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【ダイの大冒険】ダイ大第六十九話感想!これが愛の戦士!って、ヒムは!?

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先日、オッドタクシーというアニメを見ました。

話題になっていただけあって、確かに面白かったです。リアルタイム視聴してみたかったですね。アマプラで配信中です(謎の宣伝)。

 

各話感想

アニメ『ダイの大冒険』各話感想 1話~50話 - DQフリ ドラクエファンサイト

 

ではいよいよ始まったハドラー親衛騎団との戦い、「愛の超激突」いってみましょう!

 

アルビナス本気モード

残り少ない命をダイとの戦いに使いたいというハドラー。その願いをかなえるため、親衛騎団の3人は残りの使徒を相手にすることに。しかし、アルビナスは大事な主君を死なせたくないと思っているようです。

それを聞きマァムはお得意の説得を試みますが、しょせんは敵。ニードルサウザンドの餌食になってしまいます。マァム、ここは戦場よ!

 

アルビナスは使徒を全員倒すことで、バーンにハドラーを助けてもらうようお願いをしようという算段でした。そんなこと絶対ハドラーは望んでいないし、にっくきバーンに助けられるとか屈辱でしかないと思うんですけど……。アルビナスも馬鹿ではないのでその辺はわかっているのでしょうが、たとえ自分が恨まれたとしてもハドラーを助けたいのでしょう。

アルビナスはさらに追いニードルサウザンドをします。サウザンドじゃなくなっちゃうよぉ!!マァムはなんとか避けますが、ここでアルビナスは本気を出します。

チェス最強の駒クイーンのその真価!クイーンはあまり動かないのが定石だが、それは秘めたる強力すぎる力を抑えるため!

 

思い切り動きやすい姿に変形したアルビナス。このシーン、めっちゃ変身バンクでした。力を抑えるために両手両足を封印て……武威じゃん!幽遊白書の武威じゃん!!アルビナスもバトルオーラ出してくれよ!

バトルオーラは出ませんが、さきほどとは比べものにならないほどのスピードにマァムはあっという間に地に伏せられます。そこにすかさずサウザンドボール!ちなみにこれとニードルサウザンド、ベギラゴンの派生技らしいです。ベギラゴンといえばハドラーの得意呪文。アルビナスに受け継がれていたわけですね。

 

サウザンドボールを受けボロボロのマァム。

それでもマァムはアルビナスの説得を試みます。いやいやいや、こんだけやられてまだ話が通じると思っているのすごくありません?これが、慈愛の戦士……。これで救われた人もそりゃいますけど、命の取り合いしてるんでさぁ!!目を覚ませマァム!

マァムが、アルビナスがそこまでハドラーのことを想うのは忠誠心からだけではない、ハドラーのことを……とまで言うと、愛しているとでもいうのか?とアルビナスは一笑に付します。マァム、自分が誰を好きなのかとか誰に好かれているのかとかにめちゃくちゃ鈍感なのに、人に愛を説いちゃうのかい?それともこれは、最近のそういう思い思われ振り振られがあったからこその、愛の説得なのかい?

アルビナスは、自分は駒であり人を愛する資格はない、といら立ちを隠せません。アルビナス、駒だって、人を愛しても、いいんだよ……。資格はない、と怒っているあたり、自分のハドラーへの想いの名前をうまくつけられていないんだろうなと思います。それ、愛って呼んでいいんだよ。なるほど、ちょっとマァムが説得したい気持ちがわかってきたかもしれません。

しかし、もう話が通じないとマァムも察したようです。どうしたらいいか思い悩んでいると、アバン先生の言葉が蘇ります。

 

愛や優しさだけでは、必ずしも人を守れないときもあるのです。

正義なき力が無力であると同時に、力なき正義もまた、無力なのですよ。

 

そうです。マァムはここでやられるわけにはいきません。守りたいものがあるはずです。守りたい愛があるはずです。

 

戦うんだ、マァム!!

 

 

愛のために戦え

アルビナスのニードルボールを、ロンからもらった魔甲拳で防ぐマァム。

そしてすかさず唱える!鎧化(アムド)!!

 

え!?アムドできるの!?

 

お、お、お、

 

 

おそろいじゃ~~~~ん!!

ヒュンケルとおそろいじゃ~~~~ん!!!

やだもう~~~~~!!!

 

 

ここも変身バンクでした。最高です。

アムドしたマァム、半身を魔甲拳でできた鎧で覆い、髪型も変わって、あとちょっとおみ足が、はい、そうですね、はい。

鎧は完璧な魔法防御を誇るそうです。すごい(小並感)。

そしてとうとうアルビナスと全力で戦う決意を固めたマァム。

いいぞマァム!頑張れマァム!その髪型かわいいぞマァム!

 

アルビナスの攻撃を鎧で受け止め、メタルフィストでアルビナスのオリハルコンの体に確実にダメージを通します!しかぁし!最強の駒クイーンはそう簡単には砕けない!圧倒的スピードでマァムを圧倒的に圧倒するアルビナス!

だめだ、勝てねぇ!せっかくマァムが戦う気になったのに!

 

マァムは、アルビナスを確実に仕留めるために、もう一つの奥義を使うことにします。その名も、武神流猛虎破砕拳!そのあまりの威力に、使い手にもダメージを与えかねないという禁断の奥義!

立ち上がるマァム。

だがアルビナスだって黙って見てるだけではない!無数の攻撃を浴びせるアルビナス!マァム!お尻が!お尻が!ここ絶対スタッフ狙ってるだろ!おい!大丈夫か!?土曜の朝だぞ!?レーティングどうなってるんだよ!コンプライアンスなんてくそくらえか!?おい!だめだもう集中できない!

