DS版ドラクエ5の一番のリメイク要素といえば、花嫁候補の追加!
ドラクエ5の花嫁候補論争と言えば、仁義なき戦い!終わりなき争い!100年戦争!
そんな闘いの渦に飛び込んだそのキャラの名は~~~
デボラ!!
…………。
ちょっとちょっと待ってくれ。実はこんなお手紙が届いているんだ。
”DS版ドラクエ5で花嫁候補が追加されると聞いて、全力で待機していたのに新しいキャラを登場させるとは何事ですか。絶対に私が選ばれると思っていたので、納得いきません。 シスターM”
これは間違いなく彼女だね。マリアだ!
どうやらマリアは、花嫁候補に選ばれなかったことが釈然としないようだ。マリアがお手紙の最後に、自分が花嫁候補になってもいいはずな理由を4点書いてくれていた。今回はそれを紹介していこう。
青年期初の女性仲間キャラなんですよ!
これは確かにそうだ!主人公があどけない少年から立派な青年に成長したとき、はじめて旅を共にする女性はマリアなんだな。男性としてはすでにヘンリーが仲間になっているけど。
これは大きなアドバンテージだ。今までは父親に従って旅をしてきて、奴隷に身を落としたときには教団の言いなりになるしかなく……。
そしてようやく自由を手に入れて、でもその自由になんとなく戸惑ってしまうなか、そばにいた女性というのはなかなか印象に残るものだ。
でもそれって主人公に限らず、ヘンリーもなんだよね。だからヘンリーの求婚を受け入れるのは自然の流れでは?わざわざ主人公の花嫁候補に名乗りをあげなくても。
苦楽を共にしたのに……。
奴隷時代のことかな?なるほど、奴隷として苦しいことを共にし、決死の覚悟で逃げ出して自由を手に入れるという喜びも共有しましたよ、ということか。
大きな思い出を共有するというのは確かに大事だなぁ。こういった経験を共にすることによって、結婚前に粗方お互いのことを知っているわけだから、ギャップも生まれにくいわけだ。
でもさっきも言ったけど、それってヘンリーにも言えることだよね?ヘンリーでいいじゃん。
実は主人公のことが好きだったんです。
おおっと!衝撃の告白!そうだったのかぁ。これはたしかに、ヘンリーでいいじゃん、にはならないね。
でもそれって本当に?あれじゃないの?ヘンリーに
「まぁマリアはお前に惚れてたかもしれないけどなぁ~~、ガハハハハ」
って言われたからじゃない?そう言われて、(あ、そうかも)ってなっただけじゃない?(なんかよく見たらこの人かっこいいし、好きかも)みたいな。
周りからはやし立てられているうちに意識しちゃうやつ。だからきっと花嫁候補にならなくても大丈夫よ、あーた。
遥か上空から海面に叩きつけられても平気なフィジカルなんですけど。
こここここれはたしかに!!
教団から逃げ出すためとはいえ、雲をも突き破るセントベレス山の頂上から、タルという貧弱装甲のみで投げ出され、それでも無事でいられた、もはや世界最強のシスターマリア!むしろタルがすごい。
こんなにも強靭な肉体を持っている彼女は、他の花嫁候補よりも明らかに強い!ラリアットで敵をなぎ倒す姿が容易に想像できる。
でもそんなすごい体を持っているのに、神の塔では全然戦わなかったじゃないか。サボりか?サボりなのか?
そんなサボりな姿勢があっては、主人公は絶対にマリアを選ばないと思うぞ。白馬に乗って迎えに来てくれたヘンリーに感謝すべきだ。
あー、今思ったんだけど、タル一つで海面に叩きつけられても生きていられるフィジカル両親を持つコリンズって、ものすごく強いのかもしれないな。
さて、花嫁候補に選ばれてもいい理由を紹介してきたが、同時にそれは無理なんじゃ?という理由も紹介したぞ。納得できたかい、マリア。これに懲りて、もう変なお手紙をよこすんじゃないぞ!
(文・やなぎアキ)
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