前回までのあらすじ
勇者を探して命の大樹までやってきたモガマルたち。
そこにいたのは魔王ウルノーガだった。
そしてモガマルたちは、ウルノーガとの戦いに勝利する。
前回
第三十四話 魔王撃破した、ぞ?!
魔王ウルノーガとの激闘……いやぶっちゃけいつも通りモガマルの圧勝だったわけだが、とうとう魔王を倒すことが出来たぞ!まだ勇者を見つけていないのに!
こいつ、ずっと勇者がいると勘違いしているんだよなぁ。大体、者「たち」ってなに?複数なのか?でもカミュ達が勇者だなんて聞いてもいないし……。
あ!もしかしてモガマルが引き連れている3人のしもべのことか!?こいつらのことを言っているのか!?う、ウルノーガ、見る目なさすぎだぞ……。
オッ、なんだ。びっくりした。何が「だが!」だ。どうしてこう魔王ってやつは死に際もご高説を垂れるんだ。光あるかぎりまた闇もある、ってか?
勝手に大樹の子にされているし。ブルリア星にこんな大樹があることなんて知らなかったんだがな……。それにこいつ、ここのことをロトゼタシアってところだと思っちゃってるし。まぁいいか、どうせこいつもうすぐ死ぬんだし、最後まで勘違いさせておこう。
いやなんでだよ。意味が分からねぇよ。お前はモガマルに負けたんだよ。なんでそんなに偉そうなんだ???
いや死ぬんかい。最後の力を振り絞って何かしてくるとかそういうのじゃないんかい。
最後まで意味わからないやつだったな……。魔王の考えていることなんてわかってたまるかって感じなんだが、それにしたって謎だった。
どういうことなんだろうなぁ。そんなに深く考えなくてもいいんじゃないか?
それよりもせっかく魔王を倒したんだ、一回休憩をはさみたいところだな。
ええ!?か、考えすぎだろモガマル!大体何が手遅れだっていうんだ。あいつがこのブルリア星に来て大した時間も経っていないはずだ。なにをどうすることもできなかったはずだぞ?
あとは勇者さえ見つければ終わりのはずだ。まぁみんなが元の星に戻る方法も探さないといけないが。
な、なんだ!?また新たな敵か!?それともとうとう勇者が!?
うわーーー!なんだーーーー!!なんか、むらさきの、もやもやぐるぐるがー!
ウルノーガを倒したことによって現れたのか?
これは一体なんだ?新たな敵が現れるのか?
いや、でもそういう禍々しい気配は感じないが……。
次回予告
とうとうウルノーガを倒したモガマルたち。
しかし、そこには謎の渦が!?
次回、「お別れの時は近いぞ!」!
モガいてばかりじゃ、真の勇者にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
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