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【ダイの大冒険】ジャッジとかいう使い捨ての機械人形

年末が近いですね。

ぐっと寒さも厳しくなっております。体調にはお気を付けください。

私はというと、そういえばインフィニティストラッシュ、クリアしていないな……と思いながらモンスターズ3をのんびり遊んでいる日々です。

 

 

物語の終盤、バーンパレスで様々な戦いが繰り広げられる中で、アバン先生とキルバーンの戦いはある機械人形によって始まりました。

 

それがジャッジ。魔界の遺物です。遺物というからには、ものすごく昔からあって且つ今ではめずらしいものなのでしょう。

上半身のみで浮遊しており、大きな鎌を持ちます。デザインは漫画連載時に募集された読者のオリジナルモンスターから採用されたものです。センスあるデザイン!

ジャッジの持つ鎌は空間を切り裂き、異空間へ相手を引きずり込む力があります。その力を使い、完全決着をつけたい相手を連れ込むことで、決闘の場を整えることができるのです。

場を整えるだけではなく、決闘者のどちらかが力尽きるまで見守り続け、負けた方の首をはねるという裁きを与えます。

つまり、ジャッジは完全な決闘用マシンです。ちなみにお互いがダメージを与えるたびに、ダメージ量を告知してくれます。「キルバーンの先制攻撃!アバン65のダメージ!」

 

アバン先生は恐るべきマシンだと評しますが、まぁ決闘って相手が死ぬまで続けるイメージありますし(実際はそんなに死亡率高くないらしいですけど)、ましてや魔界なんて完全決着つけたい相手を生かしておく人なんていなさそうだし、至極真っ当なマシンじゃないですか?

きっと古来の魔界ではすごく流行ったんでしょうね。数多くの魔族たちが、このマシンを使って正々堂々決闘し、負けたものは首をはねられた。そんな決闘が日夜行われたのではないかと。

きっとキルバーンがコレクションとして所有していたジャッジも、古来より多くの決闘を見守り、裁きを下したことでしょう……。

 

え?

 

キルバーンのジャッジは決闘初心者!?

 

はい。

ジャッジは使い捨て機器です。1決闘につき1ジャッジが使い捨てされます。

どちらかが敗北し、ジャッジが敗者の首をはねた時点でジャッジはそのまま自爆します。そして勝ったものだけが現実世界に戻ります。

 

い、いる~~~~???

その機能いる~~~~~~?????

相手の首はねてるんだからよくない~~~~~????

自爆の必要性~~~~!!!

 

いえ、冷静に考えると必要性はあるんでしょうけども。世の中には首をはねても生きているやつというのはいるわけです。ハンターハンターのカイトも、頭を確実に潰せと言っていました。なんならダイ大の世界には頭を潰しても生きられる魔族くらいいるかもしれません。なので、首をはねるだけではダメなのでしょう。

 

いやじゃあ敗者の首をはねる、の機能部分を改修してあげて~~。何も自爆じゃなくてもいいじゃない~~。異空間に取り残すだけでも十分じゃないですか~?ああでもそれもリリルーラがあるから、異空間から脱出される恐れがあるんですね。でもでも、自爆じゃなくてもいいと思うんですけど!その立派な鎌で細切れにするとかあるじゃないですか!

あんな精巧なマシンを使い捨てにするなんて、信じられません。

だって決闘をすればするほどジャッジの数が減っていくじゃないですか。

決闘が魔界で流行れば、それだけジャッジが減る。それだけたくさんのジャッジを作らなければいけません。

 

これはもう、ジャッジ製造会社の策略じゃないですか?

使い捨てにすることで、決闘があればあるほど注文が殺到する仕組みにしているわけです。ジャッジが1体でいくらなのかは知りませんが、これはジャッジ(株)もウハウハですよ。多分簡易版ってことで、自爆しないジャッジも作ってほしい、という顧客からの要望もあったと思うんですけど、敗者を確実に死なせるには現在の技術だと自爆しかないですね~とか言ってたんですよ。あるって!きっと他にも方法あるって!繰り返し使えるジャッジ改の開発に踏み切れるって!

さすが魔界。恐ろしいのはマシンそのものではなくジャッジ・クリエイション(株)のCEOですね。

 

大体決闘マシンとか言ってますけど全然公平さないですからね。ひとたび決闘が始まればたしかに公平なんでしょうけど、始まる時に急に異空間から現れて問答無用で相手を引きずり込んで、オラオラ決闘するぞ!という状態を整えるそれのどこが正々堂々とした決闘なのでしょうか。決闘っていうのは双方の合意で日時と場所と武器を決めるんじゃないんですか!?ジョン・ウィック:コンセクエンスはそんな感じでしたよ?あんな空間に押し込められたら決闘せざるを得ない、それは全然正々堂々じゃないです。う〇こ中にジャッジが背後に現れたら最悪ですよ。そういう意味では、アバン先生の言った恐ろしいマシンというのも同意できます。私がこうやって記事を書いているときに、背後に急に現れて異空間に連れ去ることも可能というわけです。困りますよ。ユニクロの暖パンとフリースを着た状態じゃ決闘もかっこつかんでしょう。

 

そういえば、タイトルに機械人形と書きましたが、よく考えたらキルバーン自身も機械人形なんですよね。ということはあの空間に生き物はアバン先生しかいなかったんですね。たとえアバン先生があの空間で勝ったとしても、敵陣営は誰も死なないの、本当に姑息すぎます。

 

(文・やなぎアキ)

 

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