年末に入って、めちゃくちゃ寒くなりましたね。
風邪をひかないよう気を付けてください。
各話感想
アニメ『ダイの大冒険』各話感想 1話~50話 - DQフリ ドラクエファンサイト
タイムリミット!?
前回、破邪の洞窟に乗り込んだレオナ姫たちでしたが、モンスターたちと洞窟の罠に阻まれ続けとうとうタイムリミットである10時間が来てしまいます。
諦めて戻るしかないとフローラは言いますが、ここでレオナは、先に進もうと進言します。
ミナカトールをこのまま習得して使えば、フローラのリレミトが使えるようになるはずなので、ここで戻るために10時間使うことを諦めてそちらの可能性にかけるというのです。
その判断自体は別にかまわないんですけど、正直10時間うっかり経っちゃったのはレオナがはしゃぎすぎたからでは……と思ったり……。ここのレオナ、自分も戦うんだという意志を見せていてすごくかっこいいのはかっこいいのですが、急にどうしたって思っちゃったりしますねぇ、前回の浮かれ具合を思い出してしまうと。
でもまぁ、そこには目をつぶってあげることにします。
ということで、さらに洞窟の奥深くに進んでいくことになる4人。残り10時間でミナカトールを手に入れるのだ!
一方、ノヴァ(全然名前覚えられなくて毎回調べてます)に手伝ってもらい修行を進めるダイは、ダイの剣がないためにブレイクタイプのアバンストラッシュが使えないことに悩みます。
しかしすぐに打開策を思いついちゃうダイ。早すぎる。早速ノヴァに向かって試し打ちをするダイ。その威力は、オーラブレードを使えるノヴァだから何とか耐えられたほどにとんでもないものでした。でもオーラブレードが使えるからといってノヴァごときが生きていられる威力なら、ダイの言う通り気休めでしかないんですよねぇ。なんとかダイの剣と同様の武器を手に入れないと、バーンどころかキルバーンやミストバーンとすらも戦えないのでは。
ミナカトールを習得!
レオナたちは、とうとうミナカトールがある地下25階にたどり着きました。ろうそくはあとわずか、もう時間がありません。
儀式の祭壇にレオナが乗り込み、ミナカトール習得のために祈ります。
しかし!一筋縄ではいかない!モンスターの大群が襲い掛かってきます!フローラは「モンスターは私たちにまかせて」と言いますが、こんな危ない洞窟に現れるモンスターを相手にできるの、マァムしかいないのでは……。どうあがいてもメルルは役に立たないですし。いくらメルルが高性能レーダーでも、もう視界に入っているモンスター相手にはなんの役にも立たないんだよなぁ。
そういうわけで、案の定マァム一人が前線で戦います。相手はギガンテスにゴーレムに、シルバーデビル。完全に終盤のダンジョンです。フローラも少しは呪文を使えるようですが、これだけ強いモンスター相手にどこまで太刀打ちできるか……。もしここでマァムじゃなくてポップがついてきていたら、魔法力が切れてしまうのではとハラハラしていたでしょうから、そこはまだよかったですが。もっとなんか、人選なんとかならなかったんですかねぇ。
レオナは祈りを捧げ、ミナカトールを唱えます。
その瞬間、彼女の身を炎が包み込みます!これこそがミナカトール習得のための試練。レオナがミナカトールを使うにふさわしいかどうか、神が見定めているのです。レオナ頑張って!マァムがもうだいぶ限界よ!フローラとメルル、見てるだけならなんか、ちょっと、手伝ってあげて!
神がレオナに語り掛けます。ミナカトールを使うにふさわしいかどうか、心の内をさらけだせと言うのです。レオナは難しいことを考えず、人々のことを信じているから、これまで受け継いできたものは何も間違っていないことを証明するために、力が欲しいと訴えかけます。その間もモンスターたちは絶えず襲い掛かり、さすがにフローラも微力ながら魔法で対抗します。メラか?メラなのかあれは?
