前回までのあらすじ
どうやら地図を使ってまんまとおびき出されていたっぽいモガマルたち！
しかし今更止まれねぇ！
地図に従ってどんどん進み、新たな場所にやってきたところ、デボラが何かを感じ取った！
前回
第四十三話 悲しみの叫びが聞こえるぞ！
怪しげないかにもアジトっぽいところにやってきたな！
きっとここが今度こそアジトに違いない！そうに違いない！
どうしたデボラ！あれか！？
いつもみたいに邪悪な気配か何かか！？
でもそうだよな、こんな怪しげなところだ。邪悪なやつがどれだけいたっておかしくないぜ……。
えっ？あ、気配とかじゃなくて？
えーと、うーんと、聞こえる～～～～……かな？あれ、おかしいな。オレ耳が遠くなっちゃったかな？
な、なにが聞こえるんですか？
な、なんだって……！デボラさまはそんなものまで感じ取ったり聞こえたりするのか……。
ぜ、全然聞こえない。けどデボラさまが言うならきっとそうなんだな。
すごいぞデボラさま！きっとビアンカやフローラも同じように感じ取ったりできるんだろうけど、この3人っていうのは一体何者なんだろうな……。
きれいなだけじゃなくて、不思議な力を持っていたり戦う力も持っていたり。じじいが惹かれるのも無理はないな！
まぁ邪悪な気配については何回も外れちゃったりしていたけど。
そうだな……。魂の叫びだもんな……。
くそぉ光の教団め、絶対に許さねぇ！オレたちが来たからには、もうこのブルリア星で好き勝手させるわけにはいかないぜ！
お！モガマル！あっちに怪しいやつがいるぞ！そいつが教祖じゃないか！？
いかにも強そうなやつが現れたぞ！こいつか！？
こいつなんじゃないか！？
よしモガマル！叩きのめしてやれ！
…………あれぇ～？倒してはみたものの、これはもしかしていつもの……。
くそーーー！！
こいつも教祖じゃなかった！一体どういうことなんだ！仰々しい感じで現れやがって！いつも紛らわしいんだよモンスターどもはよぉ！
う～ん。なんとなくここな気がしたんだけどなぁ。地図的にもしっくりくる位置にあるし。デボラさまもいつになく何かを感じ取っているし。
でも現に教祖はいないしな。しょうがない、じゃあまた地図を頼りに行くか。
え！？で、デボラさま！そうなんですか！？
こ、ここでいいんですか！？
って、あ、ちょ、待ってください！一人で行かないで！
あのいつにもまして自信満々な足取り！きっと本当にここなのかもしれない！
よし、行くぞモガマル！
今度こそ教祖のやろうを見つけ出してやるんだ！
次回予告
デボラが突き進んだ先。
そこには今まで以上の邪悪な気配が立ち込めていた。
そしてそこで出会った魔物は、いつもと何か様子が違う！
次回、「とうとうアジトを突き止めたぞ！」！
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ！
（文・やなぎアキ）
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