別の星からやってきたサンチョをなんとか探し出し、合流することが出来たモガマルたち。
さっそく、ブルリア星に迫っているという邪悪ななにかについて聞くことにしよう。
前回
第九話 邪悪な何かってなんだろうな?
なんとか追いつくことが出来たな!
サンチョは見た目の割に足が速いなぁ。
もとの星に帰られたらさすがのオレたちでも追いかけることができなかったもんな。
なるほど。たしかに、星から星の移動なんてそう簡単にできるものでもないし、そもそもサンチョがどうやってここに来たのかもわからないもんな。特に当てもないのに勝手に1人行動するなよサンチョ~。
おいおいおい、ガイアスのじじい。たしかにいつもより控えめな登場ではあるが、本からいきなり人が出てきたら驚くだろうが。ちゃんと事前に申し立てしろっていつも言っているだろう?
あとお前、サンチョって呼び捨てにしていたのに、本人の前だと「サンチョどの」って言うんだな。
ほら!驚かれてる!
いや、別に普通のことではないぞ!?勘違いするなサンチョ!な、じじいもそういってくれよ!
いや、サンチョの質問を無視すんな。
そしてストレートにそういうこと言うな。サンチョが悪いみたいじゃないかこれじゃ。じじいには人の心がないのか、本だから。
あ、あんまり落ち込んでいないようでよかった。
そう邪悪な何か。何か知らないか?
お、心当たりがあるみたいだな!
邪悪な何かっていうあまりにも抽象的な相談に対して、一生懸命考えてくれてありがたいぜ!オレだったら、邪悪な何かじゃわからねーよ!って怒っちまうところだ。
あ、はい。やっぱり抽象的すぎたか。っていってもガイアスがそう言っているだけだし、オレたちにはよくわからないんだよなぁ。邪悪な何か、邪悪な何かなぁ?
ははぁ、なるほど。これまでに起こっていない何か事件があれば、その邪悪ななにかが原因だってことだな!
サンチョ、見た目の割に賢いな!
なんだぁ?別にジジイに言われなくても、情報を集めようとしていたぞ、オレたちは!ほらほら、さっさと本の中に戻んな!
そして次出てくるときは、「今から出ていきますよ」ってお伺いを立ててからにするんだな!たのむぜ!
おう!邪悪な何かについての情報集めと、サンチョがどうやったら帰れるかの情報集め、両方していこうぜ!
次回予告
街中で情報を集めることにしたモガマルたち。
すると何やら事件が起きている様子。その裏側には怪しげな組織が?
そして、意外な人物との再会が!
次回、「教団?子供がさらわれている?きな臭いぞ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされちゃうぜ!
(文・やなぎアキ)
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