超スピードでバージョンアップしたドラクエ11。
それがドラクエ11S。
さすがにもうこれ以上のバージョンアップはないだろうが、もしもまた何かあったとして、一体何が追加されるだろうか。
ボイスがついたり仲間に個別のストーリーが追加されたりと、ドラクエ11Sはかなりリッチなバージョンアップがほどこされたが、これ以上にまだ何かあるか?
何かしらのオンライン機能
ドラクエ11は完全にオフラインのゲームだが、最近のゲームではそれはむしろめずらしい。
唯一3DS版はすれちがい通信でヨッチ族を集めるという要素があった。この程度の軽いものでいいので、オンラインの要素があっても面白いかもしれない。
本編の関わってこない程度で、カジノ周りになにか追加できないだろうか。今こそスライムレースを復活させて、ドラクエ5のときのように自分のスライムを出場させたりなど……。ウマレースがある世界なので、いまさらスライムレースもなにもないだろうか。
ロトシリーズを示唆するようななにか
ドラクエ11は、のちのロトシリーズにつながるのではないかという終わり方をした。
しかし、それは最後の最後にようやくである。発売当初であればそれは驚きの展開であるため、最後に種明かしすればOKだが、バーションアップ二回目ともなればもう少し露骨でもいいのかもしれない。
ロトゼタシアがその後アリアハンやジパングを成すのだというちょっとした片りんみたいなのを見せてほしい。
16bit音楽
ドラクエ11Sは3Dモードと、懐かしいドット絵で遊べる2Dモードがある。
最新作なのに往年のドラクエをプレイしているような感覚になる。ドラクエと言えばドットだ、というファンに配慮した非常にありがたいモードだ。
しかし音楽はそのままである。
ここは一つ、音楽もスーファミのように16bitで奏でていただきたい。
ドラクエ11Sのときだって、BGMにオーケストラ音源が追加された。ぜひとも、ぜひとも16Bit音楽を選択できるように……。
レーティングをあげたバージョン
ドラクエは全年齢、CERO Aである。そのため、主に衣装面で辛酸をなめさせられることが多い。
せっかくマルティナやセーニャにはたくさんの衣装が用意されているというのに、それが発揮しつくされていない。あぶないみずぎはもうあぶないみずぎを名乗るのをやめた方がいい。
ここは一つ、レーティングをあげたバージョンを作ってしまうのも手ではないか。バイオハザードにも、CERO Dのバージョンと、CERO Zのバージョンがある。二つ作ってしまえばいいのだ。
あぶないみずぎのためだけに全年齢の壁をぶち壊す、それはそれでかっこいいではないか。
いつでもときを遡る前に戻れる
物語の終盤、大事な人を生き返らせるために時を遡る勇者。一度遡ると、もう二度と元の時間の世界には戻ることが出来ない。
しかしそこに、戻ることが出来る旅の扉みたいなのを追加するのだ。忘れられた塔あたりに配置しておいて、そこに入ればいつでもウルノーガを倒した世界に戻れる。
戻れたからと言ってストーリーに何の影響もなく、ただただ平和になった世界を闊歩闊歩できるだけなのだが。
言っておいてなんだが、これはすごく批判されると思う。もう戻ることが出来ないからこその、旅立つ勇者と残される仲間たちがした決断は重いのだ。行ったり来たりすることは時への冒涜である。
しかし、リメイクというのは必ずしも嬉しい要素ばかりが追加されるわけではない。時には、オリジナルの方がよかったと言われるのがリメイク。こういうのがあってもいいではないか。
既に完成されているドラクエ11Sに追加できることをなんとかひねり出してみた。
とりあえず個人的には、レーティングをあげたドラクエ11が見てみたい。どうせなら世界崩壊シーンも思い切ったものにしてしまおう。
(文・鎖骨戦士ヤマネ)
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