お盆ですね。
ひっさしぶりに温泉でのんびりしてきました。
時間帯がよかったのか誰もおらずに広々とした風呂を独占してやりました。
最高です。
各話感想
アニメ『ダイの大冒険』各話感想 1話~50話 - DQフリ ドラクエファンサイト
なんだか色々明かされたようなまだわからないような、そんな「影と死神」いってみましょう!
ミストバーンの正体
跳ね返されたメドローアによりポップと老師の姿が跡形もなく消えてしまいました!まさか死んではいないと思いますが、メドローアは極大消滅呪文。明らかに直撃したように見えるため、残されたヒュンケルたちの絶望と言ったらありません。
不死身のミストバーンを倒せるのはポップのメドローアだけ。そしてそのポップはもういない。とうとうみんなあきらめてしまいます。あきらめんなよ!と言いたいところですが、気持ちはわかります。
ミストバーンは、かつてキルバーンがポップのことを「チームのムードメーカーになりうる彼のことは真っ先に倒すべきだ」と言っていたことを思い出します。な、懐かしい……。ちょうどハドラーが超魔生物になったころの話ですね。そして今まさに、ムードメーカーである彼を失ってしまった面々は絶望に打ちひしがれています。ダイという勇者の存在はいつだって仲間に希望をもたらしてくれました。そしてポップは、いつだって仲間にやる気を起こさせてくれたのです。自分たちの力できっとなんとかなる!と。彼らにはもうそのやる気を起こさせる何かは、残されていないのでしょうか……。
ミストバーンがメドローアを弾き飛ばすことが出来たのは、フェニックスウイングという技のおかげでした。あらゆる呪文をはじき返す衝撃を生み出す禁断の技だそうです。ここで名解説者ヒュンケルは気づきます。大魔王バーンにはカイザーフェニックスという技があることを。そして一つの結論に至りました……。
ラーハルトは自身の命は諦めましたが、まだダイの勝利を信じています。自分たちがだめでも、きっとダイが勝利してくれると。
しかしミストバーンは言います。「ダイがいかにパワーアップを繰り返そうとも、"大魔王バーン"を殺すことなど絶対に不可能なのだ」と。
"大魔王バーン"?「様」はどうした、「様」は。
と一つ疑問に思っていると間髪入れずにヒュンケルが解説に入ります。ミストバーンと、そして大魔王バーンの秘密の。
ミストバーンこそが、本物の大魔王バーンである!!と!!
!?!?!?!?!?!
バ、バーンの分身とか、バーンの力と命を与えられたスペアとか、そういう次元じゃなく、ミストバーンそのものが大魔王バーンなんですか?!?!?!??ダ、ダイ大、予想の上を行きすぎでは!?いえね、スペアだどうだとかも別に外れまくっているわけではないんですけど、バーンのスペアと本物のバーンです、では規模が違いすぎるんですよ!ま、まじですか!?
つ、つまりヒュンケルはミストバーンの素顔を見たときから、バーンの気配を感じ取っていたと。それは、魔王軍にいた頃特にバーンに気に入られていたヒュンケルだからこそわかるということなんですね。いや、まぁこれに関しては正直薄々わかっていましたが。でもミストバーンが大魔王だとは思いませんですじゃん!
そして、ミストバーンが本当はおしゃべりなのに無口設定でいたのも、もし声を聞かれればバーンの知り合いとかが「あれ?この声バーンじゃね?」と気づくかもしれないから、だったのですね!いや、これもまぁ薄々思っていましたが。でもミストバーンが大魔王だとは思いませんですじゃん!
これに対し、ミストバーンはほぼ正解と言いつつ、全員にとどめを刺そうとします。
それを止めたのは、なんとキルバーン!!
なんと彼もまた、ミストバーンの正体を聞きたいとか抜かしおっております!
え?君、ミストバーンの正体知らないの?キルバーンとミストバーンって同じ生まれじゃないの?あ、そうか、ミストバーンは実は大魔王だから……え?じゃあバーンってなんなの?え……?
と混乱している私をよそに、アバン先生が死んでしまった事実を突きつけられもうマァムのメンタルはめちゃくちゃです。
が、今度はそんなマァムをよそに、ミストバーンがさきほどのキルバーンの言葉に引っかかっています。正体を聞きたい、という言葉の意味を。どうやらミストバーンはキルバーンにも正体を詮索することを禁じていたようです。数百年もそれを守ってきたというのに、今になって聞きたがるなんてどうしたお前、ってことですかね。そもそもミストバーンが以前ヒュンケルたちの前で自ら正体を明かそうとしていたときに、キルバーンはそれを止めていました。大魔王の許しがなければ本当の姿を見せてはいけないのでは?と。
↓この回ですね。
それほどまでにミストバーンの正体に対して徹底的に探ろうしていなかった彼が、なぜ今聞きたがるのか?
するとキルバーンはアバン先生を倒したあとで言ったあのセリフを言います。「大魔王に協力する義理はあっても義務はない」。そしてミストバーンの口から衝撃の事実が!
