ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!
筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!
第九十二回目はだいちのせいれい!
※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください
見た目
ほのおのせいれいは炎を模した姿をしていた。だいちのせいれいはというと、岩である。ゴツゴツしている、とても。あと頭の形がちょっと卑猥キノコっぽい。
ほのおのせいれいはまだ人間に近いような見た目をしているが、こちらはあまりにも岩。ファンタスティックフォーの一員だとしても驚かない。ムッシュムラムラ~。
身体のあちこちに宝石のようなものがちりばめられている。3DS版だとレンガを組み立てた身体のようにも見えて、若干ゴーレムっぽい。
シャーマンが大地にだいちのせいれいの絵を描く際には、顔のパーツに宝石が必要になる。正直それってだいぶ変な顔にならないか?と今でも思っている。鼻にあたる宝石もあるのだが、こいつ、鼻ある……?
大地の精霊像とはどう考えても似ても似つかないが、そちらは戦いのときの姿らしい。の割には、裏ボスとして戦うときもそのままの姿でしたけれども???
人物
砂漠のあらゆるものに宿るとされる、砂漠の民があがめる存在。また、ユバールでは大地の精霊のあざを持つものは一族の使命を背負うものとされる。物語の最初の方から関わってくるかなり大事な存在。
ほのおのせいれいはだいぶ好戦的な性格だったが、こちらはそうでもない。
自身を目覚めさせた時点で主人公たちの力量を認めてくれて、力を貸してくれる。この際に、砂漠の魔物たちを一掃するほどの力を見せてくれる。こんなにすごい力を持っていても砂漠の地は封印されたので、寝ていると神も精霊も本当に役に立たない。
シャーマンが絵を描くときに詠う詩では、でかくて硬くて強くて賢いということがこれでもかと説明されている。
彼がくれる大地のアミュレットは、守備力+20。さすが硬いだけある。さらに使うと、じわれの効果がある。よく考えたら怖いアミュレットだな。
ストーリー
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精霊が眠る大地は魔王の手によって闇に閉ざされた。
今こそ精霊の力が必要だ。
砂漠を訪れた彼らはシャーマンの下を訪れる。シャーマンによれば、精霊を目覚めさせるには砂漠に彼の姿を描く必要があるという。
しかし、シャーマンは最後の最後に顔を忘れてしまったという。
大地の精霊を目覚めさせるには、地底ピラミッドに行かなければ。
目はいかなる闇をも明るく照らし出す。
口はかたく閉ざされ、時の身がそれを開く。
耳はふたごをわけた心から生まれた。
鼻はこの世の誰よりも高く、誰よりも低きに。
性能
裏ボスとして他の3人の精霊と一緒に主人公たちに戦いを挑んでくる。
四人いっぺんに戦うことになるためか、一人一人はそこまで強くはない。
が、彼の場合はじわれを持っているので注意。じわれはザキ系の技なので即死もあり得る。なんでボスが即死技使ってくるんだよ!他にも岩石落としなんかも使ってくる。さすがだいちのせいれい。使う技もそれらしいものを揃えてくる。
ちなみにシャーマンの歌では「肌は岩のように硬く、剣も槍も通さない」とあるが、全然そんなことはない。それどころか、四精霊の中では最も低いらしい。なぜ……?正直今、笑い止まらない。めちゃくちゃ剣も槍も通すじゃん。アミュレットに守備力吸い取られたんか。
あと休み耐性もないらしい。聞いてた話とだいぶ違いますねぇ!
その他の活躍
漫画版では大地の精霊のあざが実際にどういうものか描かれている。
目のような形をしているが、これは公式ガイドブックに載っているユバールの剣の持ち手の部分の意匠から来ている様子。
漫画は完結せずに終わってしまったが、ちょうど砂漠地方に着いたところで終わっていたなぁとしみじみする。
総評
目覚めさせるのがなかなか大変なだいちのせいれい。
それだけにあのあたりのイベントはかなり印象深い。
他作品に比べてダンジョンの謎解き要素が多いドラクエ7だが、宝石をどうやって手に入れるか考えるのは楽しかった。
そういえば、耳の宝石もあるけど、こいつ耳あるか?
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