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【ドラクエ2】ドラクエ2で初登場してその後も引き継がれている要素

シリーズものは、そのときに出てきた要素を後続の作品に引き継ぐことが多くあります。

同じ名前で設定が違うキャラが登場したり、同じ名前の重要アイテムが登場したり。

 

今回はドラクエシリーズの中でも、その後につながる様々なシステムを確立させたドラクエ2から、その後引き継がれている要素がないか考えてみたいと思います。

 

ラーの鏡

のぞきこむと真実の姿を映し出すというラーの鏡。

これが初登場したのはドラクエ2でした。犬の姿に変えられてしまったムーンブルクの王女を元に戻すため、毒の沼地からこの鏡を見つけてきます。ストーリーの中でもかなり印象に残る重要アイテムです。

その後も同名のアイテムがドラクエ7まで登場しており、大抵ストーリーに関わる重要アイテムとして扱われます(例外は4と7)。

ただし、魔物に姿を変えられた人を元の姿に戻す、という使われ方をしたのはドラクエ2のみ。他の作品では、人に化けた悪い魔物の正体を暴くことに使うのがもっぱらです。

8以降は登場しなくなりましたが、類似のアイテムは登場しており、11ではやたの鏡とラーのしずくが登場しているためこれはほぼラーの鏡と言っていいでしょう。

ラーの鏡は由緒正しくドラクエのアイテムです。

 

旅の扉

旅の扉は入れば一瞬のうちに遠くの地へワープすることができます。

泉のような見た目だったり、渦を巻いている見た目だったりします。

初登場はローレシア城。旅のスタート地点からいきなり使うことができます。その時点では旅に活用することはできませんが、遠くの場所にひとっとびできるものであることを印象付けるには十分です。ドラクエ2はこの旅の扉が多く存在し、ルーラで好きな場所に飛ぶことができない今作で大いに活躍します。

その後の作品でも大なり小なり規模は違いますが登場します。船が使えない段階で、他の大陸に行くときなどに使われていることが割とあるイメージです。

移動が不自由なドラクエ2ならまだしも、多くの移動手段が登場していく後続作品ではそれほど重要なシステムではなさそうですが、ドラクエ7はそのあたりをうまく使いこなしていたなと思います。

 

スロット

ドラクエの寄り道要素といえばカジノ。初登場はドラクエ4ですが、その前身となるものはドラクエ2から存在します。

それが福引所です。

回る絵柄をタイミングよく止めて、絵柄を三つ揃えればそれに応じて賞品が獲得できます。

福引というよりスロットです。

これがのちのちのカジノにつながったかはわかりませんが、ドラクエ4よりも前にスロットがあったという事実は無視できないでしょう。福引といえばガラガラを回して行うものが一般的ですが(現にリメイク版ドラクエ5などの福引はそう)、わざわざスロット形式にしてさらにある程度目押しまでできるようにしているのですから、ある程度ギャンブル要素は意識していそうです。

 

真ボス

ラスボスというのは大体形態変化するもので、それはドラクエ1の時点でそうでした。

が、それとは別で、ラスボスと思っていたけど真のラスボスはさらにその奥にいたというパターンもあります。

それがドラクエ2シドーです。ストーリー上一貫してハーゴンが最終目標でしたが、彼を倒すと突如として現れる真のラスボスのシドー。

最初に言われたラスボスが、実はラスボスじゃないんですよパターンです。

これはその後の作品でも使われます。ドラクエ3しかりドラクエ6しかり。それらのすごいところは、既に使われているパターンなのにそうと気づきにくいところです。いざ戦うときになって、あれ?ラスボスじゃなくね?とはなりますが、旅の道中はなかなか気づかないです。

そこはストーリーの妙ですね。これをドラクエ2の時点で行っているのがすごいです。

 

他にも様々な点でドラクエ2から登場してその後も引き継がれている要素があります。この作品ごとの蓄積が、今のドラクエにつながっているんですね。

 

(文・やなぎアキ)

 

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