ドラクエアイランドのオープン日が改めて決まりましたが、さすがに今は行けないなぁいつ行けるのかなぁとやきもきしております。
つらいところです。
でも私たちにはダイの大冒険があるじゃないか!
さすが父親との対決を描いているだけあって、これまでの敵たちよりも長尺で描いているバラン編。
毎週毎週楽しみだ。
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アニメ『ダイの大冒険』各話感想 - DQフリ ドラクエファンサイト
では、作画に気合が入っている31話「父と子の戦い」いってみよう!
ダイとバラン、その戦い!
前回、ポップの文字通り命を懸けたメガンテによりとうとう記憶を取り戻したダイ。
ふたたび記憶を封じ込めようとするバランに対抗し、自らの紋章を額から右こぶしに移したダイは怒りの一撃を食らわせる!
さぁ!ゴングはなったぞ!
通常竜の紋章は額にしか宿らないはず!しかし、ダイの中のソアラの血が、そう、人間の血があり得ない事象を呼び起こしたのです!
本来であれば竜魔人となったバランの肉体にダメージを与えることは、ダイには無理なはず。しかし、拳に竜の紋章をうつしたことにより、拳一点にオーラが集中する!まさに、攻撃特化!ハンターハンターで言うところの、硬!さすがダイ大、すでにここでやっていたとは。
そしてダイの怒りは爆発する!親だとかもう関係ない!ぶちのめすだけだぁあああ!!
バランとダイの拳と拳がぶつかりあう!純粋な肉弾戦!
もうだめだ!作画がすごい!絶対スタッフ、この回にめちゃくちゃ力をいれている!
私は、令和の時代に、このクオリティで、ダイ大を楽しめていることを、心から感謝する!圧倒的感謝!ダイ大アニメ化ありがとう!感謝の正拳突き1万回したい!
友を想う人間の心により、竜と魔の力を支配し、ダイは今、100%竜の紋章の力を引き出すことができる!常時エンペラータイム!バランの一撃を制す力をダイは持ちえたのです!これを「これは俺の直感だが」って語り始めるヒュンケルかわいい。
バランはそんなダイのあり得ない力を目の当たりにし、愛するソアラにすら否定されているような気がしてきます。…………いやそうでしょうよ、ソアラはバランのやっていることを望んでいないって、もうバラン以外全員がわかっていますよ。わかっていないのは本人だけです。
ダイの渾身の一撃を喰らい、さすがに余裕がなくなってきたバラン。ダイの胸には、アバンのしるしがきらりと光ります。
バランはいよいよ、紋章の力を全開にしダイに放とうとします。これを喰らえばただでは済まないだろうと、ディーノの名を呼びますが、ダイにその名は拒絶されます。
そして放たれる一閃!
しかし!ダイはそれを紋章ではねのける!
これを受け、ポップ達とは違い、自分には本気でできないのかと一喝するダイ。バランにはいまだ、息子を殺したくないという気持ちがあるのでしょうが、果たしてそれは親の情愛なのか。いえ、違うでしょう、自らの野望を叶えたいという、これはエゴです。ディーノと共に人間を滅ぼしてやるというバランの身勝手な思い、それが本気になれない理由です。
しかし、それがダイには許せません。仲間たちを傷つけておいて、自分には本気を出さないバランが許せません!
挑発されたバランは、怒り沸騰です。とうとうダイを名で呼ばず、「ガキが」と言い始める始末。
二人が戦っている間に、メルルはレオナのもとに駆け寄ります。レオナは彼女に、ヒュンケルとクロコダインを助けるよう言います。そしてレオナには、ポップを助けるための何か策があるようでした……。
バラン渾身のドルオーラ!
ダイとバランは一掃オーラを高め、これまで以上の激闘が予感されます。
は、はじまる、地上最大の戦いが!!(クロコダイン談)
クロコダインとヒュンケルが地に伏した状態で、目にも止まらぬ戦いをさらに臨場感に仕上げる!これが!実況解説……!
ここも作画がすごい。鬼気迫る二人の表情。スピード感のある動き。それに呼応するBGMと効果音!びっかびかに光り、色彩もまた明暗使い分け!もうめちゃくちゃである!いいからもう今一度アニメを見返して!それしかない!
と興奮していると、いつの間にかダイが劣勢に!
もうここも作画がすごい!
アトラクション!
これもうアトラクション!
てかもう映画?大画面で見たいんだが?
語彙がもうないんだが?
やはりバランはこれまでダイを殺さないように手加減していたようです。しかし竜魔人となったバランには、前までの理性は残っていません。たとえ息子でも、容赦なく殺すでしょう!(ヒュンケル談)
バランはひとたび構えると、その両手からすさまじいオーラを練り上げます!それはドルオーラ!竜の騎士の秘術!
ダイ、よけろーーーーーーーーー!!(ヒュンケル)
急いで空に逃げるダイ!その背中を!ドルオーラが!とらえたぁあああああああああああああああ!!!!
その威力、もはや呪文とは言えない代物!(クロコダイン談)
しかし、間一髪避けたのはダイ選手!短距離ルーラによってなんとか避けたようです!
