前回までのあらすじ
ウルベア魔神兵を辛くも楽々倒したモガマルたち。
喧嘩をしていたらしいチリとダストンも何やら和解をした模様。
ところで、モガマルたちの目的ってなんだったっけ?
前回
第三十五話 キーエンブレムを持ってるぞ!
いやー、とりあえず二人が仲直り?をしてよかったよかった。
これにて一件落着、と行きたいところなんだが、そうもいかなんだよなぁ。
オレたちはネルゲルの野郎をなんとかしないといけないんだよ。
キーエンブレムがなぁ。キーエンブレムが欲しいんだよ。なんで集めなきゃいけないのかもさっぱりわからないキーエンブレムをさぁ。
一体どこにあるんだかさっぱり見当もつかないんだよ。
えっ!?ダストンがキーエンブレムを持っているのか!?
は、初耳!というか、てっきり国の長とかえらい賢者とかが持っているものだと思っていたんだが、え、ダストンが!?
こっちもなんですって!?だよ。まさかダストンが持っているなんて。ますますキーエンブレムがなんなのかわからない。
なにか重要なものなんだと思っていたんだが……。
いやキーエンブレムもガラクタなのかよ。
たしかにぱっと見何の用途で使うのかよくわからないというか、いやエンブレムだから用途とかはないのかもしれないけど……。これが一様に国の長とかえらい人が持っているならわかるんだが、ダストンが持っているとなるといよいよ何なのかがわからないぞ。
ほんとなんなんだよキーエンブレム!意味のないシロモノって言われてるよ!ブルリア星にはないものだから、さっぱりわからない。なんでホーローのじいさんはそれを集めるように言ったのかもわからない。あのじじい~!今度会ったら覚えてやがれ!
何も知らないオレたちをよそに二人でどんどん話を進めているぞ……。
……?
そうなの?え、ブルリア星ではキーエンブレムがとっても大事なの?
知りませんけど?多分アストルティアにしかない文化だと思うんですけど……?
ああ、なるほど。
手放したがらないダストンへの方便ってやつか!
おお、効いてる効いてる。さすが血はつながってなくともチリはダストンの娘だなぁ。
あんな風に言えばダストンがキーエンブレムを手放すってわかってるんだ。
それはそれとしてアストルティアではキーエンブレムってどういう扱いなんだ……。
頼りにされるのが恥ずかしい目なんて面白いなぁ。どこぞの麦わらをかぶった海賊はヒーローになっちゃうからって理由で頼られたくないって言っていたような。
色んな人がいるんだなぁ。
おおおお!
ようやくこれでキーエンブレム三つ目か!
これであと……いくつ集めればいいんだ?
次回予告
ダストンとチリを助けて、無事キーエンブレムがもらえそうなモガマルたち。
ドタバタな二人とのお別れも近い。
次回、「黄のキーエンブレムだぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ!
(文・やなぎアキ)
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