ドラクエの進化はとどまるところを知らない。
しかし一方で、過去作品も素晴らしい。
今回は中でも個性的な「ドラクエ4」から、いつか発売されるであろうドラクエの最新作に持ち込んでほしい要素について考えていこうと思う。
オムニバス形式
正直、これを最初に思い浮かべる人が多いのではないだろうか。
「導かれし者たち」というサブタイトルに相応しい構成で、それぞれの冒険がひとつに収束していくシナリオはまさに鳥肌モノ。
あと、仲間の中にバックボーンが違う集団ができるのはかなりグッとくる。
DQ11はかなりその良さを引き継いでいて、マルティナ&ロウやベロニカ&セーニャという要素を持っているキャラだったと思う。惜しむらくはその旅が描かれない点……と言いつつも、その旅路を妄想するのはそれはそれで堪らないのだが。
でも、いま自分が操作しているキャラクターたちがいつどこで集うのかを想像しながら第1章、第2章、第3章……と進めていくのは、本当にワクワクするだろう。
バグ技
デバッグがしっかりされる近年のゲームにおいて、バグというのはあまりない(と、思う)。また、もし仮にバグが混入していても(良心的な開発陣であれば)パッチが当てられたりするはずなので、いつまでも残存するバグというのは大作ゲームにおいてはほとんどなくなりつつある。
しかし!
ドラクエ4の時代には、愛すべきバグがあった。
黎明期だから許されたとか、そういった事情は抜きにして、また「わはは、なんだこのバグ!」と笑いたい。
聖水でメタル狩りはゲームバランスを崩すからやめるとしても(そもそもこれがバグなのかは不明だが)、カジノコイン838861枚が4ゴールドで買えてしまうというようなバグはまたあっても良いのではないだろうか。
子供時代、友人らとバグ技の情報交換をしていた時代を思い出したいのだ。
魔王が仲間に
クロノ・トリガーでもやっていれば良い。
ピサロが仲間になる展開は賛否両論あるのかもしれないが、個人的にはアツかった。
DQHでピサロを仲間にするのですらアツかった。
美形闇落ちマンは仲間になるものだと刷り込まれていたがために、DQ11でホメロスが仲間にならなかったことを「逆に」驚いたプレイヤーもいたのではないだろうか。
ご都合主義と言われても良い。
過去の罪を清算したのかと言われても良い。
仲間のバックボーンは様々で良いと思うのだ。
また、あのジャンプ的な展開が見てみたい。
『戦い』以外の戦い
ドラクエ4の個性的なところといえば、やはりトルネコの出てくる第3章は忘れてはならないだろう。
まさかこんなシナリオをぶっこんでくるとは、さすがとしか言いようがない。
商人としてのシナリオでなくとも、こう……なんというか、困ってる人を助ける・強い魔物を倒す、以外のベクトルで旅をすることがあっても良いと思う。
これは武器を強くする錬金や、強い武器が手に入るカジノとはまた異なる楽しみであり、冒険譚としての幅が広がるように感じられるのだ。
さて、ここまで、DQ4から新作に持ち込んでほしい要素を4つあげてみたが、いかがだっただろうか?
他にも、AIをザラキ優先で考えるようにする機能などなど、色々アイディアはあるだろう。
あなたにとっての「DQ4から持ち込んでほしい要素」は、どんな要素だろうか?
(文・OGTキシン)
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