前回までのあらすじ
別の星からやってきたサンチョに、邪悪な何かについて聞いたモガマル。
それを知るにはもっと情報が必要だということでさっそく町に行くことにした一行。
前回
第十話 教団?子供がさらわれている?きな臭いぞ!
邪悪な何かについてサンチョは何かを思い出せそうだったんだが、もっと情報がいるみたいだな!
情報収集はまずは足で稼ぐんだ!
久々に町に降り立つか!
結局人から情報収集するのが一番だよな!
なぁなぁおばさん、最近何か事件が起きたりしていないか!?
なんだって!?町の子供たちが行方不明なのか!?
それは一大事じゃないか。町にとって重大な損失だぞ!それなのにこのおばさんはなんてにこやかにそのことを話すんだ!こわ~、このおばさんこわ~。
え!?しかもあちこちの町で!?
いやいやいやいや、おばさんあんた落ち着きすぎでしょう!子どもが消えてるんですよ!?このまま子供たちが戻ってこなかったら、少子高齢化どころのはなしではないじゃないですか!無子高齢化ですよ!
そうそう、このモガマルの反応が正しい。
大事件だぞ。なんだろうな、空飛ぶ靴かなんかで塔まで飛んで行っちゃったんじゃないか。なんかそういう話を聞いたことがあるぞ?
うん?靴じゃなくて、教団?
しかし噂レベルか……。世界を揺るがす大事件だというのに噂の域を出ないとは……警察は何をやっているんだ!
これは変わった出来事とかどころの話じゃないぞ。邪悪な何かとか関係なく解決しなきゃいけない事件だと思うがなぁ!
お?どうしたサンチョ。わざとらしいリアクションをして。アラァラァラァてそんな、SOUL'd OUTみたいなことを言いだすな。言ってないか。
ほう?何か思い出してきたとな?も、もしかしてサンチョがその教団の関係者か何かだったりするのか!?
いや、そんなはずがないか……どう考えてもサンチョはいいやつだもんな。目小さいし。
え!?そうなのか!?
めちゃくちゃ不確かすぎる情報だがありがたい!あまりにも不確かすぎるが!
なんでその人がその教団の仲間ってわかったのかもわからないし、そもそも教団時代がナントカっていう不確かなものだし、それを見たのが誰なのかもわからないし、それをさらに人づてに聞いているんだろう?もうめちゃくちゃすぎる。どう考えても信じられる情報ではない。
とはいえ、他に何も情報はないもんな。モガマルの言う通り、言ってみるしかないか。
よーし洞窟についたぞー!
ん?あいつか?
ん?待ってくれ、こいつ、見たことあるぞ?
そうだ!カンダタだ!オレたちの旅のいく先々で現れるカンダタだ!
こいつが諸悪の根源か!?
次回予告
あやしい教団の情報をつかんだモガマルたちが突き止めたのは、なんとカンダタだった!
カンダタは何をしているのか、そして教団とは一体?
次回、「カンダタが教団の関係者!?」!
モガいてばかりじゃ、花嫁に愛想つかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
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