前回までのあらすじ
悪事に加担するカンダタに出会い、光の教団という団体がいることを知ったモガマルたち。
どうやらサンチョはその名前に聞き覚えがあるようだが、ここでなんとガイアスも聞いたことがあると言い出したではないか。
前回
第十二話 邪悪な何かは光の教団だぞ!
ガイアスのジジイが何やら光の教団ってやつについて思い出したみたいだな!
本の中に引きこもっているだけかと思ったが、ちゃんとやることはやっていたか!たまにはジジイも役に立つ!
古文書?古い文献ってことだよな?じゃあ古くから、その光の教団ってやつはいたってことか?
昔からよからぬことをしていたが、それが蘇った……ってことなのか?
どうなんだ?どうなんだよジジイ!
いやすごいのはわかったから!早く教えてくれよ!
ほら、モガマルも怒っている~。
ジジイが早く教えてくれないから~。
で、その古文書には光の教団についてなんて書いてあったんだ?
ほう、皆には弱い者の味方、でも実はその弱いものを守る気なんてさらさらない悪徳集団ってわけか……。
光の教団なんていう、いかにも「救います」って名前なのが怪しいと思ったんだよ。
なるほどな……別にこのブルリア星もあった組織ってわけじゃないのか。
とんでもないやつらがいたもんだ。人間の味方のふりをして、その実魔物を使って世界を手中におさめようとしていたんだろうな。どの星にも、そういう醜悪な輩はいるもんだ。
そうだな、こんなやばい集団にさらわれたってことはその子供たちが本当に危ないぞ。
ただ、なんで子供ばかりをさらっているんだろうな?意図がわからないぞ。
ふむふむ、サンチョがいた星に光の教団ってやつらがいて、それが何らかの拍子にこのブルリア星にやってきちまったんだな!
オレの星で好き勝手するとは許せねぇぜ!早くなんとかしないとな!
とりあえず、どうしたらいいんだ!?
そうだそうだ、カンダタが言っていたな。
ジャミだ!このいかにも悪そうな名前の、ジャミってやつを探すぞ!
と、あちこちめぐっていたら禍々しい塔を見つけたぞ。
いかにも怪しいなぁ~?
ど、どうしたサンチョ!ぼっちゃんか!?ぼっちゃんがいたか!?
な、なんだって!?
サンチョや教団だけじゃなくて、塔そのものも別の星からブルリア星にやってきたということなのか!?
あまりにも奇妙すぎる……。一体この世界に何が起きているんだ……。
とりあえず、この塔はどうやら、ビンゴみたいだな……。
なんだかいつになくシリアスな話になってきたぜ……。
このシリアス展開に、サンチョの顔はものすごくおとぼけすぎるが……。
あと、最近モンスターを手懐けることをしていないな……定期的にこういうことを思い出していかないと、忘れちまうぞ……。
次回予告
塔をのぼるとそこには、噂のジャミがいた!
一体光の教団の目的はなんなのか!
ブルリア星の平和を守るため、モガマルは戦う!
次回、「ジャミ登場だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁に愛想をつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
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