前回までのあらすじ
ローラ姫とりゅうおうの情報を手に入れるためにリムルダールに来たモガマルたちは、あるカギを見つける。
町の人によると、それは魔法のカギというようだが、一体どこを開けれらるのだろう?
前回
第五十二話 沼地の洞窟に行くぞ!
地面に落ちていたカギを拾ったら知らないおじさんから「魔法のカギじゃないか!」といきなり話しかけられてしまった。
急だ。
圧が強くてなんだか怖いぞ。
ああ、そうだ。おじさんの圧の強さよりも、その魔法のカギっていうのが一体何なのかの方が問題だな。
さすがモガマル。サクサクと話を進めようとするあたり、旅慣れているなぁ。冒険王を目指しているだけあるぜ。
なになに、沼地の洞窟の扉?そこを開けることができるのか!
でもなんでこのおじさんはそんなことを知っているのだろう。カギの場所を教えてくれたロッコといい、タイミングよく現れたこのおじさんといい不思議な町だ。
そうか!これはアトラクション管理者のルビス様のはからいだな!サクサクモードにしてくれているに違いない!さすがルビス様、どおりでこんなにトントン拍子で進むわけだよ。
と、無駄にオレが色々考えている間にモガマルはもうウキウキモードだ。
しもべたちに行くかどうかなんて聞く必要ないぜ!こいつらどうせ、ハイかYESしか回答を持ち合わせていないからな!
でも一応聞いてあげるモガマルやさしい!
突然の自己紹介。
冒険王の血を引く勇者はモガマル、お前だろっ!自分でわざわざ言わなくたって、オレたちちゃんとさすがだって思ってるぜっ!
オレもしもべの三人もモガマルのことを誇りに思っているぜっ!
おう!
冒険王兼勇者であるモガマルの歩みは誰にも止められないぜ!ぱーっと沼地の洞窟に行ってこようぜ!
──
よぉし、さっそく沼地の洞窟に来たぞぉ。
ここに一体何があるのか……ん?あそこになにかいるな?
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ドラゴン!急!急ドラゴン!
なんでこんなところにドラゴンがいるんだ!一体この洞窟には何が!リムルダールが仕組んだ罠か!?
驚いていてもしょうがない、よしモガマル!ドラゴンなんかひとひねりで倒しちゃいな!
次回予告
沼地の洞窟で待っていたのはなんとドラゴンだった!
しかしモガマルたちの敵ではない!
そしてドラゴンを倒した先に待っていたのは……?
次回、「やっぱりローラ姫は綺麗だったぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
次回
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