前回までのあらすじ
太陽の石を探して新たな町を目指したモガマルは、ゴーレムを倒しメルキドにたどり着いた。
さぁ、太陽の石の情報を探そう!
前回
第六十三話 太陽の石は意外なところにあるぞ!
メルキドになんとかたどり着いたはいいけど……ここからどうしようか?
太陽の石がここにあるといいんだけどなぁ。
お、なんだこのじいさんは。急に現れたな。すごい気さくそうな感じがするが……でも人の話を盗み聞きしてさらには話に割り込んでくるなんて、どんなメンタリティをしているんだ。
でもモガマルはそんなことを気にしないぃ!
ド直球でどこにあるかを聞いてのけるのがモガマルだ。初対面でずかずかと話に割り込んでくるじいさん相手であれば、こちらもずかずかと質問をするぜ。
さぁほら、太陽の石はどこにあるんだい?
ラダトーム!?!?!?!ラダトームって、ラダトーム!?!?
モガマルもびっくりだ!
まさか最初にたどりついたあのラダトームに探し求めていたものがあったとは……。幸せの青いスライムはすぐ近くにいるのよ、的な展開じゃないか。
まさか何度も行っているラダトームに太陽の石があったとはな。わざわざメルキドくんだりまで来たのに……いいけど。
うわ!!またガイアスのじじいが出てきたぞ!本当に出番多いな、今回は!むしろなんで前の勇者の旅では全然出てこなかったんだ。毎回やる気を出せ、やる気を。
で、なに?ローラ姫に聞くって?
なるほどね、お姫様ともなれば、城にある大事なもののことは知っているかもしれないもんな。じじいにしては冴えているじゃないか。
するどい!さすがモガマル!じじい冴えてると思ったが、なるほどそれが目的か!この間あれだけわめいていたもんな、まだローラ姫と仲良くなることを諦めていなかったのか……。
悪びれもしないじじい。まぁここでおとなしくローラ姫をペンダントから呼んでおけば、今後じじいがうるさくすることもないだろう。
太陽の石の情報もほしいし、なにより早く平和を取り戻したいしな!ローラ姫を呼ぶか!
おお、いつになくモガマルがやる気だ。前にペンダントからローラ姫が出てきたときはわりとそっけなかったのに。なんだかんだモガマルもローラ姫が好きなんだなぁ。それとも、なんとなくの雰囲気で盛り上がっているだけだろうか……。
次回予告
ローラ姫からもらったペンダントを使い、ローラ姫を呼び出したモガマル。
本当に太陽の石はラダトームにあるのか?
それはローラ姫が知っている!
次回、「ローラ姫、太陽の石はどこだ?」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
次回
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