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【キャラクター】超個人的キャラクター辞典 マルチェロ

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第百三回目はマルチェロ!

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください

 

見た目

額がM字。

後退しているのかわざわざ後ろになでつけたいのか、それは本人に聞かないとわからない。子供のころからあの髪型なので、加齢によるものではなさそう。

鳥山作品に出てくる悪人面である。したまつげが結構ある。

ククールとは異母兄弟だが、似ているような、似ていないような、非常に絶妙なラインを取ってくる。しいて言うなら目元が似ているか。それ以外は似ていない。

聖堂騎士団の服をびしっと来ており、まぁかっこいいといえばかっこいい。

リメイク版の追加エピソードでは、黒い服を着ている。さすがにあんなことがあったあとで騎士団の制服を着続けるわけにもいかないか。

この項に書くことなのかわからないが、聖地ゴルドで戦う際に、剣と杖をそれぞれの手に持っていて、もっぱら剣で攻撃してくるので「杖置けば?」とどうしても思ってしまう。

 

人物

マイエラ修道院の聖堂騎士団の団長。のちに同修道院の院長になり、最終的には法皇まで上り詰める。

非常に冷徹な人物で、自身の出世のためならばどんな手を使うこともいとわない執念深い男。

父親はドニの領主、母親はその領主に仕えるメイド(リメイク版だとかつての恋人)で、ククールの異母兄にあたる。正妻の息子であるククールが生まれたことにより母親共々捨てられてしまったため、ククールに憎悪の念を抱いている。複雑な思いを抱えたククールに比べると、それこそ純度100%の憎悪といったところ。しかし終盤、それでもあきらめないククールによって、数%ほど考えを改めたようだ。

オディロ院長亡き後、ククールを体よく追い出し、その後は欲と金にまみれた出世街道まっしぐらだった。その欲はすさまじく、ラプソーンが封じられた杖を手にしても自我を保っていたほど。

ドラクエには闇堕ちキャラやら、魔王につけこまれて魔物化しちゃったキャラなどわりといるが、最初から堕ちてるし、魔王につけこまれるとかじゃなくただただ人間として主人公たちの前に立ちはだかった稀有な存在である。

悲しい過去を加味しても、割と擁護できないほど悪行を重ねているのだが、なんだかんだククールとセットで人気の高いキャラ。

 

 

ストーリー

ドニの領主の息子として生まれるも、正妻の子供が生まれると用済みとばかりに捨てられたマルチェロ。

母亡きあと、マイエラ修道院に身を寄せ、ここを家とし、ここにいる人たちを家族としようと前を向いて暮らし始めた。しかしそこに、あの忌まわしい男の血を引く、忌まわしい少年がやってくる。居場所を取られまいと、憎しみをあらわに接するマルチェロ。

しかし一瞬だけ、だが確かに、彼と弟の間に温かな時間が流れた。そんなことはもうマルチェロはとうに忘れてしまっただろう。

今彼は、神に仕える身でありながら、神をも恐れぬ所業に手を染めていく。その欲にまみれ血にまみれた手をつかんでくれるのは、かつて彼自身が温かく迎えようとしていたあの手であることを、彼はまだ知らない。世界で一番憎いのに、この絆だけは手元から離れてくれない。

 

 

性能

ボスとして戦う際には、かなり多彩に技を使う。

メラゾーマ、かまいたち、いてつくはどう、ベホイミ、さらにはグランドクロスまではなってくる。魔法を使うときのモーションがかっこいい。

そんだけ強かったら院長が襲撃された時も何とか応戦できたはずなので、世界中を回りながら鍛錬も怠らなかったのだろう。そういう真面目さもある男だ。

グランドクロスはなかなか脅威に思えるが、頻度はそう多くないため、ここまで冒険を進めてきていれば問題なく勝てるだろう。

が、リメイク版ではかなり強化されているらしい。あんまり覚えていないな……。

リメイク版で共闘をする際も、グランドクロスやメラゾーマが使える。ラプソーンの杖のおかげで強かった疑惑は払しょくされた。しかも聖地ゴルドでの傷が完全に言え切ってはいなかったようなので、万全の体制であれば相当強かったことだろう。こっちがダメージを食うとベホイミを使ってくれるのがけっこう好き。マルチェロ、お前……。

 

その他の活躍

いたストに参戦済み。お察しの通り強い。ドラクエキャラの中で最もあのゲームに向いてそうだものな。

 

余談だが、元々は彼は仲間キャラだったそうだが、見た目が悪人すぎるとのことで没に。代わりにククールが生まれ、結果今のキャラになったらしい。ゲームでもリアルでも複雑な兄弟関係である。

 

総評

簡単に言ってしまえば、主人公たちの邪魔をする敵側のキャラなのだが、それで片づけてしまうにはあまりにも奥が深いキャラ。

ドラクエ8は、世界を救う物語でありながら、二人の数奇な運命に振り回された兄弟の物語でもあると思う。

聖地ゴルド崩壊のイベントは、ドラクエの中でも指折りに好きだ。

 

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