ダイ大のアニメが始まってもうすぐ一年が経ちます。
あっという間でした。
この一年は特に出かけることもできずでした。
しかし毎回ダイ大の感想を書くという新たなルーティーンが生まれました。ありがとうございます。
ここまでダイ大にはまるとは思いませんでした。
私の感想記事を読んでいる方はご存知でしょうが、私はダイ大は最初の方以外は初見です。随所随所で出てくる有名すぎるセリフや、有名なキャラクターは知っている程度の知識で、それ以外はただただドラクエを題材にしたジャンプで連載していた漫画という認識しかありませんでした。
正直アニメが始まるというニュースを見たとき、ここまでちゃんと毎週ダイ大を見るとは思いませんでした。
ダイ大の連載開始は1980年代。今や古い漫画の部類に入ると思います。絵柄も時代を感じますし、一応対ヒュンケルまでは読んだことがあったのですが、挟まれる小ネタやコマ割りも当時の漫画だなぁ感が否めませんでした。当時のジャンプだなぁ感が。
同じドラクエ漫画であるロト紋もどちらかといえば古い漫画でしたが、ロト紋を読む前に同作者のエデンの戦士たちを読んでいたので割とすぐ受け入れることができました。
しかしダイ大はなかなか自分の中になじまなかったのです。名作だという評価は知っていましたが、なかなかハマれないなぁという印象でした。
旧アニメについても、昔のアニメだよなぁと同じような感想を持ちました。
なので、再アニメ化の話を聞いたときに
果たして自分はちゃんと楽しめるのだろうか?
と不安になりました。
しかし、そこはさすが2020年。
発表されるPVやキャラクターイラストを見ると、作品の画風は崩さず、しかし現代の子どもたちが見ても違和感がないようなキャラデザになっているではないですか。
かっこいいしかわいい!画面映えがすごい!と。
今風の絵で書かれるなら、連載時期が昔でも問題ないでしょう。アニメにコマ割りは関係ありませんし。
もしかしたら漫画を読んでいた方の中には、ちょっと画風が違うなって違和感がある方もいるかもしれません。アニメだと最初からダイやポップの見た目がかっこいいですしね。
しかし私は漫画を大して読まなかったため、問題なしでした。
そこから徐々にダイ大のアニメが楽しみになっていきました。
アニメ化のニュースで一番注目されるのは、声優陣の発表でしょう。
このキャラは誰が声をあてるのかというのは、アニメ好きであれば当然気にすることだと思います。自分の好きな作品、注目している作品であればなおさらです。
しかし私は声優についてはあまり興味がありませんでした。
普段あまりアニメを見ないというのが大きいですし、他には以下の記事で書いたように元々自分が持っていたキャラクターのイメージが崩れかねないからです。
大抵漫画からアニメに入ると、思っていた声と違う!となってしまって見てられなくなってしまうのです。あの国民的アニメ、ワンピースですらそうでした。
声優に詳しい方は、漫画を読んでいるときから、もしくはアニメ化が決まったときには、このキャラは〇〇さんの声が合うだろうなと考えることができたり、思っていたのと違っても、〇〇さんのやってきたキャラなら間違いはないか、と思えるのかもしれません。しかし私は声優に詳しくないですし、この作品のこのキャラと同じ感じの声だろうなと考えることも得意ではないため、大抵「なんか違うな」となってしまいます。これは漫画のアニメ化の際には大きな足かせとなります。
しかしダイ大については漫画を読むことを途中で辞めているくらいなので、声をイメージしたりもそこまでしていませんでした。していたとしても、そこまで思い入れがありません。
なので声優発表も珍しく楽しく拝見しました。
私ですら聞いたことのある声優さんが多かったので、純粋にすごいなぁと思った記憶があります。
そして、SNSなどで
ポップすごいぴったり!
とか、
レオナ姫めっちゃ楽しみ!
という声がたくさんあり、よくわからない私も
みんなが言うなら間違いないんだな!
と楽しみになりました。
ダイ大は旧アニメがあるため、何かと比較されるのではないだろうか、それはキャラの声でも言えるのではないだろうかと心配していましたが、ファンの方たちからは好意的な声が多く、それがなおさら期待値を上げてくれました。
これが、もし私がすでにダイ大を読破していたら、ここまで今もしっかりとダイ大と向き合っていなかった可能性があります。
今では(というかわりと最初から)すっかりダイ大を好きになり、大絶賛し、彼らの声は彼らの声そのものになりました。
ヒュンケルとかすごいかっこいい。
アニメが始まるまでは
ダイ大は途中で読むのやめちゃった作品だし、まったくわからないから大丈夫かなぁ
と心配していましたが、むしろまったくわからないからこそ今ハマれているんだと思います。
アニメを毎週見ながら、ああ今までダイ大を読まなくてよかったなぁ、と思っている始末です。
これからも毎週感想を書き続けます。
(文・やなぎアキ)
関連記事