10月某日。DQウォークのご当地クエストを全然消化していないことに気づいた我々は、満を持してやってきました。そう、高尾山に!!
今回は高尾山レポートということで、高尾山の自然と、得られた教訓について紹介していこうと思います!
これから高尾山に登ろうと思っている方は是非参考にしてください。
準備は簡単!
高尾山に登ろうと決めてからは、まず日程決めです。今年はなんといっても天気が大荒れな日が多く、せっかく日取りを決めても天気が悪い!なんてことにもなりかねませんでした。
現に第一候補日はけっこうな雨になって中止にせざるを得ませんでしたね。悪天候の中、山を登るのはやめておきましょう。山に慣れていないのならなおさらです。
教訓1.山登りをする候補日はいくつか決めておきましょう!
そして登山当日。
高尾山は標高599m。そこまで高い山ではありませんが、山は山。都心よりも気温が低い可能性があります。暖かい恰好をしましょう。とは言っても、登れば体がぽかぽかと暖まり暑くなる可能性も。そうなったとき用に、脱ぎ着しやすい服装がいいです。
高尾山は登山道がいくつもあります。「ドラクエウォーク目的で山を登ってみよう!」という心持でしたら、初心者用の一号路一択!他の道は完全に山道のようですが、一号路はほとんど舗装されているので安心です。トイレもありますし、途中お店も並んでいるので観光気分で登れますよ。
一号路を歩く場合は、持ち物に特に気をつかう必要はありません。が、ドラクエウォーカーであれば絶対に忘れてはいけないものが!そう……。
モバイルバッテリー!!
山登り中は当然屋外なので、天気のいい日は画面をMAXで明るくしないと見えづらいです。思ったよりも電池を消費するので気をつけましょう。また、仮にも山ですので、何かあったときのための連絡手段として使うのがスマホです。電池には余裕を持ちましょう。
あとは飲み物も持って行くといいです。登山口に自販機などはありますが、割高感は否めませんので。また、高尾山には基本的にごみ箱はありません。持ち込んだごみはきちんと自分で持ち帰りましょう!
意気揚々と山登り!のはずが……?
高尾山は新宿駅からおよそ一時間という好立地!京王線に乗り、高尾山口駅で降ります。ここらで早速DQウォークを起動!AR機能を使ってじゃんじゃん写真を撮っていきます。
朝9時に駅に到着しましたが、周りを見ると本格的な登山ルックの方から、観光地にふらっと来たような恰好の方まで様々!間口の広さがよくわかります。
人の波に乗ればあっという間に登山口まで来ることができます。登山口ではどの道を登るかが選択できます。
ここで一号路を登ることになるのですが、その場合はさらに選択肢が!
一号路は中腹までリフト、もしくはケーブルカーで登ることができるのです!
麓から足で登ると山頂までおよそ100分ほどですが、リフト・ケーブルカーを利用すれば半分の時間を短縮できます。
料金は以下の通りです。
さて我々はというと、ケチなのでDQウォーカーとして道中の自然を楽しむため、麓から歩くことにしました。昔は体力にも自信がありましたしね!昔は。
意気揚々と出発です。
登山中まず感じたのが、空気が美味しいということですね!
都心から一時間でここまで自然豊かか……!!と驚きました。小川が流れている音に癒されながら、上を見上げて木々のざわめきに耳を傾けるのはなんとも心地よかったです。
お、あんなところにはぐれメタルが……。
そんな感じで癒されながら登り、会話を弾ませながら歩いていたのですが、ここで異変が……。
思ってたよりも、坂、きつい。
下調べとして様々な情報をネットで事前に集めていたのですが、よく見られた情報が、
- 一号路は普段山に登らない人でも十分登れる
- 観光地気分で登れる
- ベビーカーでもいける
- 革靴で登る人もいる
というものでした。
話が違う……。
絶対革靴で登ったらいかん。
どうやらどれもリフト・ケーブルカーを利用した場合の情報だったようです。麓から登るとなると、一号路でも十分山登りでした。舗装されているので楽ではありますが、慣れていない者としてはきつい……。そりゃみんなケーブルカー使うわ。
教訓2.DQウォークで歩くことに目覚めたレベルであれば、リフト・ケーブルカーを使いましょう。
慢心してはいけないです。かなり途中で休憩をはさみながら登りました。全力ダッシュしたのかな?と思うほどゼエゼエ言いましたし、足がパンパンになりました。10月でしたが比較的暖かい日だったので、汗もびっしょりかき、汗が冷えると寒い、というインドアにはなかなかな試練でしたね。
すいすい登る人もいましたが、やはり辛そうな人が他にもいました。
水を事前に買って持っていたのですが、水の冷たさに胸が痛くなるという悲しい状況にもなりました。大事な水分補給もろくにできない……。
教訓3.飲み物は常温の方がいいかもしれないです。
しかし辛い分景色は素晴らしいですね。自然豊かな写真をたくさん撮ることができるのは、麓から登ったものの特権かもしれません。
しかも運のいいことに、今回は道中でウリボーを見ました!一心不乱にどんぐりなどを食べるウリボー、可愛かったです。これだけで麓から辛い思いをして登ってきた甲斐がありましたね。道中野生動物を見かけても、もちろん触ったりしてはいけませんよ。
ちなみに、山の中なのであまり電波がよくなかったりします。頻繁に通信に失敗しますが、せっかくの登山なのであまり気を張らずに楽しみましょう。
中腹に到着!!
