前回までのあらすじ
一向に情報を得られなかったモガマルたちに一筋の光が!
光の教団が持っていたと思われる地図を見つけたモガマルたちは、印がついている場所が怪しいと気付いたのだ!
前回
第三十八話 笛の音に導かれるぞ!
よーし!とにかくこの印がついているところに行けばいいんだ!そうすればきっと光の教団に会うことが出来るぞ!
行くぞ!デボラ!あ、間違えました、デボラさま……。
ここか!でも拠点というわりには、洞窟みたいな感じだな?
教団なんていうからもっと立派な神殿とかを持っていると思ったんだがな!
あ!おいモガマル!あっちだ!あっちから!おいモガマル!なぁモガマル!
ちょ、ちょデボラさま!遮らないでくださいよ!
そんな強引なところが好きなんだけれども!
でもそれどころじゃないんだ!邪悪な気配も大事なんだけど!なぁモガマル!気づかないのか!?ほら、もっと耳を澄ませてみろと!
急いでいるのは承知だよ!ここまで来るのにものすごく時間がかかっているのはオレがよ~くわかっている!
そもそもこの地図を手に入れるために、どれだけの話数を費やしたと思っているんだ!あ、いや、それはこっちの話。
そんなことよりもだな。ほらモガマル、聞こえないか?この笛の音が。
そうなんだ!この笛の音、多分みんな忘れちゃってると思うけど!みんなが誰なのかは置いておいて。
このあたりの話だな!前どころか最初だな!いやこっちの話。
そうだろ!さすがモガマル、記憶力がいい!
この笛が一体何なのか、それも気になるな……。光の教団と関係があるんだろうか?
そうだ、味方になってくれるんだ!この先にいる魔物は、仲間になってくれるんだよな!
あ~、でもまたスライムだったらやだなぁ。でもオレより強そうな魔物でもやだなぁ。
そうだな!光の教団の拠点はこの地図でもうわかるんだ!焦らずまずはこの笛の音がする方へ行こうぜ!い、いいですよね、デボラさま?
いい?あ~よかった~!
つ、つよそう!なんだよ!オレよりも強そうじゃないか!
でもまぁ貴重な戦力にはなるか……。
こんな強そうなやつがこうやって頭を下げているところを見ると、そりゃあ仲間にしたくなるなぁ!よーし、今からお前はオレの子分だ!オレの命令には従うんだぞ!
それなら仲間にしてやってもいいぜ!な、モガマル!
だな!それもこれもオレが笛の音を聞き逃さなかったからだ!
よーしオレに子分もできたことだし、邪悪な気配を追い求めるぞ!
次回予告
新たなモンスターも仲間にし、勢いづくモガマルたち。
とうとう光の教団を見つけ出すことが出来るのか!
行け!モガマルよ!
次回、「光の教団を追い詰めるぞ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
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