前回までのあらすじ
とうとうそれっぽいアジトを突き止めた!
そこはデボラにしか聞こえぬ悲しみの叫びであふれていた!
きっとここが!光の教団のアジトだ!
前回
第四十四話 とうとうアジトを突き止めたぞ!
デボラさまの闘志に火が付いたのか、さっさと先に行っちまったぜ!
でもあの自信満々な足取り、本当にここっぽいな!
おうおう、デボラさまがそれを聞いたらなんと言うんだろうなぁ!
というか、実際デボラさまはじじいのことどう思っているんだろうなぁ……。多分なんとも思っていないと思うんだよなぁ、ハッハッハ。
こんなこと言っているけどコイツ、ビアンカにもフローラにも惚れていたんだよなぁ。まるで自分が一途みたいに言っているけど、最終的に決めたのオレとモガマルだしな。
まぁいいか!
!?!?
た、たまにじじいもデボラさまもおかしな一人称でおかしな喋り方をするよな……。一体何だっていうんだ。
と、考えていても仕方ないな!よし!行くぜモガマル!
な、なんだって!あのモガマルが強そうとビビっているだと!?
ばか野郎モガマル!お前より強い魔物、じゃねぇや、強い生き物なんているわけがねぇんだ!臆するな!
どうせ大したやつじゃないさ!
すごい強そう。紫だもの。紫は強そうだよ。やばいな。いや、でもモガマルが負けるわけがない!
それにしても、この今まで使っていた地図が経典だって?経典ってこういうものなのか?これを使って光の教団の教えを広げているってこと?
じゃあこれでオレたちをおびき寄せていたっていうのは勘違いだったのか?
な、なんだ!?オレたちのことがもう知られているのか!?
というか、この経典を持っているだけでオレたちの正体がばれたのか!?経典って信者が皆持っているものじゃないのか!?それともこれはやっぱりオレたちをおびき寄せるために作られた特別な経典なのか!?まったくもって意味が分からんぞ!
おお、デボラさまの勢い!そうだな、経典がどうとか考えている場合じゃないな!
お前がボスだろ!みんなを返せ!ブルリア星から出ていけ!
何わろてんねん!!!!
こ、こいつが教祖ではないのか!
でもそれに仕えてるということは、やっぱりここが本拠地で間違いないみたいだな!
で、お前は神官なのか!お前のような神官がいるか!!
神官っていうのは、緑の長い帽子をかぶってザラキを連発しているようなやつのことを言うんだよ!
めいそうだ~?HP500回復とは、さては随分傷ついているな!?
え?そうじゃない?でもめいそうってそういうもんだろ!めいそうを完了させるまえに早く教祖の元へ向かうぞ!イブールなんてふざけた名前のやつ、ぎったんぎったんにしてやるんだ!
た、魂を!?!?
お前、そんなおぞましいことをしていたのか!魂を抜き取ってどうするつもりだ!ま、まさか食うのか!?そういえばお前、幽遊白書の剛鬼に似ているもんな。子供の魂は活きがいいから腹の中でぐるぐる回っているぜってか!?許せねぇ!
怒りの霊丸を喰らいやがれ!
む、胸板がすごい。
いや!ひるむな!いけモガマル!平和はすぐそこまで迫っている、はずだ!
次回予告
とうとうアジトを突き止めたモガマルたち!
教祖の片腕であるラマダを倒し、教祖まであと一歩だ!
次回、「教祖はもうすぐそこだ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
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