前回までのあらすじ
ウェディのヒューザと共に、キャット・マンマーの息子を返しに来たモガマルたち。
これにて一件落着かと思いきや、キャット・リベリオが何やら口をはさんできて?
こちとらキーエンブレムが欲しいだけなんだが?
前回
第十八話 リベリオの計画だぞ!
なんかキャット・リベリオが口出してきたぞぉ。
一体なんだっていうんだ。オレたちはさっさと用事を済ませてキーエンブレムを集めんきゃ行けないっていうのに。ブルリア星の危機なんだからお前の話なんて聞いてる場合じゃないんだよ!
なんてこともなにもあるか!迷子になっていた赤ん坊を返しに来たことを、なんてことをなんて言われる筋合いはないぞ!?
ほらほら、どいたどいた。オレたちは忙しいんだ。
計画?一体なんのことだ?そんな風に言われてもオレたちは何も知らないぞ。変な言いがかりはよしてくれたまえ。
そういうのはほら、キャット・マンマーと話し合ってくれよ。
あれ?キャット・マンマーも知らないことなのか?じゃあ一体なんだんだ計画って。そんな誰も知らない計画について、水の泡にするつもりか!って言われても、知らねぇよ!としかならねぇよ!ふざけるな!
で、その計画ってなんなんだ?乗り掛かった舟だ、聞いてやるよ。
なんだ、その反応。もしかしてろくでもない計画なのか?余計なことに巻き込まれてしまった気がするぞぉ?
……?バレちまった?いや、お前が急に「計画」とか言って来ただけだが?別にオレたちは何もしていないが?何言ってるんだこいつ。
バレちまったと言われても本当になんのことだかさっぱりだし。
全部バラしてくれるんだ。今のところ「計画」とやらがあったことしかみんな分かっていないと思うから、そのまましらばっくれてもよさそうなのに、全部教えてくれるんだ。親切な猫だな。そんなに別に気になっていなかったが、バラしてくれるなら聞いておこうか。計画ってなんなんだ?
いらんいらん。そのもったいぶり方いらん。てかお前、よく笑えるな。自分が口走ったせいで計画があることがバレて、別にそれだけなのに計画の全容まで自分で教えて呉れようとしちゃって、その状況下で笑えるってどういうメンタルなんだ。
え、こわ。急に亡き者とか言い出したぞ。赤ん坊だぞ。でもそこは海に流すだけなんだ……。直接手にかけるとかじゃないんだ。そりゃ赤ん坊を海に流したら生存は難しいかもしれないけど、それで亡き者にしたとか言ったらフリーザ様なら絶対怒るぞ。「海に流したんですから生きてないですよ、実際確認したわけじゃないですけど」ってことだろ。「どうして確認をしてこなかったんですか?」って言われるやつだぞ。水に濡れるのが嫌だったのか?猫だから?
いやガバガバ。気落ちしたアンタをほうむりゃて。大体それが本当に作戦ならさっさとキャット・マンマーを葬ればよかっただろ。のんきに構えているからオレたちが来ちゃったんだぞ。
わからないけど、多分お前より優秀で王の座にふさわしいやついっぱいいると思うから、お前じゃ無理だったと思うよ。
本当に全部教えてくれちゃったなぁ。
てことはあれか?これ、今からオレたちがキャット・リベリオを成敗する展開か?
次回予告
キャット・リベリオの計画がバレた!
全てを知ったモガマルたちをリベリオが許すわけがない!
赤ん坊を海に流すなんて不届き物、成敗してやろう!
次回、「キャット・リベリオを倒すぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ!
(文・やなぎアキ)
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