人の上に立つにふさわしい人というのはなかなか見つからないものです。厳しければいいわけではないですし、だからと言って優しいだけでも絶対ダメ。
でも中には、この人の下でぜひ働きたい!と思う人もいます。
今回は、そんな「上司にしたいドラクエのキャラ」を考えてみたいと思います。
とりあえずこういうときにハッサンを上げておく悪い癖が私にはあるので、ハッサンは禁止カードにします。
でもハッサンはいい上司になりそうです。でも飲みに誘いすぎるところが若い社員から苦手にも思われていそう。
仕事へのスタンスは個人で変わるものだと思いますので、こちらはあくまでも私個人の仕事への考えによってえらばれるものであり、一般的ではない可能性があることをご注意ください。
トルネコ(ドラクエ4)
伝説の武器商人トルネコ。彼も案外いい上司になるのではないかなと思います。
彼は主には武器収集に熱意を注いでおり、経営者であるにもかかわらず自ら危険な場に赴きめずらしいものを集めるという変わり者。
そんな彼の元であれば、自分がやりたいことを案外受け入れてもらいやすいと思います。挑戦したいことがあるなら存分に挑戦しなさいと言ってくれそうです。で、もし失敗したとしてもなんだかんだサポートしてくれると思うんですよね。
幼少期のヤンガスが不思議のダンジョンに行くときも、けっこう色々アドバイスしていましたし、面倒見はいいはず。
元々は歩合でバイトをしていた経験もあるので、結果を出せばそれを正当に評価してくれる気がします。ただ、結果を出さないと厳しいかもしれません。
シルビア(ドラクエ11)
こういうのを考えると、必ずと言っていいほどシルビアはあがってきます。シルビアの下でぜひとも働いてみたいです。
シルビアの何がいいって、何かミスとしたときにしっかりと何がいけなかったかを自分で順序だてて考えさせてくれそうなところです。
ミスをした際に、ただ叱るだけなのは論外ですし、だからといっていきなり何がいけなかったかを教えるのも私は手放しで勧められる行為とは思いません。自分の頭でなにがいけなかったのか考え、答えを見つけることで、応用力がついてくると思います。
そういったときに、シルビアは社員が自分で考える際のアシストをしてくれそうです。
良かったところはちゃんと褒めてくれそうですし、ダメだったときもなぁなぁにせず突き詰めてくれる。自分の考えを言いつつも、常に勇者の意見を尊重してくれるシルビアは社会に出ても活躍できるはず!
アクト(ヒーローズ)
こういうときは基本スピンオフのキャラクターは除外するのですが、思わず入れてしまいました。
アクトはヒーローズの主人公です。冷静沈着で、戦略をしっかりと練ったうえで戦うというドラクエにはめずらしいタイプ。
上に立つ人が、とりあえずなんとなくで動いたりすると困ったりするので、アクトのようにじっくり考えたうえで方針を決定する人が上司になってほしいなぁと思います。
あとアクトのいいところは、自分の考えをしっかりと声に出しているところですね。指示されても、その指示が煩雑だったりすると困るわけですが、アクトの場合はそれがないですし、そもそもなぜそれをやるのかまで全部口に出しているでしょうから認識の祖語が生まれにくいと思います。
あとあまり私情を挟まなさそうなのも〇。
ジャミラス(ドラクエ6)
わかんないけど多分いい上司だと思います。
だって魔物からの支持すごかったじゃないですか。あれほど目に見えて支持されていた魔物、ジャミラスくらいですよ。魔物たちは別に何の洗脳もされていないですからね。
テリワンではしもふり肉を魔物たちに!という大層な公約を掲げていましたし、何を言えば部下が鼓舞されるのかよくわかっていると思います。ボーナスとかしっかり出してくれるんじゃないでしょうか。大きな集団に属したうえで、上がジャミラスみたいな感じなら結構居心地がいいんじゃないかなと。適当にやる気だけ見せておけば何とかなりそうです。まぁそれをいい上司と言うのかは微妙かもしれませんが。
とりあえず、「ジャミラス!ジャミラス!」と言っておけばOK。
各主人公
よく考えたら、ドラクエ1を除いたほとんどの作品で主人公というのはパーティーメンバーをまとめる役割を担っているんですよね。もちろんパーティーの中には上下関係はないはずですが、どこに行くのかという方針の決定や、戦闘時にどう戦うかの命令は全て主人公が行っています。
それにみんな文句も言わずついてきているわけです。
これはもう、人の上に立つにふさわしいからでは!?
そしてドラクエの主人公というのはプレイヤー自身!
つまり、私自身が上司にしたいキャラクターだった……?私こそが、上司になるべき人物……?
答えはすぐそこにあったんだ。
仕事をする上で、自分が何に重点を置いているかで、どんな人の下につきたいかも変わってくると思います。
意外とこういったところで、自分の仕事観が見えてきて楽しかったりしますよ。
逆に、上司にはしたくないキャラクターというのも考えてみたいですね。
(文・やなぎアキ)
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