『ダイの大冒険』随一のクセ者キャラ、キルバーン。余裕ぶってるのも今のうち、たまにはコイツで遊んでみようと思う。
「星ドラ」でキルバーンが登場するシーンがこちら。そもそも主人公の名前をスラッピにしてしまっていた時点で多少辱められている感はあるが……
ひとつの台詞のあいだにやたら動くものだから、何度も何度もスラッピがどちら様か聞いている上に無視され続けている、可哀想なキャラに見えてきてしまう。
「死神」にキルバーンってルビふってくれてて安心。
手前にいるのはドラクエ10のプクリポとドワーフ。スラッピは前線に出ていないから見つからないのも頷ける。見つからないのに無理矢理自己紹介を始めるキルバーン。有名な台詞も飛び出たことだし、いよいよ見せ場だ。
どんなポーズでキメてくれるのかな？
イェイッ！
キルバーン登場。
そして戦闘。
からの勝利。
ちなみに倒してからの動きはこんな感じ。
無言立ち去り。
自己紹介してた時の勢いは全くない。
倒れたりしてくれないのは寂しい。
こっちも「やってやったぜ」感が出てこないからぁ。
さて、このキルバーンで遊んでみよう。
名前をヴェルザーに変えて……と。
よし、キルバーン、こい！
早速、雇用主の顔をド忘れ。
これはよくないですねぇ。
そもそも「あの方… ヴェルザー様の」って表現も、若干ヴェルザーの名前を忘れている感がにじみ出ている。
でもセリフの途中で違和感に気が付いたみたいだ。「使者で 特」って。
ここからはキルバーンの心情を描写していこう。
（……んっ！？）
（あれ……？）
（ヴェルザー様に失礼なことを言ってしまった！？）
（やっちまった〜！ 気まずいから一旦、退却しちゃおうっかな〜）
（……………………いや、帰るのもまずくない？）
（よいしょ、と）
（ええい、ままよ！）
（最後までやりきるしかない……！）
（こういう状況での一番の武器は、笑顔！！！）
（そして、度胸！！！）
（登場までやりきった！！！）
（あとはヴェルザー様の出方次第……！）
（……無言だ！？）
（光った！？！？）
（めっちゃ眩しい……）
（笑顔を保つのも辛いのだが）
（ヴェルザー様、怒ってるのかな？）
（勢いと迫力のある登場シーンだなぁ。闇からひょっこりと出てくるのはちょっと地味かもしれないな）
（背景も豪華だもの〜〜〜）
（ヴェルザー様すげ〜〜〜）
（かっこいいけど長いな……）
（この姿勢って崩してもいいのかな……）
（「ドラゴンクエスト」を理解した上での、素晴らしいフォルムです、ええ、ええ……）
（歌舞伎っぽい動きですね！）
（この動き見たことあるな）
（内側から光るのすごくないですか！？！？）
（わかった、敗北モーションまで見せてくれているんだ！！！）
（そっと立ち去るだけではダメなんだよ、と！）
（ボクのやられたシーンが地味すぎたからだ、きっと……！）
（アバン先生VSハドラー戦見て泣いていたらしいからなぁ……リスペクトだろうか……）
（大和田常務レベルの動き）
（最後はド派手に爆発してくださいや……！）
（爆発せんのかい！！！）
やあ、みんな！
これからもダイの大冒険を楽しんでくれよ！
キルバーンとの約束だ！！！
（文・鎖骨戦士ヤマネ）
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