前回までのあらすじ
拾ったカギを使い洞窟探検に来たモガマル一行。
しかし洞窟には、ドラゴンがいた!
でもドラゴンなんてモガマルたちの敵じゃないぜ!
前回
第五十三話 やっぱりローラ姫は綺麗だったぞ!
急に現れたドラゴンには思わず度肝を抜いたけど、モガマルが光の速さで倒してくれたぞ。
オレにはもはや残像しか見えないかったね。さすがモガマル、伝説の勇者。ドラゴンにかける時間なんてコンマの世界だぜ。
お?奥から誰か出てきたぞ?
なんだ!すごくきれいな人だ!何者だ!怪しい奴め!お前も魔物の仲間か!そうだろ!こんな洞窟の奥に人間がいるはずがない!
わーーーーーー、あなたがローラ姫かーーーーー!!!高貴な身分ーーーーー!!
先ほど言ったことはすべて忘れてくださいいいい!一目見たときからお姫様だと思っていましたともさぁあ。
よし、モガマルのこのテンションで押し切ろう。それにしてもモガマル、お姫様のことを呼び捨てとは……さすが縛られない男モガマル……。
おお、ガイアスのじじい。なんだか今回のアトラクションは出番が多いな。前のアリアハンのときはほとんど出番なかったもんなぁ。
名前負けしておらぬ名前のとおりの美人って、どんな誉め言葉だ。特殊すぎるだろ。
ええ!?やっぱり竜王はローラ姫と結婚しようとしてたのか。魔物と人間って結婚できるのか?オレも頑張れば人間と結婚できるのか?まぁオレのタイプはリボンの似合うオレンジ色がまぶしい可愛いスライムだけどな。
恐ろしいですね……。でもああいう魔物って、実は奥さんには優しいみたいなところもあるんじゃない?寄り道せずまっすぐ帰ってきて、妻の手料理をうまいうまい言いながら後片付けはやってくれるようなそんな……ないか。
え?何?その連れてもらって当然みたいな態度。私をお城までどうか連れて行ってくださいお願いします、くらい言わないとだめじゃないか?
連れて帰ってくださいますね?じゃないよ。
いいえ。
な、な、な、なにおう!?人にものを頼むときの姫の態度のほうがひどいぞ!
ほら!もう一回やり直しだ!
何で反省しないんだ。これが高貴な身分ってやつなのか?絶対に己の姿勢を崩さないことこそが、国を統治するために必要なスキル?そのスキルはパネルのどこにあって何ポイントで解放できるんだ?
いいえ。
学習しろい!
そしてこのやりとりのなかずっと笑っているモガマル・ガイアス・オレ。もしかしてはためにはオレたちすごく嫌なヤツに映ってない????
次回予告
なぜか姫に対して強気に出始めたモガマル一行。
そんなことを続けていてもアトラクションのストーリーは進まないのでさっさと連れて帰った方がいいぞ!
じゃないとどんどん話数が増えちゃうぞ!
次回、「ローラ姫を連れて帰るぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
次回
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