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【ドラクエ5】「今回こそはスラリンを最後まで連れてクリアするんだ!」

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と言い続けて早十数年(多分)。

 

また無理だったよ。ごめんねスラリン。

 

 Act1. 出会い

正直何周もしていると、子供時代はあっという間に終わりを告げる。パパスとの衝撃の別れもそっこーで終わる。青年時代に入ると急にお金が飛ぶようになくなるから、アルカパで買ったブーメランで古代の遺跡を突破して、お金を貯めるんだ。まぁSFC版だと全滅ペナルティでごっそりお金なくなるんだけど、リメイクからはなくならないんだよ。

 

そんなことはどうでもよくって、オラクルベリー周辺でさっさと仲間にできるスラリン。周回プレイをするからには、いつもと違うことをしてみたいと思う。そして毎回思う。

 

「今回こそはスラリンを最後まで連れてクリアするんだ!」

 

ただしスタメンにはこだわらない。

 

ということで、毎回「スライムを最後まで預けない縛り」という、動画にしても超絶つまらなさそうな縛りを自分に課してプレイをする。

 

スラリンは育てれば強くなると思う。レベル99でしゃくねつを覚えることは有名だが、他の特技もなかなかのものだ。めいそう、ザオラル、リレミト、スクルト、ルカナン。いいじゃないいいじゃないいいいい。

 

よろしくなスラリン!じゃあお前一旦馬車な!

 

Act2. 結構使えるやつ

SFC版はめっきりプレイしなくなったので、戦闘メンバーは4人というアテンションプリーズで快適な旅を毎回送っている。

 

スラリンはといえば、まぁまぁ使えるやつである。攻撃しても大したダメージは与えられないから、二フラムなんか使わせてみる。そうすると結構消え去ってくれる。でも経験値もゴールドも入らないから結局馬車な!

 

ルカナンとスクルトを使えるのはわりとでかい。ルカナンしか使えなかったり、スクルトしか使えなかったりするなか、どっちも使えるキャラがこんなにお手軽に仲間になるのはありがたい。スライムは魔法の才能がけっこうあるんだな。

 

極めつけはリレミトの存在。主人公も使えるけど、消費MPが8だからけっこうでかい。1人でもリレミト要員がいると心の持ちようが違う。馬車が入れるダンジョンじゃないと意味ないけど。

 

とりあえずは、まもののすみか辺りまでは結構活躍してくれるんだな、これが。

 

Act3. 死の火山

青年時代前半の鬼門、死の火山。馬車が入れるダンジョンはスラリンの活躍も増える。最前線で戦う主人公が死ねば、スラリンのリレミトも役に立つ。死ねばって言い方が怖い。でもそれがドラクエだ、戦闘不能ではないんだ。

 

スラリンの活躍はリレミトだけではない。馬車のメンバーと入れ替えられることによって、スラリンお得意の補助呪文も豊富に使える。

ダメージを喰らう溶岩床を歩くときは、なるべくスタメンじゃない方がいい。不要なダメージは喰らいたくない。そんなときは、スラリンを表に出しておく。万一モンスターから先制攻撃を喰らっても、このころのスラリンならなんとか耐えられるはず。もしレベル上げが苦でなければ、スラリンがトラマナを覚えているかもしれない。

 

ただし、周回プレイでのレベル上げは割と苦だ。毎度毎度ガシガシ溶岩を歩くぞパトリシア。

 

さらに死の火山ではスラリン最大の見せ場、ようがんげんじん戦がある。

 

そうだメダパニだ。

 

スラリンのメダパニをさく裂させて、ようがんげんじんが逃げ出すのをひたすら祈ろう。

 

とか言いつつ、他モンスターの甘い息を使ってしまうこともある。スラリンへの愛着が足りないのかもしれないな。

 

Act4. 厳しい戦い(スラリンを入れ続けることが)

グランバニアへの道のりは、大変に大変だ。SFC版では鬼のようなエンカウントにコントローラーを投げだしそうになったが、リメイクでもわりとしんどい。何回下ってもグランバニアへの山道が覚えられない。てんばつの杖はどこだ。

 

ここまでくるとスラリンは使えない。せいぜい……せいぜい、なんだろうか。

 

とりあえず、宝箱をあけるときはスラリンは外にはいてはいけない。耐性がカスカスなスラリンはミミックのザラキで真っ先に死ぬ、真っ死。

耐性カスカスだとザラキどころか他のモンスターの攻撃を防ぐのも大変だ。寝たり混乱したり麻痺ったり焼かれたり。

 

リメイク版は会話システムが楽しい。何らかの事情でグランバニア到着後に離脱する嫁との会話。その会話が欲しいがために、弱くて使えない嫁を外に出しておく。でもスラリンは出さない。

 

でもスラリンを頑張って最後まで連れて歩く、という決意はまだ揺らがない。

 

デモンズタワーでも踏ん張ってもらう。とは言ってもモンスターの猛攻が激しい中、当然スラリンをつれて歩くことはできない。

 

「スラリンを最後まで連れる縛り」をやっているわりに、全然縛りっぽくない。普通の冒険をしている。ただ馬車要員にスライムを入れているだけ。楽勝。

 

Last. ByeBye スラリン

ということで青年期後半。息子と娘が仲間になる。ゴレムスも仲間になる。主人公合わせて一気に4枠潰れる。ここまでがセオリー。いつもと違うプレイをしようと言いつつ、いつもと同じプレイしかしない。保守派。新規開拓?保守保守保守!

 

スタメンだけではなく、馬車要員も充実させたい年頃。いざってときに戦えるやつを残しておきたい。

 

仕方がない……。

 

バイバイ、スラリン。今回も最後まで連れていけなかったよ。エルヘブンにも連れていけないよ。

 

あとがき

正直、スラリンをスタメンにするでもない限り、最後まで連れて歩くことくらいできると思う。じゃあなんでできないのかと言われると、これはもう性としか言いようがない。

 

(文・やなぎアキ)

 

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