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【ドラクエ8】「いい笑顔でさみだれづきしてんじゃねぇ!MP温存しとけ!!」

はい。

多分何のことだか分かった人、多いと思うんですけど。

今日はドラクエ8のあるスカウトモンスターについて話したいと思います。

 

ドラクエ8には寄り道要素としてモンスター・バトルロードという、自分のモンスターチームを戦わせて勝ち抜けていく遊びがある。寄り道ではあるが、もらえるアイテムはいずれも強力、かつこのイベントを通して使えるようになる特技「チーム呼び」は非常に強力なため、やらない手はない。

ランクはGからS(3DS版はSS)まであり、上にあがっていくほど当然相手チームは強くなっていく。

そのためプレイヤーは、世界中にいるスカウトモンスターをスカウトし、強いチームを作る必要がある。スカウトモンスターは70匹以上おり、1チームにつき3匹まで入れることができる。そのため組み合わせは多数!

 

なのだが、ランクが上がれば上がるほどチームの構成はほとんどのプレイヤーで固まってくるように思う。

低ランクのときはひたすら攻撃力が高いモンスターを入れて相手を攻撃していればよかったが、高ランクになってくるとそうもいかない。一匹は回復が使えるモンスターを入れたくなる。候補にあがるのはベホマスライムのベホップ。当然ベホマが使える。スカウトモンスターはHPが400やら500やらを越えるのは当然のため、ベホイミ以下だと話にならない。ベホマが使えるベホップは適任だ。

が、彼(彼女?)にも弱点はある。HPが低いのだ。その代わり回避率は高いので、難所と言われるBランクはなんとかなる。

が、Aランク、Sランク、と高ランクになっていくとその耐久力にはやや不安が残る。

 

そこで代わりのメンバーとしてあがるのが、オクトセントリーのリー。

難所であるBランクを突破するとスカウトすることができるようになり、こいつもベホマを使うことができる。また、ベホップに比べるとHPはかなり高く、耐久力も期待できる。一応ザオラルも使えるらしい。使ってるの見たことないけど。

Aランク、もしくはSランクは彼を使ったプレイヤーも多いのではなかろうか。残りの2体はハルクやギガンツ、もしくはアポロンなどか。

 

そして人々は言うのだ。

 

 

 

 

さみだれづきは今じゃねーーーよ!!!!

 

 

 

 

 

 

はい。

リーはベホマ(とザオラル)の他に、さみだれづきを使うことができる。これもベホップとの違いだ。回復もできるし、多少はアタッカーとしても活躍することができる。

が、これが非常に邪魔。

なぜかというと、ドラクエ8はさみだれづきにMP4消費するのだ。

リーのMPは最低値の場合38。主人公のレベルが上がればステータスは上昇するが、最低値は38。ちなみにバトルロード中は試合の合間に回復することなどは一切できない。

お分かりいただけただろうか。

そう。

 

さみだれづきを使うことによって、ベホマ分のMPがどんどんなくなるのである!!

 

リーを入れている理由は、ベホマを使ってもらうことただ一つのみ。いくらベホップより攻撃力が高いからと言って、アタッカーとして彼に何かを期待していることは正直皆無なのである。そのため、さみだれづきを使ってくれて嬉しいときなどただの一点もない。

ばっかもーーーん!!さみだれづいてんじゃねーーー!!という気持ちでしかない。

Aランクはまだそれでもどうとでもなるのだが、問題はSランクから。Sランクからは割と運も絡んでくる。状態異常を仕掛けて来たり、痛恨を持っていたり、はぐれメタルがいるくせにさらにベホマスライムもいるという鬼畜チームがいたりするからだ(それでもSSランクに比べたら優しいが)。相手が強いのもあるが、消耗戦になるというのが正しい。

つまり大事なのは、いかに素早く敵を倒し、そしていかにリーのMPを温存してベホマの回数を確保したまま最終戦に行くかだ。

が、やつはさみだれづきをする。こっちの気も知らずさみだれづきをする。ベホマをしてほしいタイミングではそこそこベホマをしてくれるのでいいのだが、ベホマが必要ないタイミングでは見ているこっちとしてはヒヤヒヤものである。こいつは、このターン、さみだれづくか!?通常攻撃か!?と。通常攻撃だった時の、安堵。さみだれづきだったときの、焦燥。リーに完全に支配されている感情のジェットコースター。敵は身内にいる。

一戦が終わるたびに、残りMPを見て、ベホマがあと何回使えるかを数える。そして絶望する。さみだれづいていなければ、もう少し使えたのにと。

 

しかも何がイライラするって、いい笑顔でさみだれづくこと。オクトセントリーは笑顔がデフォのため仕方ないのだが、なぜかさみだれづきをしているときはことさらに笑顔が輝いているように見える。こっちの気も知らないで。シャンシャンシャンシャンじゃねーーよ!!

そしてさみだれづきのせいでベホマが欲しいタイミングでMPが切れると、おめーが楽しそうにさみだれづいてるからだろうが!と憤ってしまうのだ。

 

モンスターバトルロードの難易度をあげているのは、敵の強さもさることながらリーのせいというのがでかい。リーがさみだれづきを使えなければ、試合はもっと楽に進んでいる。

何回かの敗北を経て、それでも運が、というかリーが味方すれば勝利することができる。つまりは、リーのさみだれづきは適切な難易度調整というわけだ。

リーのさみだれづきを制したときに手に入るドラゴンローブは、まさに勝者の証。

この勝利をつかませてくれたリーに感謝をすること間違いなし。

 

でもバトルロードを制覇したあとはお役御免なので、サザンビーク南のビーチで楽しい余生を過ごしてくれ。もう、好きなだけさみだれづきを打ってもいいから。

 

(文・やなぎアキ)

 

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