前回までのあらすじ
キャット・マンマーの息子が行方不明になっていたのは、実はキャット・リベリオの計画だった!
息子を葬りキャット・マンマーを葬り、自分が王になろうとしていたのだ!
前回
第十九話 キャット・リベリオを倒すぞ!
まさかキャット・リベリオが今回の事件の犯人だったとはなぁ!
別にオレたちは赤ん坊を返しに来ただけだけど、やつが全部べらべらと計画をしゃべってくれたおかげで全てわかったぜェ!すべてのミステリー作品がこうだったらつまらなくなっちゃうだろうなぁ!
いや別に素知らぬ顔して、また別の計画を立てればよくないか?今ここでお前がべらべらと計画の全容をしゃべったせいで失敗してない?今回はうまくいかなかったけど、次はもっとうまくやるニャ!みたいな切り替えできないの?なんでも急ぎすぎるといい結果を生まないぞ?
チカラ押し~?おいおいそりゃ悪手じゃろ、猫~。
人数見てみ?オレたちはヒューザも含めて6人、キャット・マンマーだって部下はお前だけじゃないだろうからもっといるだろうし。対してお前は1人。どう考えても劣勢以外のなにものでもないだろ。さすが赤ん坊を海に流して始末完了!にしちゃうだけあるな。
仮にオレたちをお前が倒すことができたとして、その間にキャット・マンマーが黙って見てるわけないだろ。ここはまず逃げの一択じゃないか?
まぁいいけどな。向かってきてくれる方が楽だし。
よし、行くぞモガマル、ヒューザ、あとその他のしもべたち!
ええ!?お、お前、それはずるいんじゃないか??赤ん坊を守るのはキャット・マンマーにまかせればよくないか?オレたちがこいつを倒せば、別に赤ん坊を守る役目は必要ないと思うのだが?楽しようとしてない?もとはと言えば、お前が不必要にキャット・リベリオをあおるから、こんな面倒なことになってるんだろ???
ほらまたいらない怒りを買う~~~~!!!
まぁいいけどな!こんなブタネコ一匹、モガマルが一人いれば楽勝だぜ!
ん?いや待てよ?こいつ、計画がばれたからチカラ押しだーって言っていたけど、さすがに一人ってことはないか……?そうだよな、明らかに多勢に無勢だ。
ということはやっぱり、こいつ以外にもキャット・マンマーに謀反を企てる不届き物がたくさんいるのでは!
きっとそうだ!今こいつは仲間を呼ぼうとしている!
くそっ!一体何匹だ!?モガマルは強いから大丈夫だとは思うが、基本はタイマンが多いからな。もし向こうの人数が、いや猫数が多いようならオレも本気を出さなきゃな……。
いや一匹か~~~~~い。
なんでチカラ押しで行けると思った~~~~。
はい。瞬殺。
むしろなんで勝てると思ったんだよ。
この計画はお前が一人で立てたってことだな?じゃあなおさら計画が失敗したとしても黙っておけばよかったものを……。
キャット・マンマーもこんなアホを側近に置いちゃって、人を見る目、いや、猫を見る目がないなぁ。
次回予告
キャット・リベリオを無事倒したモガマルたち。
これにて一件落着と思いきや、なにやら最後のわるあがきをしようとしてきて?
そういうえばキーエンブレムはいつもらえるんだ?
次回、「ブタネコ成敗だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ!
(文・やなぎアキ)
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