『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王』の一話を読みました。絵も綺麗で読みやすくて、すごく面白かったです。続きをすぐさま読みたくなりましたが、これはダイ大を全部見終わってから読んだ方がいいのだろうなと思ったので我慢しています。ダイ大がいつか終わってしまうのは既に寂しいですが、楽しみが出来たので良かったです。
各話感想
アニメ『ダイの大冒険』各話感想 1話~50話 - DQフリ ドラクエファンサイト
では「起て、宿命の騎士」行きましょうか!めっちゃかっこいいタイトルですね!
魔力路とゴロア
前回、レオナが謎の物体のさらわれてしまいました。追いかけたダイがたどり着いたのはバーンパレスの心臓部!
レオナを捕えているギョロ目のデカイなにか、それに対して必死に太鼓を鳴らす謎のモンスターもいます!新キャラが多いなぁ!!?
太鼓モンスターはバーンパレス心臓部の管理者ゴロアというらしく、レオナを捕えているのはバーンパレスを動かしている魔力路だそうです。
魔力路はレオナのミナカトールによって魔法力を得ることが出来なくなっており、それゆえに暴走してしまったようなのです。これはバーンも予期しなかったこと!そのため、魔法力が多く、アバン先生のフェザーという膨大な魔法力を持ったアイテムも持つレオナが狙われてしまったんですね。
ゴロアは魔力路の暴走を抑えるために必死で太鼓を鳴らします。どうやらその太鼓は魔力路を制御するためのもので、超重力を発生させることができるようなのです。その超重力を止めてしまうと、魔力路はたちまちレオナを体内に取り込んでしまうというのです。
このあたり、新しいキャラと設定が多すぎて説明が多いですね。
必死に太鼓を鳴らしますが全く収まる様子のない魔力路。焦るダイ!ゴロアになんとかしろよ!と憤るダイ!
なんでこいつら、敵同士なのに普通に会話してるんだぁ~~~?
と、とりあえず違和感がすごかったです。ゴロア!お前の目の前にいるの、勇者だぞ!魔力路なんて後回しにしろよ!別にレオナは取りこまれてもいいだろ!敵だぞ!さてはゴロア、お前アホだな!?てかバーンパレス、あと何人敵いるんだよ!うわぁぁぁぁぁぁ!
それともあれですが、自分のペットに必要以上に食べ物を与えないようにしている、そういう心境ですか?ゴロアさんは。
レオナがマジでヤバイことになっているのに、悠長に太鼓なんて聞いていられないダイ。自らレオナを助けようとしますが、魔力路の周りに張られているバリアに阻まれてしまいます。
かくなる上は!とアバンストラッシュを放とうとします!
それを止めたのは、ゴロアの超重力!地に伏すダイ!
そうそうそうだよ君ぃ!それが正解だよ!レオナが取り込まれるとか知らんから!それよりもダイをなんとかしたほうがいいから!私は一体どっちの味方なんですか!?
さぁ、ゴロアが太鼓の対象をダイに変えたことにより、魔力路を制御するものは何もなくなりました!すぐさま取り込まれるレオナ!
ダイは竜の紋章の力を発揮してなんとか立ち上がろうとしますが、重力に勝てない!まるで日曜午前中の私みたい!立ち上がれない!ゴロア、強い!
地に伏すダイにとどめを刺そうとするゴロア!
竜の騎士の力をもってしても、大事な人を守れない!そんな自分が悔しい!地上最強の戦士のはずなのに!涙を流すダイ!
その刹那!ダイが見たものは!
親子竜の紋章
処刑寸前のバランと、それをかばい命を落としてしまうソアラ。過去の映像でした。ダイには知る由もないその瞬間がなぜ見えたのか……?
そのとき、死んでしまったはずの父バランの声が聞こえてきます。バランもまた、バーンの言う通り竜の騎士であるがゆえに最愛の女性を亡くしてしまった一人です。それこそが竜の騎士の宿命なのかもしれません。
でもそんなものに囚われる必要はないのです。愛する人を守れないのが宿命ならば、それを断ち切ればいい。ダイにはそれができる!ダイに宿る竜の騎士の力は、一つではありません。その小さな体に、父バランの力も宿っています。人間と竜の騎士の間に生まれた、他の竜の騎士の誰よりも強い、超騎士として!
バランは息子を鼓舞します。起て!と。
ダイは初めて紋章の力を発揮したときのことを思い出します。あのときもレオナのことを助けなければと必死になったときでした。
今また、あのときのように力を出すのです!だって!竜の騎士であるダイと、バランの力は、こんなものではないのだから!
するとダイの両の手の甲に、竜の紋章が!竜の紋章は竜の騎士一人に一つのはず!それがなぜ二つも!
そんなの決まってらぁ!!!
バランのだよぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
バランの竜の紋章だよぉおおおおおおおおおおおおお!!!!!
うわぁああああああああああああああああああああ!!!
