前回までのあらすじ
光の教団の教祖イブール。
彼はなんと人々をさらってイケニエにしていた!さらにはモガマルたちの力までもささげようとしている!
その目的は魔界の扉を開くことだった!
前回
第四十八話 本当の黒幕がいるぞ!
くそぉイブールめ!
人の命を何だと思っていやがる!
絶対にお前のことは倒してやるぞ!モガマルが!
ふぅ、余裕だったな。イブールなんて大したことないぜ。
お前みたいなやつはなぁ!正義の味方にやられるのが世の常なんだよ!
お?なんだ?み、みるどらーす……?初めて聞く名前だな?様をつけるってことは、お前よりもえらいやつなのか?でもお前教祖なんだろ?光の教団で一番えらいのはお前だよな?
な、だ、大魔王だって!?お前、大魔王って言ったか!?
大魔王といえば、ゾーマとか、そういうやつのことだよな。まだイブールの他にも悪いやつが、いや黒幕がいるのか!?
光?何だお前どうした急にそんなに輝いて。待て待て待て、お前にはまだ聞きたいことがあるんだが?大魔王って一体なんのことだ?
イケニエをささげることで開く魔界の扉ってなんなんだ?その先に大魔王がいるのか?聞いてるか?おーい。
だめだ、こいつ聞いてないな。うーん、倒すのは早計だったか?ギリギリまで生かしておいて、もっと情報を聞き込むべきだったかもしれないな。
でもしょうがないよな。モガマルの圧倒的強さの前では、敵は死ぬしかないんだ……。
うわーーーーーーーー!!びっくりした!だ、断末魔か!?こ、こっわ~。
うわーーーーーーーー!!またびっくりした!
断末魔か!?あ、違う、モガマルか。びっくりさせるなよ~。自分が倒したやつの断末魔を聞いてビビるだなんて、まったくモガマルは親しみやすいなぁ。さすがだぜ。
いやぁデボラさまにそんな風に言われる何て光栄だなぁ。
ありがとうございます!
じじいに褒められても何も思わないな。
そうだな。光の教団のトップであるイブールさえいなくなれば、もう悪いことはできないはずだ……。
そうなんだよなぁ~。まさかの気になることが出来ちゃったんだよなぁ~。あいつが最後に余計なことを言うもんだから。いや余計なことではないか。あいつが言わなければオレたちはさらなる脅威に気づかなかったかもしれないんだ。
そうだ!大魔王がいるんだ!くそ~。どおりでイブールは弱かったわけだ。
ほんと、さすがデボラさま!イブールがこと切れようとしているときも、ちゃんと言っていたことを聞き逃さない!意外としっかりしているデボラさま!……て、おい待てじじい!
そうだよな!聞き逃さなかったぞおい!ここぞとばかりに愛の告白をしやがって!多分デボラさまは聞いてなかったけどな!はん!
次回予告
無事イブールを倒したモガマルたち。
しかしイブールの最後の言葉により、さらなる強敵がいることを知る!
このまま放っておいてはいけない!
次回、「ミルドラースを倒しに行くぞ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
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