いつも勇敢で元気いっぱいのモガマル。
そんなモガマルと、かつての冒険王ガイアスがあれよあれよと巨大な魔の渦に巻き込まれていく！？
立ち向かうモガマル！花嫁は一体どこに！今、新たな冒険が始まる！
第一話 邪悪な何かが迫っている！
ピピッ！オレはスラッピ！あのブルリア星一の勇敢なモモンガ、モガマルの相棒だ。
今日も今日とて冒険に勤しむぜ！
モガマルには3人の優秀なしもべがいる。そいつらはモガマルほどじゃないが、なかなか腕っぷしが立つんだ。
モガマルとその3人のしもべ、そしてこのオレさまがいればどんなやつだってイチコロさ！
む？なんだ？急にどうしたんだ、じいさん。
こいつはモガマルの3人のしもべの祖父・ガイアスだ。本の中に住んでいる、つまり二次元の世界の住人だ。三次元のオレたちからしたら、二次元の住人であるこのじいさんなんかイチコロだ。次元が違うとはそういうことさ。
ブルリア星に邪悪な何かが迫っているだって！？
（なんだかいつも邪悪な何かが迫っている気がする）
そいつぁ大変だ！
モガマルもこれには心底驚いているようだ。
それにしても邪悪な何かか……一体どこからそんなものが。さては、異世界というやつじゃないか？この間も異世界から精霊ルビスっていうのが現れてきたからなぁ。
異世界じゃなくて、異星か……。なんでじいさんにそんなことがわかるんだろう。別の星も言ってしまえば異世界のようなものではないか。
あと、なんでかモガマルがオレのことを鬱陶しそうに見ている。なんで？アラート音出してるみたいなマークついてるから？アラート音出してないよ？
な、なんだって、ブルリア星では感じたこともないほどの手ごわい邪悪さ！？
それは、すごい。今までこのブルリア星は幾多の邪悪にさらされてきたが（その都度モガマルが解決してきたが）、それよりも強いのか？ガイアスがここまで言うとは。
これにはさすがのモガマルも……。
めちゃくちゃ楽観的～～～～～。
さすがモガマル。自分に自信を持ちまくっている。
この能天気な顔で、自分がいればどんな悪いやつが来ても問題ないと言い切れる強さ。見習いたいものだ。
だがしかし、ガイアスがここまで取り乱すとは。一体ブルリア星になにが起きているんだ？
次回予告
ブルリア星に危機が迫っている中、不思議な笛の音が聞こえてきた。一体この笛の音は……？
あ、あんなところにスライムが！よぉし、いっちょ倒してやるかぁ！
次回、「スラッピの座が奪われる！？」！！
モガいてばかりじゃ、花嫁に愛想つかされるぜ！
（文・やなぎアキ）
モガマルのロトシリーズ
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