そうです、バランは死の間際、自身の紋章を息子に託したのでした。彼が言った、もう離れることはない、常に一つだ、と言ったのは比喩でもなんでもなかったのですね。これまで離れ離れだった親子が、ようやく一緒にいられるようになったのです。だからこそ、ダイの知る由もない母の死を見ることが出来たのでした。そして今、彼はその力を解放した!バーンいわくそれは、双竜紋!お前が名付けんじゃねぇ!でもいい名前だな!
激アツ……。竜の紋章が二つとか、激アツすぎます。あと、窮地に陥った時に励ましてくれるのがアバン先生ではなくバランなのがすごくいいですね。もちろん先生もいいんですけど、バランの方が立ち向かえる感じがします。だってダイは竜の騎士ですから。
そう考えると使徒はみんなアバン先生の弟子ではあるけど、心に思う師が違うんですかね。ポップはマトリフ師匠、マァムはブロキーナ老師、ダイはバラン。ヒュンケルは因縁があったからこそあえてのアバン先生。レオナは、誰ですかね。尊敬しているのはフローラだとは思いますが。
本気を出したダイにはゴロアの超重力は効きません!さらに二つの紋章から放たれる紋章閃により魔力路のバリアもはがします!
ゴロアの一撃も素手で受け止め、片手で軽々と押し出すダイ!押し出しのゴンもびっくり!天空闘技場行けばあっというまにフロアマスター間違いなしですね!
しかし強大な力を手にしたことにより我を忘れてしまっているダイ。初期の頃、紋章の力を発揮したときもよく正気を失っていましたね。今回はすぐ正気に戻ったようですが、これが今後何か影響を与えるのか?それが心配です。強大な力を制御するのは、お前自身なんだぜ、ダイ。
正気に戻ったダイは魔力路に一撃浴びせ、レオナを助け出しました!これにはバーンもびっくり。ビビり散らかせ、バーン!
親子ドルオーラ
レオナは光に包まれた状態で、服は破れていますが本人は無傷の状態でした。一体なぜなのか、光の正体は……?
するとレオナは思い立ったように服の中を探します。このシーン可愛いですね。
そして見つけたのは、なんと縮んでしまったゴメちゃんでした。ゴメちゃんはレオナがつかまったときに咄嗟に服の中に入り込み、魔法力を放出し続けることでレオナのことを守ったようなのです。そのために、縮んでしまったと……。ベロニカじゃん。えっ、ベロニカの元ネタはまさかここか!?違うか。
ゴメちゃんはこれまでも、ダイの傷を治したりポップを死の淵から呼び戻したりと不思議な力を出してきました。そもそもダイ大の第一話が、ゴメちゃんがニセ勇者一行に狙われる話でした。最初からゴメちゃんは謎に包まれた存在なんですよね。きっとこの謎も、最後には明かされるんじゃないかなぁとずっと楽しみにしています。主人公とずっと一緒にいた親友が、実はとんでもない秘密を持っていたなんて、ワクワクする展開じゃないですか。
とおしゃべりしていると、ゴロアがなんと魔力路に入り込み最後の悪あがきをしようとしていました。自身の魔力を吸い取らせダイに攻撃しようというのです。
しかしそれを止めたのは、なんとバーンでした!
別に咎めたりしないからやめろと。あのまま自分のところに来てくれていれば楽勝だったのに、うかつに刺激したもんだからパワーアップしちまった。魔力路なんていくらでも変わりがあるんだから、もう余計なことはするなということらしいです。
へいへーい、バーンビビってるぅ~!でもたしかにあのままバーンと戦っていたら、この双竜紋はまだ得ていなかったわけですから、魔力路の暴走には感謝ですね。
さぁ、バーン直々に止めたというのに、もうあとには引けないゴロアはそのまま攻撃を開始します。
ダイは双竜紋を発動すると、あの技を出します。そう、バランの切り札、最強の技!
ドルオーーーーーーーーーーーーーラ!!!!
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
後ろに竜魔人バランの姿が!!
親子かめはめ波じゃん!!!!!
最高ですありがとうございます。もう最終回でもいい。いややっぱりダメ。
ドルオーラって、ドルがついているからドルマとかドルマドンとかの闇系の呪文かなって思っていたんですが、それを勇者が使うっていいですね。敵だったバランがデイン系の呪文、さらにはドラクエ本編では勇者の特技として逆輸入されたギガブレイクを使っていることにも驚いたのですが、まさかその逆もやってくれるとは。
ダイが勇者でもあり、そして竜の騎士でもあるからこそなんですね。
さぁ、次回予告を見るにとうとう本当にバーンとの戦いに入りそうです。ということはもう新規の敵はいないということでしょうか?
バーンとの戦い、待ち望んではいたけど、それはつまり終わりも近いということでちょっと寂しいです。
でも私、これはメラゾーマではないメラだ、の時点でもうかなり終盤だと思っていたので、今回も裏切られるかもしれません。もちろんいい意味での裏切りですが。
対ミストバーン、対キルバーンも決着がついていないですし、ますます目が離せないぜダイの大冒険!
(文・やなぎアキ)
関連記事