全魔王軍の中で、キルバーンだけが大魔王バーンと対等に近い立ち場にいる、と。
た、ただの部下ではないとは思っていましたけど、対等!?バランですらバーンの部下だったというのに!?
情報が!情報が多すぎます!
ミストとキルバーン
数百年も前、バーンとミストバーンの前にピロロと共に突如と現れたそれが、キルバーンでした。しかしそれも別に本名ではないようです。本名があるかは知りませんが。
まずここでびっくりですね。完全に外から来た人なんですね、キルバーンは。てっきりミストとキルは、バーンから別々の力を与えられた存在なのかと……。あと、ピロロは元からキルバーンの知り合いなんですね。
バーンはキルバーンの名を聞くと、彼がどこからの差し金なのかすぐに気づいたようです。だ、誰……?
そしてキルバーンは本来の主から、バーンの望みを実現するための協力者として派遣された使者だったのです!!
だから誰!?
裏ボス!?裏ボスなのか!?さらに強大な何か!?キルバーンの口ぶりからして、その主は明らかにバーンとは対等の存在のようですが。
あとキルバーンの肩の上でしっかりとお座りしているピロロ、かわいいけどお前も本当謎だからな!お前がOPで意味ありげに帽子脱いで角をちらつかせている姿、忘れてねぇからな!
キルバーンの申し出を聞きバーンは笑います。協力者とは言っているが、自身の計画が失敗すれば自分の暗殺者になるのだろう、と。キルバーンはバーンの計画の監視役であり、その名は「バーンを殺すもの」という意味であろう、と。
キ、キルバーンという名前って実はそうだったのか!!キルバーンは暗殺者、そしてその真のターゲットは、バーンだったんですね!?おい!ダイ大!面白いことをするじゃないか!で、お前の主一体誰なんです!?完全に裏ボスじゃないですか!?
自身の監視及び暗殺を考えているキルバーンをそのまま懐に置いたのはさすが大魔王といったところでしょうか。もちろんミストバーンも彼に感心します。
これが二人の出会い。
こうして奇妙な関係ながらも、なんだかんだで親友と言えるほどにはまぁまぁ仲良くやってきたわけですね……。
しかしここにきて、ミストバーンが実はバーンと知ってはキルバーンも黙ってはいられません。そもそも彼は大魔王バーンに協力するためにやってきたのです。それが、実は仕えていた人は大魔王バーンその人ではなかったと知っては心中穏やかではないのもなんとなくわかります。
数百年もバーンが大魔王であると信じ、その片腕であるミストバーンと奇妙な友情を築いてきたというのに、それが全てまやかしだったことになるのですから。本来の主の命に背いていることになります。
しかしミストバーンは、キルバーンが協力してきたことも、自分たちの仲も偽りではないと言い切ります。
????
友情が偽りではないのはいいとして、バーンに協力してきたことも偽りではない?やっぱりバーンはバーンで、本体がミストバーンってことかな?
それならば、とキルバーンはすべてを語るように言います。
「語ってくれないかい?ミストバーン」と。
ああーーーーーーーーーっと!これはミス!さすがに私もわかる!
なんでかって!?キルバーンは登場してからただの一度も、ミストバーンのことを「ミストバーン」なんて呼ばないんだよぉ!
そして私が気づいたということは、ミストバーンが気づかないわけがない!
実は!ミストバーンという名前はキルバーンが現れてから与えられた新しい幹部名!だからこそ、キルバーンは彼のことをミストバーンとは呼ばず、それよりも前の名前で呼んでいたのです。
そう、ミストと!
仲良しだから愛称で呼んでいたのかと思っていたけど違った~~~~!!でも結局ミストバーンはキルバーンのことをキルって呼んでいるし、多分魔王軍のみんなは「こいつら愛称で呼びあっていて本当仲が良いんだな~」って思っているに違いないです~。まぁ魔王軍も今やもうほぼ全滅状態ですけど~。
つまり、こいつはキルバーンではない!攻撃を受け、現れた正体は!
先生~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!
先生いいいいいいいいいいいいいい!!!!
モシャアアアアアアアアアアアアアアアアス!!!
生きていたんだねぇぇええええええええ!!先生いいいいいいいいい!!
死んではいないと思っていましたけど、でもそれならキルバーンはどこへぇえええ!!
なんと先生、キルバーンの「バーンに協力する義理はあれど義務はない」のセリフを聞いており、それゆれにミストバーンに探りを入れていたようです。
って、あのセリフを先生も聞いていたんですか?どうやって?
そして先生の口から語られる衝撃の事実!
なんと!死んだのはキルバーンの方だ!
ええええええええええ?!?!?!?!?!?
死神の最期
決闘の空間から抜け出したキルバーン。しかしそのすぐあとで先生の声が!
彼は抜け出す際に切り落とした先生の腕の異変に気付きます!実は、その腕は手袋と砂だけでした!
そして空間を切り裂き現れたのは、もちろんアバン先生!
腕を切られたかのように見せかけ、手袋に仕込んだ特殊な砂をたどって呪文で脱出してきたのです!さすが勇者アバン!知恵を働かせたら彼の右に出るものはいない!万が一のためにいくらでも魔法道具を仕込んでくるぜ!
