前回までのあらすじ
虹のしずくを手に入れるためには太陽の石が必要だ。
その太陽の石は、なんとラダトームにあるという。
モガマルたちは早速ローラ姫に太陽の石について聞いてみることにした。
前回
第六十四話 ローラ姫、太陽の石はどこだ?
太陽の石がラダトームにあるってことは、ローラ姫に聞けば何かわかるかもしれないな!
早速ペンダントからローラ姫を呼びだそう!
おお、すぐ出てきた!本当に便利なアイテムだなぁこれは。これがもっと多くの人に普及すれば連絡がもっと簡単にとれるようになるな!いずれはこのアイテムに液晶を付けてもっと色々な情報を見れるようにしたり、連絡だけじゃなくてゲームとかもできるようになったらいいだろうなぁ。
どうだろうなぁ。いくらローラ姫がラダトームのお姫様だからって、ラダトームのことをなんでも知っているわけじゃないかもしれないしな。自分ちに何があるかなんて把握してないだろうな。でもまぁ、姫がわからなくても王様に聞けばいいもんな、どうせ姫のすぐ近くにいるだろうから、あとでペンダントを変わってもらおう。
え!知ってるのか!
意外だ!これは話が早いや!いやでも、ラダトームに太陽の石があるということは知っているけど、実際どこにあるかはわからないとか、そういうやつじゃないだろうな?
あり得るなぁ。「太陽の石は代々ラダトームの王が大切に保管していると聞いていますが、実際のところ太陽の石がどこにあるかは私はわかりません」とか言いそうだもんな。そうなったらやっぱり王様にペンダントを変わってもらおう。
詳細も知り尽くしている!!!
太陽の石の場所どころか、所持している人が勇者のことを待っていることまで知っている!なんだ?知り合いなのか?「自分、太陽の石持ってるんですけど、ずっと勇者のこと待ってるんすよね~」みたいな会話をしたことがあるということか?
いやほんとにそう。モガマルの言う通り!太陽の石がラダトームにあると聞いた時も、わざわざメルキドくんだりまで来た意味!と思ったが……姫が知っていただなんて。正直助け出したときにペンダントなんかよりも太陽の石の場所を教えてくれた方がよっぽど嬉しかったぞ。そしたらこんなに時間を使うこともなかったのに。
ほらほら、ガイアスのじじいも怒ったれ!
だめだ、甘々だ。ローラ姫と会話できれば満足なんだ、このじじいは。全く。そうやってすぐモガマルのしもべたちに命令する。あくまでも主人はモガマルなんだから勝手な口出しはしないでもらいたいものだ。
まぁいい!太陽の石を手に入れるためにラダトームに急いで戻るぞ!
次回予告
太陽の石を手に入れるためにラダトームに戻ってきたモガマルたち。
その地下には、姫の言っていた通り、勇者を待つ老人が静かにたたずんでいた!
次回、「ラダトームの地下にやってきたぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
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