しかしすかさず二発目に入るバラン!
急いでトベルーラで空に逃げます!翼のあるバラン相手では空中戦は不利なはず!しかし、そうでもしないとドルオーラは地上にもろに放たれます。そうなれば、ヒュンケルたちもテランの人々も跡形もなく吹き飛んでしまうでしょう。
どれだけ正気を失っていようと、周囲の人々を傷つけたくないというダイの心は変わりません。それがアバン先生の意思を継ぐ、勇者ダイなのです!胸に光るは、アバンのしるし!!ダイはバランとは違う!人間なんだ!(ヒュンケル談)
ダイの想いを知ったクロコダインは、メルルに早く回復呪文を使うよう言います。ほんとそれです。戦いに見入っていないで、早く回復呪文使わんかい!ここは戦場!一時の油断が命取りになる!
さぁ、二発目のドルオーラを放とうと高笑いをするバラン。このシーンのバラン、もうこの笑いだけで、もはや以前のバランとは違うのだということがよくわかります。バランはあのような下品な笑い方は絶対にしない人のはずです。それが竜魔人となったことで、身も心も魔獣になってしまったのでしょう。そんなバラン、見たくないよ!紳士で素敵なイケオジだったバランはどこ行っちまったんだよ!!
そして身構えるダイ!今度は避けずに耐えることにしたのです!
あれだけの威力の呪文は二発が限界のはず、それを耐えれば勝てる!とダイは見出します!
バランは渾身のドルオーラを放ちますが、ダイもまた自らの竜の力を最大限に引き出し、真正面から受け止めます!
ダイーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
バランは、燃え尽きおったか……!と自身の勝利に高笑いを決め込みます。その姿は魔獣そのもの。愛する妻の忘れ形見である息子をこの手で葬り去ってなお笑い続ける彼に、もはや父親の面影はありません。
しかし、そこに姿を見せたのは!
ああああああああああああああああああああBGMううううううううううううううううう!!!BGMぅ…………。
入りが神でした……。もうだめだ……。
そしてダイは、レオナから授かった、レオナから二度授かったパプニカのナイフを引き抜き、雄たけびと共に構える!
それはあの技!すべてを切り裂く必殺技!
アバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!
刹那!!!
その強大な力に耐えられなかったナイフは、音もなく崩れ折れてしまう……!
次の瞬間にはダイはバランからの一撃を腹部に食らってしまいました。ここのバランの笑い方もまた嫌な感じです。エビぞりしすぎ。
竜の騎士の竜闘気に、並の武器が耐えられるはずがありません。
そして今ダイは右こぶしにオーラを集中している状態。つまり他の部分はがら空きも同然、防御面では著しく劣ってしまっているのです。そう、ハンターハンターで言うところの硬と同じ状態!やはり、隙なく戦うには堅を習得しないといけない!
そんな超パワーに耐え切れなかったパプニカのナイフ。しかし、バランの持つ真魔剛竜剣は竜闘気に耐えうるただ一つの剣なのです!パ、パパスの剣だ。
そしてその剣を使ってとどめを刺そうとするバラン!
それを止めたのは!
クロコダイーーーーン!
ここのBGMもまたよい。この戦場にあって、哀愁漂うBGMを流すこと、それはすなわちクロコダインの決死の覚悟の表現。自らの命を犠牲にしてでもダイを助けたいという、ポップと同じ強い意志!
レオナはポップのもとへ行き、魔力を集中させます。そしてある呪文を唱えます。
ザオラル。
死者の命を復活させることができる呪文、それを使い、ポップの魂を呼び戻そうとしているのです。しかし成功確率は熟練した僧侶であっても五分五分。さらにレオナはこの呪文を使ったことがないのです。果たして、ポップはどうなるのか……!
クロコダインの足止めはバランのライデインによって阻止されてしまいます。
この親子の勝負には神さえ立ち入れない、と言い放つバラン。何が親子だ!もうこの二人の間に親子とかそういう関係性は皆無だ!ラーハルトが泣いてるぞ!このやろう!
そして再びダイに襲い掛かるバラン!このとき呼ぶは、ディーノではなくダイの名!それでもなお、親子の勝負というのかこの人は!誰か、こいつを止めてやってくれ!くそぉおおおおお!
だけどもう、ダイには手も足も出ない状態。
そこに、ヒュンケルは一計を案じる!
ダイとバランの戦いの行く末は、どっちだ!!!!!
これまでのダイ大は、一話の中でもそれなりにセクションがありそれを意識して当感想記事の見出しをつけていました。
しかし今回はずっとダイとバランの戦い!全力を込めてバランとの戦いを描いている!セクションがない!本気度!ダイ大がこの戦いに懸ける本気度がうかがえる!(無理やり見出しつけましたけど)
それにしてもすさまじい回でしたね。
毎週毎週、よく作画のクオリティをここまで維持しているなと思っていたのですが、それすらも超えてきました。
これを朝から摂取できる贅沢さよ。
さぁ次回は「父との決別」。
いくつもの壁を乗り越えて成長するのが、勇者なんだなぁ。
(文・やなぎアキ)
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