前回までのあらすじ
いつも通りブルリア星を冒険するモガマルたち。
すると頭上に怪しい人影が！
さらに、怪しい城が！あれは一体？
前回
第二話 放浪の賢者だぞ！
急に現れた怪しいやつと、怪しい城。
これはもう明らかに～？
だよな！悪いヤツ、いるよな！ブルリア星に、またしても危機が迫る～？この間解決したばっかりなんだけどな。間髪入れずだな。
だな！ブルリア星の何から何までを知り尽くした冒険王としては、新しく発見されたものはくまなく調べないとな！そんでもって、そこに悪いヤツがいるなら退治するんだ！冒険王として、いや、勇者として！
たしかに。あそこに行ければいいんだが、かなり上空だもんな。そんじゃそこらの乗り物じゃだめだろうし、どうすれば？
いや待てよ！！大体こうやってブルリア星に何か異変が起きて、オレたちがなんだなんだ～どうすれば～って言っているタイミングであいつが現れるじゃないか！
そう、ガイアスのじいさん！ここんところめっきり出番がないが、ここは久々の登場じゃないか？
きっとそろそろ本から飛び出してくるぞ～。
ほら！……いや、誰～～～～～！！！？？？？
絶対じじいが出てくると思ったのに、誰～～～～！？！？！別のじじいじゃねぇか！
え？なに？冒険ニスト？なにそれ。なんて読むの？ぼうけんにすと？ぼうけにすと？なに？いきなり現れて、よくわからないことを言い出すなぁ！
図星だぜ！図星だけど……誰？ほんとに誰？急に現れて、物知り顔でなんか言ってきて、図星かね？て。そんなのいいから誰なんだよお前は。
いやまずお前が誰なのかを聞きたいよ。なんでオレたちがその冒険ニスト？ってやつだとわかったのかよりも、あんたが誰なのか教えてくれ。大体、オレたちが冒険する人であることはなんとなくわかるだろ、この見た目で。
名乗ってくれたわ。こっちの思いが通じたのか。ここに至るまでオレたちは何も言えていないわけだが。
えーと、放浪の賢者ホーロー？そのまんまじゃねぇか！でも賢者なのか。そんなやつがいたとは。
このアストルティア……？どこ……？ここはブルリア星……。アストルティア、どこ……。ロトゼタシアも、どこ……。
なるほど？放浪の賢者だから、オレたちが冒険ニストだってわかったってことか。
でも、オレたち、冒険ニストというか、冒険王なんだけど……。
そうだぞじいさん。あと、ここ、多分、アストルティア違う、ブルリア星。ロトゼタシアでもなく、ブルリア星。
よし、ブルリア星であってるな。オレたち側がいつのまにか異世界に行っていたとかじゃないな。このじいさん、とあの城たちがこのブルリア星に来たんだよな。
そういうこった！よろしくなホーロー！ここはアストルティアじゃなくてブルリア星だから、多分知らないことだらけだぜ！
お？なんだ？どうしたんだホーロー。
というかお前は味方であっているんだよな？
次回予告
突如ブルリア星にあられた城と、謎の賢者ホーロー。
一体モガマルたちはどうすればいいのだろうか！？
次回、「プリミティブかつエレガントだぞ！」！
モガいてばかりじゃ、大陸制覇できないぜ！
（文・やなぎアキ）
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