前回までのあらすじ
ホーローから冥王の心臓に行く方法を聞き出すには、キーエンブレムを集めなければいけない。
なんの情報もなくキーエンブレムを探し始めたモガマルたちは、ある洞穴で賢者エイドスという人物と出会う。
前回
第八話 早速キーエンブレムを見つけたぞ!
なんかオレたち、この賢者を名乗るじじいにいたずらっ子だと誤解されているみたいだけど、どうやらホーローのじいさんと同じような感じみたいだな。
お?ホーローのじいさんと知り合いなのか?ということはやっぱりアストルティアの住人なんだろうか。
今のところアストルティアの人はじいさんとしか会っていないんだが、超高齢化の星なのか?そろそろ若くてぴちぴちしたアストルティア人と会いたいんだがなぁ。
なんだ?一人で納得し始めたぞ。
とりあえず勘違いでオレたちを怒鳴りつけたことを謝ってほしいんだが?
な!どうしてオレたちの目的を知っているんだ!?ホーローのじいさんくらいしか知らないはずなのに。
あれか?こいつら同じ賢者同士だし、連絡先を交換していて密に連絡を取り合っているのか?きっとそうに違いない。
「ブルリア星のモガマルってやつがネルゲルを倒そうとしているから、キーエンブレム集めるようにとりあえず言ったわ」みたいな。
もしかしたらこのじいさんが冥王の心臓の行き方を知っているんじゃないか?同じ賢者だしな!それならもうキーエンブレムを集めるなんてめんどくさいことせずにすぐネルゲルを倒しに行けるぞ!
ああいうのは早く倒した方がいいんだし、知っているなら教えろ!
あ、うん、そうだな。キーエンブレムも探しているが。
ただじいさんが冥王の心臓への行き方を知っているなら、それを教えてくれれば事足りるんだよ。キーエンブレムとか別にいらないんだよこっちは。ネルゲルを倒せればいいんだからな。
ああ~~、こいつ多分行き方知らないな~~!!キーエンブレムなんて別にいらないのに~!
とはいえ、さっそくキーエンブレムが見つかったのは僥倖だ。
ホーローのじいさんは何の情報もくれなかったからな。それを考えると、見つかったのが早すぎるくらいだぜ。
と、いうことでくれ!
あと4つも集めなきゃいけないからな。さくっと見つかってよかった。
よーし、じゃあ次のキーエンブレムを探しに行くぞ~~。
はぁ~~~~~?????
何キーエンブレムを人質、いや、エンブレム質しちゃってくれてんの?そういうこと言える立場じゃないのわかってるか?オレたちが冥王を倒してやるって言ってるのに、その態度何?オレたちの気分を害したら冥王倒すのやめるかもしれないんだぞ?サッと差し出して、どうぞよろしくお願いしますとか言えや!
次回予告
エイドスはキーエンブレムを持っていた。
しかしそれを受け取るには、彼の頼みごとを聞かなければならない。
サクっと終わるような頼み事ではどうやらないようだが。
次回、「聖杯を渡されたぞ!」!
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ!
(文・やなぎアキ)
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