途中休みながらも、大体50分ほどで中腹に到着しました。坂を上っているときに、リフト降り場が見えた時は、何とも言えない多幸感がありましたね!
するとなんということでしょう、先ほどまで急こう配な坂道が続いていたのが、急に平坦な道が続くんですよ!それまでは立ち止まらないと体力を回復させることができませんでしたが、平坦な道だと前に進んでいるにも関わらず休憩しているぞ!と思いました。
そうして前に進んでいながらも休憩できるという、高尾山ハイになっているときに、素晴らしい光景が目に飛び込んできました。
東京を眼下に一望できるではないですか!!
およそ50分苦しみながら登ってきた身としては、この景色は感動以外のなにものでもありませんでした。
教訓4.麓から頑張って登ると中腹の達成感がすごいです。
ここからは圧倒的に登るのが楽になります。坂も緩やかなものが多くなり、さらに飲食店などがちらほらとあります。完全に観光地です。革靴でも多分いけます。
途中には薬王院というお寺があります。天狗信仰のお寺であり、パワースポットとして有名みたいです。
院内をぐるっと回るような形でさらに山頂を目指します。
山頂!山グルメ!
そしてとうとう!とうとう山頂に!とうちゃーく!!
11時頃に山頂についたので、ちょうど2時間くらいでしょうか。
早速ご当地クエストを受注しましょう!そのために来たのですから!
これで目的達成です。ちなみに山頂にはメガモンスターもいました。山頂に降り立つトロル……。
目的達成!ですが、そのまま山を下りてしまうのは勿体ないです。せっかくなのでもっと楽しんでいきましょう。
山頂は子供から大人まで、多くの人でにぎわっていました。ちょうどお昼時だったので、昼食をとっている方が多かったです。
持参のお弁当を食べる人もいましたし、アウトドア用品でお湯をわかしてカップラーメンを食べる人、マシュマロを焼いている人などもいましたね。
我々はというと、高尾山に来たからには!とろろそばでしょう!ということでお店を選ぶ事に。どうせなら店内ではなく外で景色を見ながら食べたいなぁということで、外で食べている人がいた大見晴亭さんでお蕎麦を注文することに。他のお店ももしかしたら店外で食べられるかもしれません。
ちなみに店内ではなく外で食べるということは持ち帰り、なので消費税は10%ではなく8%でした。嬉しい!
こちらは冷たいとろろそば。
こちらは温かいとろろそば。
麺が太めで、これはどうなのかな?と思いましたが、めちゃくちゃ美味しかったです。
それなりのクオリティのものなんじゃないかな?と思いましたが、ちゃんとお蕎麦屋さんの味です。頑張って登ってきた達成感、景色もよく風が気持ちいい、だから蕎麦も美味しく感じるのか?でもこれは蕎麦そのものがそもそも美味しいぞ?とにっこにこでした。
アウトドアが趣味の人が生き生きとしている理由がなんだかわかった気がします。
教訓5.山頂では美味しいものを食べると最高の気分になります!
次回来るときも両方食べたいくらい美味しかったです。他のお店も試したいんですけどねぇ。
ち・な・み・に。
現在(2019年秋時点)、なんと高尾山山頂付近に堀井雄二さんのDQウォークの自宅が設置されています!もちろん探してきました!そしてもちろん見つけてきました!
