ドラクエ3は船を手に入れた後は各地を回りながらラーミアを復活させるためのオーブを集めることになります。
どれも一筋縄ではいきません。
グリーンオーブ
グリーンオーブがあるのはテドンです。船を手に入れて順当に進めていけばまずはこのテドンにたどり着きます。昼間は滅ぼされた村、夜は住民たちが亡霊としてよみがえり生前と変わらぬ生活を送っています。このテドンの牢獄に囚われた囚人の亡霊がグリーンオーブを持っていますが、最後の鍵がないと手に入らないので実際に手に入るのはもう少しあとです。
これがちょっと難しいですね。ちゃんと覚えておかなければいけないのです。一回プレイしてしまえば何の謎解きもないので難しくもないのですが、この覚えておくということが案外一番難しかったりすると思います。
あとで使うから覚えておかなければいけない情報というのが昔のドラクエは多い気がします。
ブルーオーブ
ブルオーブは地球のへそにあります。
ただダンジョンを攻略するだけですが、地球のへそはたった一人で挑まなければいけないダンジョンです。
ええ~一人では不安すぎる……と思ったものです。
が、実際入ってみるとそこまで大変でもなかった気がします。魔物もめちゃくちゃ強いわけでもないですし、わりとあっさり手に入った記憶があります。でも一人というのはインパクト大ですよね。あと地球のへそというネーミングが、実際の世界地図をモチーフにしたドラクエ3らしいダンジョン名で好きです。へそ!
レッドオーブ
レッドオーブは海賊のアジトにあります。
なんとなく影が薄いためいつも忘れています。5つまでのオーブの場所はわかるけど、あと一個どこだ……?となりがちです。場所もなんだかわかりづらいですし。
オーブを探すためのアイテムである山彦の笛ですが、そもそもそれを吹くための場所が見つからないなら意味ないんだよ!と思っています。
ジパングとかは絶対忘れないのですが、ただ海賊が持っているだけなので本当に印象が薄いんですよね。
パープルオーブ
いうまでもなくジパンクですね。オーブ集めではこれが一番印象に残っています。
オーブ集めと言えばジパング。ジパングといえばやまたのおろち。です。
ドラクエ世界に日本が!?と驚きましたね。他の町も実際の国をモチーフにしていたりしますが、ジパングのわかりやすさといったら天下一品。
そしてやまたのおろちと二回戦うというのもでかいです。
初めてプレイしたとき、洞窟でやまたのおろちを倒し、やったぜ!という勢いのまま旅の扉から村へ戻りました。そして、ほらほらオーブだよオーブ!と勢いに身を任せてヒミコに話しかけると突入する二戦目!はぁああああ!?です。
いい思い出です。
イエローオーブ
商人の町にイエローオーブはあります。
イエローオーブを手に入れるためのこのイベントは未だに怖いです。
町を作りたいという老人のために仲間の商人を差し出すのですが、その後の展開が……。
どんどん発展していく町、増える住人、張り切る商人。
しかし次第に町人は裕福な暮らしをする商人に憎しみを募らせていきます。
そしてとうとう起きる革命、商人は牢に投獄されてしまいます。
こわ。
初めは小さな集落で、みんなが細々と幸せに暮らしていたのに。町が大きくなるにつれて人が増えるにつれて、格差がうまれ不満がうまれ鬱憤がたまる……。なかなか怖いイベントだと思います。
シルバーオーブ
ネクロゴンドの洞窟を抜けた先のほこらにシルバーオーブはあります。
これを手に入れるまでの道のりはなかなか長いです。王様に化けているボストロールを倒したり、変化の杖で妖精の里でお買い物してみたり(これは別にやらなくていいけど)、岬で船を押し戻されてみたりしたり、幽霊船を探したり、と世界中を駆けずり回ります。
が、個人的にはこれら一つ一つのエピソードは正直シルバーオーブ探しの旅と独立して考えがちなので、ネクロゴンドの洞窟しか思い出さなかったりします。
まぁ、なかなか大変な洞窟だったよね!で終わりです。
あとシルバーオーブを手に入れるとほぼ毎回、「そうか、3にはゴールドオーブってないんだっけ」と思いがちです。シルバーがあるならゴールドもあるでしょ!と考えがちです。
こうしてみると、世界中あちこちを旅したからこそオーブを全て集められることができたのですね。
ドラクエ2の紋章集めに比べるとそこまで難しくはないですが、それでも思い返すとやっぱり苦労したなぁと思います。
苦労した分。双子の祈りののちに復活したラーミアを目の当たりにすると感動もひとしお!
下の世界の冒険も好きですが、上の世界の冒険も最高ですね!
(文・やなぎアキ)
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