ドラクエ11Sは、もともと3DSでしかプレイできなかった2Dモードもプレイすることができます。
美麗グラフィックとボイス付きという魅力に3Dモードを選択する方も多いと思いますが、2Dは2Dで往年のドラクエらしくワクワクしますよ!
今回はゲーム冒頭の主人公とエマが神の岩の試練への挑戦を2Dモードで紹介させていただきます!各シーンの3Dモード版と合わせてご覧ください。
こちらは3Dモード。エマのバンダナを取りに来た主人公が命の大樹を見つめるシーンですね。風になびく主人公のサラサラヘアーが印象に残りますねぇ。
こちら2Dモード。2Dモードの良さはなんといってもバシバシ進むイベントスピードでしょう。なので木の上で何か物思う主人公を見せるのもほどほどに、せっせとストーリーが進んでいきます。
名前は気にしないでください。
さてここでの2Dモードポイントは、なんといってもルキのおしりが可愛いことですかね。ドットで描かれる動物、特徴を最大限にとらえようとしているからか、可愛すぎません?
あとはエマの髪の光沢の表現が素晴らしいと思います。キューティクル!
さてここでまた2Dモードポイント。
エマのお目目がつぶら!主人公やほかの仲間たちなど、メインのキャラクターは白目があって顔立ちがくっきりしているのに対し、エマのお目目はつぶら!専用グラフィックはあれど、やはり仲間たちとは扱いが違うのか……。そんな発見もできるのが2Dモードならでは!
仲間会話は専用の画面に切り替わるのではなく、ドラクエ7などで取られた従来の方式。懐かしいですねぇ。テキストもドットだったらなお良かったです。
モブキャラもいい雰囲気を出しています。こういったモブキャラとの会話は2Dモードの方が個人的に楽しめます。ドラクエしてるなぁ!という感じがするからでしょうか。同じキャラがたくさんいてもそんなに違和感を感じないからでしょうか。
神の岩に登る前に、村長であるダンと母親のぺルラに話しかけます。
3Dモードのダン
2Dモードのダン
3Dモードのぺルラ
2Dモードのぺルラ
二人とも3Dモードの時の特徴がしっかりと2Dモードでも表れていますね。主人公は斜め向きになって話を聞いているのに、二人は直立不動なのもいいです。わざわざ動いたりとかしないんですよね!
ついでに後方に見える神父さんのデザインもgood!ドラクエ6辺りのドットを思い出させます。
お姉さんがいいことを教えてくれました!
たしかにドットとはいえ、現代の技術をふんだんに活かした美麗ドットです。草花の生き生きとした濃淡、岩のごつごつした質感。
ただ足早に通り過ぎるのは勿体ないですね。
このように光の差し込み具合も見事です。2Dモードにはフォトモードはありませんが、Switch自体に画像を簡単に撮れる機能があるのでバシバシ撮っていきたいところですね。
3Dモードだともっと絶景だったりしますけど。
さぁ、ストーリーはいよいよ神の岩に登るところまで来ました!ここで突然、洞窟からスライムが現れます!
3Dモード
なんという迫力!最弱スライムでさえここまでの迫力・臨場感が出せるのは3Dモードが成せる業!
対して2Dモードはというと!
めっちゃかわいい。
めっちゃかわいいですね。
しかしこれはこれで、モンスターたちが淡々と近づいてくるという恐怖があります。
戦闘時はこんな感じです。ドラクエ~。戦闘背景が可愛いですね。絵画みたいなタッチです。戦闘背景だけ抜き出してTwitterのヘッダーなどにしてもドラクエだとは気づかれんなさそう。
そしていざ神の岩へ……。
3Dモードでは水の表現がとてもきれいだなぁと思いましたが、2Dモードも負けてはいません。滝、といえばドラクエ6のアモールですが、その時に比べて随分と進化しました。
ドットと言えども、最新のゲームですから、背景の表現方法などが古臭くないのがいいですね。
神の岩を中盤まで登ると、マノロとスモークのイベントが発生です。
3Dモード
緊迫感のあるシーンですね。深い霧の中から姿を現す魔物には腰を抜かしてしまいます。
2Dモード
同じくマノロがスモークに襲われています。そこに急いでかけよろうとすると……。
もう一体スモークが現れます。3Dモードに比べると淡泊なシーンになっていますが、そこは想像力を働かせましょう!ドット絵時代はずっと想像力を働かせていたはずです!想像力を働かせれば、3Dモードの緊張感あふれるシーンが己の中に生まれるはずです!もしかしたらそれ以上かもしれません!好きなように想像できるのが2Dモードの利点ですね。
2Dモードの戦闘はこんな感じ。モンスターと自分たちの大きさの違いを実感できるのは3Dモードの利点ですよね。2Dモードの利点は、右上にいるマノロがじわじわ笑えてくる、でしょうか。めっちゃ見てる。
では スモークをさっさと倒して神の岩の頂上まで登りましょう。
3Dモードだとかなり深い霧に包まれた状況ですが、2Dモードだと雨が降っているようです。
今更ですが、凛々しい顔つきをしている主人公と、つぶらなお目目のエマのギャップにちょっとふふっとなりました。今どんな表情をしているのかなぁと考えを巡らすことができるのも2Dモードの良さですね。
そして!このまま穏便に終わるわけもなく!またしても二人に魔物の影が!
3Dモード
頭上からヘルコンドル!でかい!恐ろしい!
2Dモード
ちっちゃくてかわいい。好き。
などと言っていると、エマが崖に!!
3Dモード
大変!エマが片手一本で崖にしがみついています!集中戦も相まってドキドキさせてくるシーンですね。
2Dモード
こちらも大変な状況です!
こ、この既視感は……。これは……助けるときに勢い余って自分の方が落ちてしまって、幻の大地に行きつく流れでは……。
3Dモードの時はそんなこと思わなかったけど、まさか、ここ、過去作オマージュ……?
幻の大地には落ちることはなく、エマを助けようとする主人公。刹那、彼の手の甲が光る!!
3Dモード
すごい。冒頭から出し惜しみをしない迫力あるシーンです。ヘルコンドルを思い切り貫く稲妻。めちゃくちゃかっこいいです。これが勇者の力。エマは左手も主人公につかまった方がいいと思う。
2Dモード
2Dモードでも稲妻がヘルコンドルを貫く!3Dモードのように手がアップになったり空に勇者の紋章が現れたりなどはしませんが、それでも十分です!というか、なんかワクワクする!ドット、ワクワクする! 童心にかえってワクワクしてしまう!
落ちていくヘルコンドル、かわいい。
無事危機も脱したので、さくっとお祈りを済ませる二人。するとみるみる内に晴れていって、絶景を見ることができるんですよね。
3Dモード
エマが目を見張るほど驚いています。一体どんな景色なのでしょうか。
2Dモード
うーんわからん!
さすがに2Dモードでは限界があったようです。
3Dモード
こりゃすごい。
ということで、神の岩の試練が一通り終わりました。
景色の美しさやイベント時のリアルさにはどうしても3Dモードに負けてしまいますが、2Dモードのドットの表現も美しく、またリアルではない分自分で想像力を働かせることができるという最大のメリットがあります!
視覚情報で全部済ませた方が楽ではありますが、たまには想像力をフル活用して自分だけのドラクエ11のイベントシーンを構築していくのもいいかもしれませんね!
おまけ
教会のステンドグラスが地味に好きです。
(文・やなぎアキ)
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