前回までのあらすじ
大魔王ゾーマのまとう闇の衣のせいでモガマルの攻撃が通らない、絶対絶命のピンチ!
そう思われたが、ルビスさまからもらった光の玉をかかげるとゾーマはたちまち倒れた!とうとうゾーマに勝つことができたのだ!
前回
第四十三話 ゾーマ敗れたりだぞ!
やったやったぞ!とうとうゾーマを倒したんだ!
長い長い旅路の果てに闇の支配者、ゾーマを倒したんだぁ!!!本当に長い旅だった……!
もしこのオレに両手があれば、モガマルと同じように万歳してハイタッチでもするのに!
ひゃっほーい!
まぁ、モガマルの力というか、光の玉が助けてくれたからというか、むしろ光の玉の力だけというか、光の玉こそが勇者というか。
い、いや!野暮なことをいうのはやめよう!そうだ!モガマルは冒険王であり勇者なんだ!よっ、宇宙一!
なんだ!まだ生きていたのかこいつ!「よくぞ」だなんて、もしかして褒めているのか……?大魔王ともなるとそんな余裕が……。でもモガマルが倒したというか、光の玉が倒したというか、ごにょごにょごにょ。
さぁ!ゾーマ!さっさと息絶えてしまえ!
む?光あるかぎり、闇もまたある?つまりあれか?太陽の光に照らされるとどうしても影ができてしまうというあれか?
光であるモガマルがゾーマという闇を倒したというのに、どういうことだ?
また闇が現れるのか!だがかまわないさ!何度だってモガマルがその闇を打ち砕いてみせる!
ああ、なるほど、次の闇のものが現れても、今いる勇者はもう生きていないからざまぁみろってことを言いたいのか。
でもこれあくまでもアトラクションだからね、その時代のアトラクションに乗っちゃえばまたモガマルが活躍することができるけどね。
とはいえ、もう当分は勇者追憶アトラクションは勘弁してほしいもんだなぁ。
おお、笑いながら余裕で死んでいった……これが大魔王の貫禄。
そして死にゆく大魔王をにっこり顔でただ見ているモガマル……。どちらかというとモガマルのほうが怖いな。
まぁ何はともあれ!これで世界に平和が戻ってくる!さぁモガマル、みんなのもとに帰ろう!
次回予告
とうとう大魔王ゾーマを倒したモガマル一行。その死を見届けたあと、モガマルたちはアリアハンに戻る。
勇者の凱旋である。
次回、「おいらこそがロトの勇者だぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
次回
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