ドラクエの一部の作品には命名神マリナンの神官というキャラクターがおり、旅の途中に名前を変更することができる。
自分の名前はともかく仲間の名前を変えるというのはドラクエではあまりしないかな?と思うが、時には大胆に改変することもあるのが過去の自分の恐ろしいところである。
どうやら過去の私は、ドラクエ7の旅の途中で急にパーティー全員の名前を変えてやろうという衝動にかられたらしい。
何か前もそんな記事あったな?(下記事参照)と思ったが、こちらのドラクエ7に関しては「ドラクエ6すごいよマサルさん事変」よりもはるかに前に起こしたものである。
正真正銘若気の至り。マサルさんも若気の至りだが。
今回はドラクエ6のときとは違い、ドラクエ7由来の名前をそれぞれにつけている。
ではひとりずつ紹介していこう。
ヘッポコ
まず最初は主人公。これは言わずもがな、あの伝説の打ち切り小説(?)『勇者ヘッポコくん』から拝借した名前だ。結構楽しみに読んでいたのに、突然の打ち切りに普通に残念になった記憶がある。あれ面白くないっすか?
彼に関しては元々どんな名前を私がつけていたのか。気になる。今となっては何もわからない。
ちなみにヘッポコくんの容姿は私の中でラッキーマン(変身前)で固定されている。それ以外をむしろ想像できない体である。
チャック
諸事情によりマリベルより先にガボを。
こちらは名うての盗賊チャックから拝借。古びたノートから彼の足跡をたどることができる。あの伝説の盗賊、ドン・ボリードの血を引く彼は、そのドン・ボリードが残した謎を解こうとしているらしい。
ガボと盗賊はピッタリな気がするのでよい。が、ガボにしては少しかっこよすぎる名前かもしれない。
ボリーコ
はい、マリベルです。網元のお嬢様になんてごりごりな名前を付けるんだと思われそうだが、さきほどのチャックの説明があればぴんとくるはず。そう、ボリードから拝借している。さすがに女の子にボリードと名をつけるのは気が引けたのか、末尾をコにしているが、ごりごり感が増しているので正直失敗だと思う。
多分当時ゲラゲラ笑いながらつけたんだろうな、子供だ。
ヌルスケ
こちらはドラクエ7未プレイの方でも、ドラクエ11をプレイした方ならわかるかもしれない。冒険者ヌルスケである。あくなき探求心で小さなメダルを追い続けた生涯を小さなメダルにかけたある意味メダル王よりも小さなメダルに熱い人物である。
自分的にこの名前はしっくりきている。
おかげさまで冒険者ヌルスケは老人という謎の固定観念が私にできた。
さらにドラクエ11でひっそりと再登場したときに、「メルビン!?」と他の人にはない謎の感動を覚えることができた。すっかり洗脳されている。
アイラ
こちらは……
そのままである。
お気づきだろうが、今まで出てきた名前はすべてドラクエ7の本棚から知ることができる名前である。マリベルに対して無理やりボリーコとかつけちゃうくらいに本に出てくる女性の名前に乏しかったため、まさかのアイラ、仲間外れ。
たしか当時、「アイラだけ何もつけないのはどうなの?」と頑張って考えたのだが、いかんともしがたい名前の壁にぶちあたりアイラだけそのままである。アイラ、どんな気持ちだったんだろう。
アイラにつける名前にこれがあるじゃないか!を募集中!
(文・やなぎアキ)
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