暇な時にやる企画みたいになっちゃいました。
別に暇ではないです。
過去にゴーレムのレンガの数を数える記事を書いたことがあるのですが、そのときは暇でした。
本の表紙というのは手に取るものに印象を与える効果があるので非常に重要です。目を引く表紙にすることで、店頭だろうが電子だろうが人はそれを手に取ります。目に留まったから買った、いわゆるジャケ買いの経験は多くの人にあるでしょう。
そのため、お気に入りの作品の表紙を眺めるときは至福の時間でもあります。
この巻の表紙がお気に入り、というのもあるでしょう。
前置きはいいので、ダイ大文庫版(全22巻)の表紙に描かれているキャラクターの回数を数えてみます。文庫版は通常の単行本と違って、キャラクターのみが単体、または複数で描かれています。
何故文庫版かというと、私が持っているダイ大は電子版だからです。電子でダイ大を買うとなると、文庫を買うしかありません。
結果はこちら!(順番は表紙の登場順です)
ダイ 12
ポップ 5
マァム 5
レオナ 3
ゴメちゃん 2
ヒュンケル 3
チウ 2
クロコダイン 1
アバン 1
ヒム 1
ラーハルト 1
おお~。
やはり主人公であるダイが圧倒的に多いですね。
基本的に一冊につき一人、もしくは二人で描かれています。ダイとレオナ、や、ポップとマァムなど。アバンの使徒は五人ともソロでの登場をしています。ソロ出演はヒュンケルが一番遅くて18巻でした。ヒュンケルとヒムがバーンパレスで一騎打ちする巻です。
基本一人か二人ですが、12巻は例外で一番キャラクター数が多かったです(ダイ・ポップ・マァム・ヒュンケル・クロコダイン・チウ・ゴメちゃん)。12巻はハドラー親衛騎団とのパーティ―バトルがある巻なので納得ですね。
色々と意外だったこともあります。
ダイ大の第二の主人公であるポップは、そこまで回数が多くありませんでした。マァムと同じです。終盤の巻にもいてもよさそうですが、ポップが最後に表紙を飾ったのは12巻です。
他には、敵が全然いないということです。
クロコダイン、ヒム、ラーハルトは既に仲間になった後で表紙を飾っているので、完全に0ですね。ハドラーやバラン、バーンなどがいないとは意外です。彼らがいなくて、ヒムとラーハルトが表紙を飾っているあたり、味方しか表紙にしないという縛りでもあったのでしょうか。
何よりも、チウが二回も出ていることに驚きです。一回目は9巻でマァムと、二回目は12巻のパーティーバトルでなので、おまけ程度ではあるのですが、先述のハドラーやバーンがいないことを考えると、お前が2回も!?と思わざるを得ませんね。
巻数が22しかないとはいえ、敵幹部も出してほしかったなぁと思います。
そして、この検証をした後で改めて新装版の表紙イラストを見ると、豪華豪華!豪華絢爛!
キャラクターがいっぱい!そして、表紙でわかる物語の見どころたち!
これぞ、表紙を見る喜び、楽しみです。
中身のストーリーは変わらないですが、掲載当時のカラーページがそのまま載っていたりと、今から買うなら新装版がおすすめです。
ただし、新装版は電子では売られていないので、場所を取りたくない!という場合はやっぱり電子の文庫版を買うしかないです。
私にはダイ大展で撮った新装版表紙特大パネルの写真があるので、それで満足です。
そうかぁ、チウ二回かぁ……。
(文・やなぎアキ)
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