3DS版ドラクエ8のエンディングはオリジナルの2パターンにさらに新しく2パターン加わって全てで4パターンある。
オリジナルの2パターンはご存知主人公とミーティア姫が結ばれるエンディングだ。チャゴスざまぁ。
そして3DS版で新たに加わったのが、主人公とゼシカが結ばれるエンディングだ。どうやらゼシカエンドをご所望だったファンが多かったらしく、それが実現した形になる。
しかしまぁ待ってくれ。
天下のゼシカ嬢のことだ。
彼女にふさわしい結婚相手は他にいると思うんだ。
別に主人公はふさわしくないとかではないが、もっと色々な可能性を考えていきたいんだ。
ということで考えてみる。
エントリーNo.1 ククール
主人公じゃないのならば、ということで真っ先に思いつくのはククールではないだろうか。というか、PS2版初プレイ時はゼシカとククールが最終的にくっつくのかしらと思っていた。
なのでククールを挙げてみた。
だがよく考えたら、ククールは結婚なんてしないだろう。根っからのプレイボーイだ。一人の女性のためだけに生きるということはできなさそうだ。家庭を持つだなんてなおさらできなさそうだ。
そもそもゼシカとククールだと、いつも喧嘩していそうだ。喧嘩するほど仲がいいとは言うけれど、それにしたって結婚生活が上手くいくような気がしない。
それに、彼らはあの関係性だから魅力的なのかもしれない。仲間としてお互いのことは大事だけれど、絶対にそれ以上にならないという、こちらからしたらもどかしい関係というのが最高なのかもしれない。
残念ながらククールではなかった。
エントリ―No.2 ヤンガス
同じ仲間として苦楽を共にした男性といえばヤンガスがいる。彼ならばどうだろうか。
どうだろうか、ではないだろう。アホか。
ヤンガスとゼシカが結婚するわけがないだろう。ヤンガスにはゲルダがいるのだ。というかいなくたってゼシカとヤンガスがくっつくわけがないのだ。やめてくれ。
考えるまでもなくあり得ないだろう。
エントリーNo.3 モリー
モリーはなかなかモテる。なかなかどうしてモテる。スラっと背が高いからだろうか。髭がダンディーだからだろうか。それらも要因ではあるだろうが、なんだかんだ優しいところだろう。優しい男はいつの時代もモテる。いつもバニーちゃんを横ではべらしているだけあって、さすがだ。
彼はモテるだけではなくお金持ちだ。そして王族の結婚式にも呼ばれるくらいの人物だ。たまにひょうきんなことも言うが、立派な大人の男性として発言にも重みがあったりする。
戦闘面でも非常に頼りになる。テンションを上げてくれたり、逆に下げてくれたり。モンスターを呼んだり。なんと頼りになることだろう。
これだ。
ゼシカの結婚相手にふさわしい男性とは、モリーだったのだ。
彼ならゼシカの結婚相手として申し分ない。優しくて大人で頼りになり、さらに財力もある。彼女の兄であるサーベルトも、モリーであれば安心してくれるに違いない。母アローザも、あのラグサットに大事な娘を嫁にやるよりかはモリーの方がよっぽど喜んでくれるに違いない。よかったねゼシカ!
と思ったが、モリーも一人の女性のために生きるような男、いや、漢ではないだろう。彼はモンスターバトルロードに生きる漢だ。そうなのだ。すまないゼシカ、モリーとは結婚させてやることができなかったよ。
モリーのような完全無欠な漢の中の漢は、誰のものにもなれないのだ。ヒーローは孤独だ。
エントリーNo.4 その他のキャラ
では他にゼシカの結婚相手がいるのでは?と頑張って考えてみたが、仲間キャラ以外でぱっとする男性キャラクターがそもそもあまりいない。
マルチェロは「二階からイヤミ」男だし、チャゴスは論外だし、各国の王たちは当然既婚者だし、あとはおっさんとかおじいちゃんとかばかり。ベルガラックのフォーグがかろうじて?といった具合だが、ユッケとの嫁小姑関係が面倒くさくなるのは目に見えている。
あれ?ドラクエ8ってあんまりかっこいい男性キャラクターいないな?とここで気づくことになる。かっこよさを仲間に全振りしてしまったようだ。女の子はモブも含めて可愛い子が多いというのに。
よってやはりゼシカの結婚相手にふさわしいのは主人公ということになってしまう。というかゼシカに限らずドラクエ8の世界において、結婚相手にふさわしい男性は主人公オンリーな気がしてくる。
だってモリーはみんなのモリーだからね!!
(文・やなぎアキ)
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