しかし!そもそも先生はジャッジのメガンテをもろに受けていたはず!一体なぜ生きているのか!?
これに関しては先生もわからないようです。一体どんな奇跡が先生の身に起こったというのでしょう……。
でもそんなことは知りません!まだアバンは戦える!
キルバーンを追い詰める!死神キルバーンもさすがに恐怖する!すでに罠を出し尽くしたキルバーンに残されたものは……。
おーっとここでキルバーン選手、自分の腕を切り落としたーー!馬鹿なのかーーーー!でもそうか、どうせピロロの時の砂で戻せるからいいのかーー!
切り落とした腕を上空に放り投げ、怪しげな球体を作り出すキルバーン。彼の血液は魔界のマグマと同じ成分でできており、球体は灼熱に包まれます。そんなものを喰らっては、たとえ竜の騎士であるダイであってもただでは済まないでしょう!そしてアバン先生は竜の騎士ではない!あくまでもただの人間!
それならば!と先生はアバンストラッシュの構えを取る!だとしても無傷では済むまい!だが!それを恐れていて何が勇者か!先生!そんな卑劣な男やっちゃってください!こいつのせいで、どれだけの戦いが汚されてきたか!私はこいつを許さない!
キルバーンが火球を放つ!飲み込まれる先生!
しかし、勇者アバンはやられない!燃え盛る炎の中から現れた勇者のアバンストラッシュを喰らえ!!
もろにストラッシュを喰らったキルバーンは、なぜこの業火を喰らって無事でいるのかと意味が分かりません。
そのとき、巻き上がる煙がある姿を形づくります。
それは勇者アバンの生涯の強敵であり、ある種の友情を育んだあの男の姿!
そうだ!ハドラーだ!
先生の元で息絶えた超魔生物ハドラーの灰が先生の体に残り、ジャッジのメガンテの衝撃もキルバーンの業火も防いでくれたのです。
卑劣な手を使いハドラーの真剣勝負を邪魔したキルバーン。その戦いを汚さぬよう助けてくれた先生のフェザー。そして今度は、ハドラーが残した灰が先生の危機を救ってくれたのでした。かつては命の奪い合いまでした二人の間で、最後の最後で芽生えたあの友情は、互いの命を救う形で今ここに成ったのです。
まだ先生の戦いは続きます。それを後押しするかのように、ハドラーの影は先生に笑いかけ消えていきました。まだ、勇者アバンはそちら側に行くわけにはいかないのですから。友の激励を受け取ったかのように、先生もまた笑い返すのでした。
もう、エンディングでいいですが!まだ続きます!
さぁ、地に伏したキルバーン。さらに自分の体が発火します。先生にまとわりついていた業火が彼に引火したのです。
炎にまかれるキルバーンを助けようとピロロが駆け寄ります。しかしちっぽけなひとつめピエロではどうすることもできず、涙を流しながら先生に助けてくれるよう懇願します。
せ、先生!ダメだ!そんなやつの声に耳を傾けては!
でも!それを放っておける先生ではないのもわかっている!くそぉ!案の定フェザーの力を使い助け出してしまう先生!
だがなぁ!助けてくれたからって、そこで戦いをやめる死神じゃねぇんだぜ!フリーザだって、助けてもらってなお悟空を攻撃したんだからなぁ!バカヤローーーー!!
あんだけ泣いていたピロロもすぐ悪い顔になります。そして、使い切ったはずのファントムレイザーを補充するピロロ。お前そんなこともできるのか。
こうしてまたしても見えない刃を周囲に仕込むキルバーン。
だが!勇者アバンが何も用意していないわけがない!
彼は既に、死神に罠を仕掛けていた!散々卑劣な罠で相手を陥れていたキルバーンを、逆に罠にはめてやろうと!そういう魂胆です!
しかしそれをハッタリと一笑に付すキルバーン!先生の忠告も聞かずに一歩足を踏み出そうとした、その時!
とんだ!首が!キルバーンの!
そう!先生はあの異空間で自身に刺さっていたファントムレイザーを、逆に仕込んでやったのです!キルバーンすらも把握していなかった刃、それに引っかかってしまった!
腕を切られても胴を切られても死ななかったキルバーンですが、さすがに首を切られては死んでしまう!キメラアントは死なないのに!ピロロがいくら時の砂を振りかけてももう後の祭り。
キルバーン、死す!
残されたのはピロロだけでした。ピロロ、まだ気になる感じありますけどね~。キルバーンの主も気になりますし、本当にこれで退場なんでしょうか?
こちとら幾度となく死んだと思っていた人が蘇っていますからね。疑心暗鬼にもなります。
さぁ、ミストとキルの正体がなんかわかったような、でもわかりきっていないような、そんなもやもやが残った今回。どうやらダイたちの元でも何か異変が起きているようですし、どうなっちゃうんでしょう。
そして次回予告、全然知らないキャラがいたように見えるのですが、この期に及んでまだキャラが増えるんですか?
予測不能すぎて早く先を知りたい気持ちと、永遠に終わらないで欲しい気持ちのせめぎ合いがすごいです。
(文・やなぎアキ)
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