前回までのあらすじ
ロトの勇者が3人そろったので、ハーゴンを倒しに行きたいところ。
しかしやつのいる神殿に行くには難所、ロンダルキアの洞窟を抜けなければいけない!
とりあえず準備を整えるため、洞窟の前のベラヌールに向かうことにした!
前回
第九十話 死相が出ているらしいぞ!
モガマルの強さなら絶対に大丈夫だろうから、早くハーゴンを倒しに行きたいのだが、聡明なモガマルはしっかりと準備を整えてから向かうことにしたんだ!う~んさすがモガマル。オレなんかよりよっぽど冒険をわかっている。
ということでベラヌールに来たぞ!
水の都みたいだな!平和そのものって感じの町だ!
え?
め、めちゃくちゃ失礼じゃないか?こいつ。
何が不吉だよ。初対面だぞ、もっとなんか言うことあるだろ。そのファーストインプレッションは絶対に仲良くなれないんだが?なんだ?何が不吉なんだ?ことと次第によっちゃあただじゃおかないぞ?
急に怖いこと言ってきた。
こわ。
死相?我々の顔に?死相?
死んじゃうってこと?我々が?ようやく3人と1匹としもべがそろったのに?こわ。
ほら、さすがのモガマルも怖がっているでしょーが!
ベラヌールきらいだ!もうこんなところさっさと出て、そのなんとかって洞窟に向かおうぜ!モガマルだったら洞窟もハーゴンも楽勝に決まっているんだから!
死相がなんぼのもんじゃい!
ええ~。ほんとかぁ?
そんなこと言って、もしかしておじさん、何か怪しいツボとかお守りとか売りつけようとしているんじゃないだろうなぁ?騙されないぞぉ?
モガマルはもちろんのこと、うちのサマルトリアの王子もムーンブルクの王女も伝説の勇者の子孫だぞ。邪悪な力が取り憑いていたからってなんぼのもんじゃい!
ほらモガマル!こんなやつの言うことなんて聞かなくていいぞ!
さっさと行こうぜ!
ほらほら、サマルトリアの王子もムーンブルクの王女も行くぞ!こんな町に用なんざねぇぜ!
ん?
どうした?急に大声を出して。電話中か?ロトの世界には電話があるのか?
お取込み中のようだから、一旦オレたちだけでも町の外に出ておくか。ほら、サマルトリアの王子、行くぞ!
ん?あれ?どうした?
次回予告
ベラヌールにて不吉なことを言われてしまったモガマルたち。
そしてそれは現実のものとなってしまう!
狙われたのはまさかのあいつだ!
次回、「サマルトリアの王子が動けなくなったぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
次回
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