なんだ その あわれなじゅつは。ほのおとは こうして つかうものだ!と後ろで業火がうなっていますよ。
レオナの熱い思い、正義の心を受け、神は彼女をミナカトールを使うに値すると認めたようです。邪をはらうまばゆい光に包まれミナカトールを使ったレオナ。その光は地上のダイたちのもとにまで届きました。
何もなくても
そのころ、ポップは自らの呪文で自らを痛めつけていました。しかし、どれだけあがいてもアバンのしるしは光りません。
竜の騎士であるダイ、パプニカの王女であるレオナ、アバン先生と戦った戦士を父に持つマァム、戦闘のプロであるヒュンケル。ポップは、自分だけがみんなと違い何者でもないと嘆き、心が折れてしまいます。その気持ちのまま、思わず師マトリフの元へ飛んでいきました。
マトリフを前にしても、何も言い出せないポップ。自分自身の問題、だけど自分には絶対に越えられない壁がある、もうどうしようもないかもしれないけど、みんなには迷惑をかけたくない、と今の気持ちを吐露します。
それを聞きマトリフは笑います。悩むポップの姿を見て、あのポップがそこまでの次元に到達したことを嬉しく思い同時に寂しく思ったようです。子を持つ親の気持ち、なのかもしれません。
自身が教えられることはすべて教え、すでに自身を超えたかもしれない弟子に対し、自分にもしるしがあればとっくにあげている、と笑い飛ばします。
それを聞き、ポップはハッとします。
そんな彼にマトリフは、最後のアドバイスをします。
自分を信じろ、と。
弱っちいただの武器屋の息子だからこそ、アバン先生に誰よりも憧れ、どんなに苦しくても歯を食いしばって頑張ってきた。何者でもない彼にとっての一番の拠り所は、これまで諦めないで頑張ってきた自分自身なのです。何も持っていないポップがここまでこれたのは、ポップ自身が頑張ったからです。何者でもないからこそ、自分の力を誰よりも信じられるはずです。
マトリフに自慢の弟子だとまで言われたポップは、走り出します。自分だけの心の力が、あるはずです。
やっぱりポップのことを立ち直らせるのは、先生と師匠なんですよね。みんなを支えてきたポップが頼れる人がこうやってそばにいてくれてよかったです。
ポップが皆のもとに戻ると、ちょうどレオナたちがみんなの前でミナカトールを習得したことを報告していました。
王女であるレオナも努力している、それなら自分はその10倍も努力しなければと決意したポップは、皆の前に姿を見せずまたどこかへ行ってしまいます。
修行が順調なダイですが、このまま剣がないとまともに戦えません。
そんなとき、ちょうど現れたのはなんと、ロン・ベルク、とバダックさんでした!
バーンの持つ光魔の杖に対抗するための武器を届けるため、ロンはやってきたのでした。
バーンと戦ったあと、ダイの剣と魔槍の鎧はロンの元へ飛んでいってしまいました。それは、持ち主が死んでしまったからだと思っていましたが、そうではなかったのです!バーンを倒すため、より強くなるために、ロンの元へ自らの意志で飛んで行ったのです。武器もまた、ダイたちと同じように世界に平和を取り戻すため、動いていたのです!いえ、なんなら一時はバーンと戦うことを恐れた持ち主よりも、さらに勇気ある行動だったのかもしれません。絶対にまた戦う時が来ると信じて疑わなかったのは、武器の方なのかもしれませんね。
新しくなったダイの剣は、無事ダイの元へ戻ってきました。以前よりもより一層輝きを増し、来る決戦に備えます。
ヒュンケルとクロコダイン、何やっているんだろうな~。気になるなぁ~。
次回が「決戦前夜」なので、いよいよ最後の戦いが近いのでしょうか。
ハドラーも何やっているのかなぁ、気になるなぁ~。
ではでは、来年もダイ大感想、よろしくお願いします!
(文・やなぎアキ)
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