前回までのあらすじ
デボラと共に光の教団の手がかりを探すモガマルたち。
邪悪な気配を察知しつつも、一向に手掛かりは見つからず八方塞がりに見えた。
前回
第三十七話 ようやく手がかりを見つけたぞ!
ダーーメだ!何をどう探しても見つからないぞ!こうしている間にも光の教団の脅威が刻一刻と迫っているだろうに!
何かってなんだ!もしかしてオレたちのことを疑っているのか!?ひどいぞデボラさま!いや!この際じゃあデボラって呼ばせてもらおうか!あ、いえ、嘘です、ごめんなさい。
……ちょっと待ってくれ!!
おいモガマル!これ!これだ!手がかりだ!
これだよこれ!今たおした魔物が持っていたやつだ!これはきっと重要な何かだと思うんだ!
そう!そうだこれだ!オレが見つけたこれは!そうだ!まさしく!
はい、すいません。調子に乗りました。地図です。
ブルリア星の地図みたいだな。なんだか印がついているけど、これは手がかりになるんじゃないか?でも一体……?
おっ、じじい!じじい本当今回出番多いな!いやこっちの話。
で、光の教団はこの星に来たばかり?たしかにそうだな。
な、なるほど!土地勘がないからそうせざるを得ないってことなんだな!たしかにこの星に精通しているものであれば地図なんて必要ないもんな……。鋭いぞじじい!まぁオレが地図を見つけたからなんだけどな!
でももしかしたら、今まで倒してきた魔物たちもこの地図を持っていたのかもしれないな……。観察眼をもっと鍛えなくては。
そういうこともかもしれない!さすがモガマル鋭い!オレとじじいとモガマルがそろえば、解けない謎はないぜ!
あ、はい。なんかすごくいいところを持っていかれた気がするぞ。ここはいつもならモガマルが、行ってみるぞ!って言うところなのに。さすがデボラさま。自らが先陣を切らないと気が済まない……。
グズグズはしていないが!ちょっと立ち止まって考えていただけじゃないか!
でもデボラさまのこの強引なところがいいんだよなぁ。引っ張っていってくれるおかげで、すぐ行動に移せるもんなぁ。ほら、オレたちっていっつもグズグズしちゃうからさぁ。だからデボラさまを選んで正解だったのかもしれない。
な~んて言っているとまたデボラさまに怒られるからさっさと行くぞ!
次回予告
地図の印を手掛かりに洞窟にやってきたモガマルたち。
光の教団のアジトかと気を引き締めるが、なにやら聞き覚えのある笛の音が聞こえてきて?
次回「笛の音に導かれるぞ!」!
モガいてばかりじゃ、花嫁にあいそつかされるぜ!
(文・やなぎアキ)
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