが変わる。
そしてサマルトリアの王子の名前だが、以下の候補がある。
アーサー
カイン
クッキー
コナン
すけさん
トンヌラ
パウロ
ランド
この、この名前の中で、みんなの中で「これだろ!」ってなっている名前を、ぜひ、教えてほしい……!
多分これじゃないかなという予測だけ立てておく。
クッキー
実際にドラクエ2をプレイしておらず、他作品をプレイしているとクッキー派になるような気がする。
PS2で発売された『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial』にサマルトリアの王子が登場するが、その際の名前がクッキーになっている。その後に続く同作でサマルトリアの王子が登場する場合もすべてクッキーだ。
そしてドラクエ9でゲストとして登場したときもクッキーだった。
他にも星ドラでNPCとして登場した際にもクッキーだった気がする。
一部の公式作品でクッキーを使われているということは、公式としてはクッキーを起用していきたいということだろうか(しかしそうとも言えない流れが出てきた、理由は後述)。
ちなみにムーンブルクの王女の名前にはプリンがある。いたストもドラクエ9もプリンの名が使われているので、クッキーとプリンでお菓子コンビになっている。
トンヌラ
ぶっちゃけこれが一番多いんじゃないかなと、自分の中で結論付けている。
しかし、このトンヌラという名前、パッと聞くと別のものが浮かぶ人も多いのではないだろうか。
そう、パパスである。主人公の名づけの際に、「トンヌラというのはどうだろう!」とちょっと考えたふりしているけど絶対に元々決めておいた名前だろ、という感じで提案してくるパパスである。
これの印象が強い。めちゃくちゃに強い。つい先日、ドラクエタクトにドラクエ2の仲間たちが参戦するということでTwitterで「#トンヌラ」がトレンド入りしていたが、正直ドラクエ5だと思った。
しかし元々はドラクエ2のサマルトリアの名前の一候補であり、ドラクエファンの間では彼こそがトンヌラなのだろう。
ちなみにある復活の呪文を入れると、最強の勇者「もょもと」が爆誕するわけだが、そのもょもとの仲間になるサマルトリアの王子の名前はすけさんだ。しかしこのもょもととトンヌラはよくペアで語られる印象がある。すけさん……。
なので、ローレシアの王子はもょもとだし、サマルトリアの王子はトンヌラだ!という人は多そうだ。トンヌラという言葉が持つ何とも言えない独特な響きが強く頭に残るからだろうか。必死に探した王子の名前がトンヌラであっては、確かにその後は他の名前がいまいちインパクトにかけるのはわかる。
ただ、私自身はやはりパパスの印象の方が強い。トンヌラと共に旅をしたことがないからだろう。コナンやすけさんとは旅をしたことがあるのだが。
しかし、ドラクエタクトのサマルトリアの王子がトンヌラになったことで、これまでは公式ではクッキーが使われることが多かったこの流れが今後変わっていくかもしれない。
数年前までは金髪であることが多かったムーンブルクの王女が、あるときから紫髪が多くなってきたのと同じで。でもドラクエタクトの王女は金髪なんだよね。
意外とバラバラ
キラーパンサーの名前についてSFC版の4つの名前でアンケートを取ると、4分割とまではいかないがそこまで差はない結果になっているものが多い(それでもチロルはちょっと少ない)。
ということは!意外とサマルトリアの王子の名前についても、いい感じに派閥が分かれるのではなかろうか!
パウロとか!ランドとか!いるんじゃないかな!
あとは小説のドラクエ2が好きな人はサマルトリアの王子といえばコナンだ!という人もいるだろう。
もちろんカインやアーサーなどもいいぞ!
やはり実際に旅をしてきた仲間の名前が一番思い入れがあるという人も多いだろう。
サマル
わかる。もういっそこれで行こう感はある。
名前候補には入っていないけれど、サマルとムーンでよいのではないかと。
サマルトリアの王子じゃ長いし、かといって他の名前だと共通認識を持ちづらいし、サマルならばいいんじゃないかと。
ということで、トンヌラが一番多いのではないかと思いつつも、他の可能性も捨てきれない。
しかしもし多勢派な名前があったとしても、人によっては彼はコナンだったりカインだったりアーサーだったりと変わることには違いないだろう。
なので私は、たとえ文が長くなってしまっても彼のことをサマルトリアの王子と書き続ける。
(文・やなぎアキ)
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