どこにあったかや、内装がどうなっていたかは皆さんご自身の目で確かめていただきたいので紹介できませんが、見つけた時の感激はひとしおです。ぜひ探してみて下さい!
さて、山頂を十分楽しんだ後は山を下ります。下りの途中、権現茶屋さんでおだんごをいただきました。
こちらは金ごまだんご。
そしてこちらは黒ごまだんごです。
外側はパリッとしていて中はもちもち!ファーストインパクトのカリっと具合に「なんという食感!」と目を見開きました。あまじょっぱいタレが非常にマッチしていておいしかったです!一本でかなり満足感があり、軽食としてちょうどよさそうでした。
お店ではお茶のサービスもあり、今回はいちょうの温かいお茶でした。季節によって違うかもしれません。
山を下ったあとは、温泉!
グルメも堪能したので、山をすたこら下りていきます。当然リフト・ケーブルカーは使いませんでした。結構な坂道なので、足元には注意をしましょう。特に雨のあとは道が滑りやすくなりそうなので、靴にも注意してください。
ちょうどお昼ということもあり、これから登る人もたくさんいました。明らかに朝登ったときよりも人が多かったです。山頂は14時~15時くらいが混むのでしょうか?山頂のお蕎麦屋さんなどは15時閉店なので、早めに登ることをお勧めします。
この坂を今朝自分たちは登ってきたのか、と思うと自然と誇らしい気持ちになりましたね。登るときはひたすら登ることしか考えられなかったのですが、改めて道を辿ってみると思っていたよりもかなり歩いていたようです。次回来るときはもう少し楽々にこの道を登りたいなぁと思う帰り道でした。
山を下って時刻は13時過ぎ。普段の休日であれば、下手すればそろそろ行動を起こそうか、という時間ですが既に充実感が半端ないです。
このまま駅に向かいますが、もちろん帰るわけではありません。
なんと!高尾山口駅徒歩数十秒のところに、温泉があるのです!!
京王高尾山温泉!!
非常に立派な佇まいで、登山客が続々と中に入っていきます。
我々も意気揚々と中に入り、入場料とタオルセット料を払いすたこらとお風呂へ!
13時半頃でしたが、まだそこまで混んではいませんでした。
お風呂の種類が非常に豊富で、特に露天風呂が充実していました。お湯につかると、体の疲れがじんわ~りとやわらぐような心持がしました。油断すると寝てしまいそうです。
お風呂では今回の登山について語り合う人もいて、今日一日の振り返りをするにはもってこいです。
教訓6.高尾山に行ったら温泉も入るべきです!
くさった死体も温泉に入ったことでこんなに元気になったようです。勢いよく出てきました。
お風呂から上がって少しゆっくりしたあと、そろそろ帰るかーということで帰り支度です。この時点で15時。ちょうど温泉も続々とお客さんが来て混み始めていました。
15時といえばまだまだこれからな時間ですが、山では早め早めの時間で動くのがよさそうです。
教訓7.混雑を避けるためにも朝早くから行動するのが吉です。
ということでおよそ6時間。しっかりと高尾山を満喫して帰路につきました。案の定帰りの電車では寝ましたし、夜はめちゃくちゃな早寝をしました。
ちなみに高尾山で計測したDQウォークの歩数はおよそ10000歩でした。しかし途中全然通信しなかったりGPSが見つからなかったりしたので全く信用していません。
高尾山に登るときは!
以上がDQフリの高尾山レポートです。最後に文中の教訓をもう一度!
- 山登りをする候補日はいくつか決めておきましょう!
- DQウォークで歩くことに目覚めたレベルであれば、リフト・ケーブルカーを使いましょう。
- 飲み物は常温の方がいいかもしれないです。
- 麓から頑張って登ると中腹の達成感がすごいです。
- 山頂では美味しいものを食べると最高の気分になります!
- 高尾山に行ったら温泉も入るべきです!
- 混雑を避けるためにも朝早くから行動するのが吉です。
我々が特に伝えたいのは②と⑦です。体力には自信ない、人が沢山いるところに行くのは嫌、という人も楽しめると思います!
クエストを受けに行くのが目的のはずが、すっかり高尾山の様々な魅力も満喫することができた一日でした!
(文・DQフリ編集部)
登山中に撮った写真は他にも!Twitterで公開しています。「#高尾山でDQW」で検索!
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