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【キャラクター】超個人的キャラクター辞典 アンディ

ドラクエのキャラクターについて、いくつかの観点から読み解いていく!

筆者の超個人的主観によるキャラクター辞典!

第三十二回目はアンディ!

 

※全て筆者の主観であり、筆者のプレイスタイルによるものであることをご了承ください。

 

見た目

SFC版公式ガイドブックに載っているイラストでは、長い金髪を後ろで緩く束ねており、優しいまなざしを持ちながらもなかなか目鼻立ちがはっきりとした美青年になっている。

が、これがリメイク版のイラストになるとガラッと変わっている。長い金髪という点は一緒だが、顔がよく言えば素朴、悪く言えばモブキャラ然としており、めちゃくちゃ頼りない見た目の青年になってしまった。頼りなげな青年が、好きな人のためなら大胆にも戦いに赴く、ということを印象付けるためのデザイン変更なのかもしれないが、あまりにも冴えない。よくスーザンと結婚できたな。

どちらのデザインにせよ、筋肉ゴリゴリの主人公に比べるとなまっちょろい見た目であり、そのあたりは普通の青年らしさを感じる。

SFC版及びDS版では吟遊詩人と同じグラフィックだが、PS2版だけ固有のグラフィックを与えられている。ところで吟遊詩人のグラフィックの通り詩人としての仕事でもしているのだろうか。

 

性格

心優しく穏やかな青年。争いを好まない性格でもあるが、長年の想い人であるフローラと結婚するためなら、我先にと火山に赴く。自身の大切なもののためであれば、戦うこともいとわない強さも持ち合わせている。

素直な性格でもあるようで、もし主人公がフローラと結婚したとしても心から祝福してくれ、主人公に対しても尊敬の念がある。変に落ち込むでもなく自身を磨くために前を向き、最終的にはきれいな踊り子と結婚しているあたり、けっこうポジティブな面もあるのかもしれない。こういう優しい男キャラはなんとなく自分に自信がない性格である印象が強いが、彼は違う。それはもしかしたら、主人公との出会いとリング探しの旅で自信を持つように変わったからかもしれない。

 

ストーリー

サラボナに住む青年アンディは、幼馴染であるフローラに思いを寄せていた。そんな折、フローラの父ルドマンが彼女の結婚相手を決めるための課題を出してくる。フローラと結婚すればルドマン家の家宝がもらえる。美しい女性と結婚できさらに家宝も手に入るとの話を聞きつけ集まった男たちは、この課題を聞いてすごすごと帰るしかできなかった。しかし彼は家宝には目もくれず、ただ好きな人と結婚したいがために危険な火山へと足を踏み入れる。他の男たちとは覚悟が違う。足りないのは、魔物と戦く実力だった。

彼と同じようにリング探しをする旅人は、順調に事を進める。ひどいやけどを負ったアンディは、ただ彼の選択を見守ることしかできなかった。

だがどちらにせよ、彼の優しさと実直さがあればいずれ愛する人と結ばれるだろう。

 

性能

パーティーメンバーではないためその実力は正確にはわからないが、多少か推測はできる。

彼はまず簡単な魔法を使えることができる。メラとヒャドだ。攻撃呪文の初歩の初歩だが、ただの町人でそこまでできるのはなかなか優秀。もっとちゃんと修行すればより高度な呪文が使えるかもしれない。そうなった場合、今使えるのが攻撃呪文なので魔法使い系の呪文を覚えることになりそうだ。

さらに、死の火山に単独で到着していることも評価できる。サラボナから火山までの道のりは、結構遠くしかも険しい。見渡す限りの山山山。エンカウントがすさまじい。さらにその周辺に出る魔物がなかなか強い。ばくだんいわ、ダークマンモス、メタルハンター……。これらをかいくぐれている事実。しかし使える呪文はメラとヒャド。しのびあしを使える可能性はある。素早さも高そうだし、職業で言えば盗賊系だろうか。火山では最終的に3体のようがんげんじんと戦わなければいけないため、仮にしのびあしで最深部まで行けても助からなかったのは間違いない。

 

その他の活躍

どらケシで登場した際にはなぜか名前が「アンディー」になっている部分がある。見た目も思い切り吟遊詩人風になっている。名前はともかくとして、見た目はなかなか安定しない様子。

まぁPS2版以外はモブと変わらぬ見た目だから仕方ないか……。

 

総評

ドラクエ5の最大のイベント、結婚に絡んでくるキャラクターということでなかなか印象が強いキャラクター。

好きな人のために火山に一人で乗り込むその心意気は素晴らしい。それによく考えたら大抵の場合主人公は魔物たちを(しかも馬車付きで)連れているため、なおのこと一人で挑んだアンディはえらい。

よく頑張った。

 

(文・やなぎアキ)

 

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