まだまだダイの大冒険は先が長いとはいえ、現時点でだいぶ物語も進んでいるのでここらで一回、めちゃくちゃ泣いた回の話をしたいと思います。
毎週毎週感想を書いていると、容易に感情移入してしまい最近はもっぱら毎週泣いているのですが、今一度最初から見返してみると名シーンがあまりにもありすぎます。
あまりにもありすぎて逆に王道の回を選んでしまいますが、それは仕方ない。だってダイ大が王道を行っているのだから。だからいいのです。
ということで、毎週ダイ大の感想を書いているダイ大初見の私が、現在アニメ化されている話まででめちゃくちゃ泣いたシーンを発表したいと思います。
第五話 アバンのしるし
まぁ当然でしょうなぁ!という回です。
かつて世界を恐怖のどん底に陥れた魔王ハドラーが復活してしまい、ダイと勇者の家庭教師・アバン先生、その弟子ポップのもとにやってきます。
ハドラーを倒した勇者その人であるアバン先生の力をもってしても、パワーアップしたハドラーにはかないませんでした。
このままでは負けてしまう!そのときアバン先生はダイたちにアストロンをかけ、自らの命をかけた攻撃に転じる!
その前に、弟子たちに卒業の証であるアバンのしるしを授けるのです……。
そして私がめちゃくちゃ泣いたシーンは!
アバン先生がポップに最後の言葉をかけに行こうとするところ……。ここのポップのセリフが、もう感涙必至……!!
いやだ!
いやだよ先生、そんなのいらない……!
つらい。
それを受け取ったら、本当にアバン先生がいなくなってしまうと感じたんでしょうね。二人の修行を終わらせてしまったら……と。
ポップの痛切な思いがまざまざと伝わってきます。
あとメガンテ直前のアバン先生の「ポップ!」のいい方も好きです…………。
第二十一話 マァムの決意
仲間であるマァムが、このままではいけない!と決意し一人修行の旅に出るという、これもまた心にぐっとくる回ですね。
強敵フレイザードを打ち倒ししばしの平和を謳歌するダイたち。今後魔王軍と戦うにはどうしたらいいか話し合う中、マァムは今の自分の力量ではダイたちの足を引っ張ってしまうだろうと思い詰めます。
そして武闘家になるためにダイたちとは別行動をとることになったのです。
最初はそれを受け入れがたかったダイたちでしたが、マァムの固い決意を知り快く送り出すことに。しかし彼らは常に戦う身、これが最後になるかもわからないと知ったポップは、マァムに思いを告げようとします。
そして私がめちゃくちゃ泣いたシーンは!
ポップがいざ告白しようとしたそのとき、マァムがポップに対する思いを告げます。勇敢で強く成長したポップに助けられてばかりだから、自分も負けていられないんだと。
そんなマァムの気持ちを聞いたポップの答え、
いいんだよマァム、そんなこと。申し訳なく思う必要なんか全然ねぇんだ。俺は、お前のためだったら、何度だって命を捨てられるんだ。
俺は、お前のことを、
すばらしい仲間だと、思ってんだからさ。
涙をこらえると同時に自分の気持ちをこらえているポップの心情がこのセリフと声色でもう全面に押し出されていてもうポップの代わりに私が泣いてしまいます。
そして握手を交わしてからは、もういつも通りにふるまうポップがあまりにも健気。
現在バラン編で、長らくマァムを見ていないのですが、ポップの心の中にはいつでもマァムがいるんでしょうね。
第三十話 ポップの覚悟
神回。
この回の感想はTwitterでも多くの反応をいただきました。やっぱりみんな泣くよね……。
竜魔人と化したバランは、その圧倒的な力をもってヒュンケルたちに多大なダメージを与えます。そこに記憶を失ったダイが現われ、まさにバランに奪われようとしていたその時、ただ一人ポップだけはダイを守るために立ち上がる!そしてそのためには、師アバンが使ったあの呪文を使わなければ……!
正直終始泣けたんですけど、その中でも崩壊してしまったシーンは!
俺が死ぬところを見ても、まだとぼけた面をしていやがったら、恨むぜ
あまりアニメを見ているときにキャラクターの中の声優さんを意識しないんですけど、これに関してはもう脱帽しかないです。ポップの声優さんはあらゆる場面で本当に素晴らしい感情ののせ方をするんですけど、このシーンは神でした。思い出しただけで泣ける。
という3選!
ポップしかいねぇ…………
全部ポップが泣いているシーン。
しかしどれも込められている想いが違いますし、何よりもあとになるほどポップの言葉い力強さが宿っているんですよね。第五話の時点ではすごく情けなくて臆病者なポップなのですが、三十話では泣きながらも意思を感じさせます。
すごい、すごいぞ……。
他にももちろん、クロコダインがヒュンケルに熱い言葉をかけるシーンとか、ヒュンケルがかっこよくマァムを助けるシーンとか、ダイが自身の正体を知って思い悩むシーンとか、レオナが記憶をなくしたダイにパプニカのナイフを再びあげるシーンとか、バランとソアラとかもう泣いてばっかりです。
朝から見るにはカロリーが高すぎるアニメ、それがダイ大。
これからもたくさん泣かせてくれると思うので、そのときは一体どんなシーンを上げるのか、今から楽しみです。
(文・やなぎアキ)
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