 

えー……あまりにも強力な攻撃になすすべのないマァムですが、思考を放棄したりはしません。アルビナスがなぜ今までこの攻撃を使わなかったのか、何か理由があるのではないかと考えます。クイーンのその機動力が命取りになるときもあるのではないか?と。

そしてマァムは地面にあおむけに寝ます。そこをアルビナスが真正面からとどめを刺しに行く!

そうだ!アルビナスは真正面から攻撃するしかない!そこが、好機!!

 

マァムは自身の鎧を砕き、そのいくつもの欠片をアルビナスに浴びせます!正面から突っ込んでいったアルビナスはそれをもろに受けてしまう!アルビナスの驚異的なスピードを、むしろ逆手に取った!

でもアルビナスだって、ハドラーのために負けるわけにはいかない!

 

激昂したアルビナスが再び正面から向かっていく!

が!そこだマァム!

 

猛虎破砕拳だぁあああああああああああああ!!!!

 

 

あああああああああああああああああ!!アルビナスぅぅうううううううううう!!!!!

 

マァム、ここで「勝った!」って言うんですけど、これ同じセリフを前にポップも言ってましたよね。親衛騎団にメドローアをくらわせたときです。あのときは勝っていなかったですけど、今回はブロックがいないので本当に勝ったに違いありません。

 

 

誰かを愛するということ

胸に大穴をあけ倒れたアルビナス。彼女も負けを認めます。

もうじきアルビナスは爆発してしまいます。

ハドラーのために戦ったアルビナス。しかし、その想いを持っても、マァムの愛の力には勝てなかったのです。ハドラーを一瞬でも一秒でも生かしたかったアルビナス。自分の命に代えても……。あぁ、そうですよね。私もアルビナスみたいにハドラーの手によって生まれ、武人ハドラーのそばに仕えていたら、彼女のようにハドラーに一秒でも長く生きていてほしいって思いますよ。アルビナス、そういう気持ちに、性別とか駒とか、関係ないんだぜ……。

 

マァムは走り去っていきます。

アルビナスの爆発を背に、彼女が抱いた愛に思いを馳せながら……。

 

 

一方そのころ、ヒュンケルVSヒムはというと、ヒムの敗北で終わります。

 

 

 

ええ!?!?!?!?!?!?!?!?!

 

 

 

ま、まじですか?いや、因縁の対決、ライバルとの決着、あまりにもあっけなさすぎでは!?オープニングの方が戦ってるじゃん……オープニングの方が戦ってるじゃん!!!

コア、しっかり貫かれてますし、これはまじですかね。ボラホーン以来の衝撃です。そういえばボラホーンを倒したのもヒュンケルでしたね。ヒュンケル、視聴者にもっと戦いを見せていけ~。サービスしていけ~。エイミさんが泣くぞ~。

 

というわけでさっさとヒュンケルとマァムは合流します。急いでダイの元へ向かおうとする二人。

しかし、ここでポップとシグマの戦いが気になってしまうマァム。魔法を跳ね返すシグマを相手に、メドローアを使えばポップの身は……。

ヒュンケルは、自分やダイが同じ立場なら悩んだりはしないはず、と彼女に言います。

あ!これは!三角関係に動きありか!?ハドラーを愛し、ハドラーのために戦うアルビナスの姿を見て、マァム、何を感じた!ポップの告白が、どう心に響いた!

 

マァムは、二人は強いから任せてもなんとかしてくれる、ポップは強いけどそばにいてあげないと危なっかしいと反論します。このとき、マァムは気づきます。自分のその気持ちのせいで、ポップは強くなろうと必死になっていたことを。彼女はそれを「私のせい」と考えます。でも私は、「マァムのおかげ」だと思うのです。マァムのために強くなりたいというポップの気持ちは、決して後ろ向きなものではないのですから。大事な人を守りたいというマァムの強さと、同じなのですから。

彼女の愛に救われたヒュンケルは、愛には二つあると言います。「他人に与える愛」と「自分のための愛」。マァムの愛は、他人に与える愛でした。自分に向けられた愛にこれほどまでに鈍感なのは、彼女の愛は常に外に向いていたからでしょう。だから、アルビナスの気持ちに気づくことが出来たのです。

ヒュンケルは、戦いが終わればマァムも誰かを愛するようになるだろうと言います。それが、自分のための愛です。

ヒュンケルは父への愛によって悪に走りました。バランもまた愛のために人間を憎みました。それほどまでに、愛は人を狂わせ、そしてまた、人は愛に命をかけることができるのです。メルルの命がけの告白、そしてアルビナスのハドラーを生かしたいという思いを目の当たりにしたマァムにも、それは理解することができました。

ヒュンケルは、ポップの元へ行くよう、マァムの背中を押します。マァムは走っていきました。ポップに伝えたい、でも言葉にできない、そんな思いを抱えながら。

アルビナスの愛を思いながら走った彼女は、ようやく自分の愛のために走れるようになったのです。

 

決意を固めたマァムの背に、ヒュンケルは彼女の未来を祈ります。

自分では決して与えることができない、彼女の幸せを。

 

 

 

 

ポ、ポップルート確定!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

わ、私、本当にダイ大初見すぎて、まじでマァムがどっちとくっつくか、むしろどちらともくっつかないか、全然わからなかったんですけど、まじですか!?め、メルル……。

いえ、私はポップ派だったのでいいのですが、ここで決着がつくとは思わず。

 

あ、決着と言えば、ヒム……。ヒムよ……。

さぁて、来週はシグマさまの出番が多そうですね!ポップとマァムの恋路も気になりますが、それに負けないくらいシグマさまも活躍してください!

 

(文・やなぎアキ)

 

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