途中というか、私の場合だいぶ最初の方でやらなくなっちゃったんだけど、サービス終了のお知らせを見たときはものすごく悲しかった。
2017年、ドラクエライバルズというドラクエのカードゲームが出るぞ!というときには非常にテンションがあがった。
私はカードゲームというものはトランプとUNOくらいしかやったことがない人間だったが、ドラクエが題材であるならばやるしかねぇ!と意気揚々だった。
なんせボイス付きである。
これまでドラクエのキャラクターでボイスがあてられたキャラというのはそう多くはない(CDシアターは例外)。ヒーローズ作品に登場したキャラや、ナンバリングでもドラクエ8のキャラくらいだった(2017年当時)。
それが!ドラクエライバルズでは!続々とボイスが付く!なんという大盤振る舞い!
このキャラはどういう声なんだろうなという長年の想いを、あっさりと現実のものにするのがまさかソシャゲだったとは!という衝撃!
私はドラクエにボイスがつくこと自体に対してはあまり寛容的ではないが、それでもやはりワクワクしたものだ。バーバラの声かわいい~好き~とか。
グラフィックもいい。キャラクターごとにしっかりとモデリングされており、最近のソシャゲのクオリティはすごいのね~と感心してしまった。
PVもなかなかのクオリティだった。高画質で見るそのキャラクターたちの質感といったらもうたまらなかった。
新パックが出るたびに、各キャラクターがクールに、ときにはコミカルに動くその様は最高of最高。
サービスが終了すればこれがもう見られなくなるのか。
また何よりも素晴らしかったのは、カードのイラストだ。
毎度毎度新規イラスト。雑魚モンスターであっても手を抜かず、色違いモンスターもしっかりとイラストを変えるというその徹底ぶり。
しかもめちゃくちゃ美麗。ああ~マリベルがかわいいんだ~。
あれをすべて商品化してほしいくらいだ。絶対に需要ある。絶対に(断言)。せめてキャラクターのカードだけでもこう、なんか、いい感じに、イラストを、商品化してください(切実)。
しかしサービスが終了すればもう新しいカードが供給されることはない。辛いけれどもそれが受け入れなければいけない現実だ。
一応公式にはカードライブラリというWebページがあるので、サービス終了後もこのサイトが閉じなければこれまでのカードを確認することはできるが……。
さらにはプレイしていた人であれば、自分が集めたカードを閲覧できるWebサイトが今後開く予定だ。
全く見れなくなるわけではない。
しかし、それでも悲しい。
プレイしていなくても、あのカードのクオリティは楽しみだったのに。商品化してほしい。
2021年7月5日でドラゴンクエストライバルズエースのサービスは終了する。
思ったよりも早い終了だったが、たくさんの思い出をもらった(途中でやめたけど)。このゲームがあったことは忘れないでいたい。
こんだけ言っているのなら、途中で投げずにやればよかったじゃないという話なのだが、デッキを組むという作業が絶望的に嫌すぎてしまったのは申し訳ない。キングダムハーツCOMもそれで挫折したので。
デッキ組める人、すごい。
(文・やなぎアキ)
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