前回までのあらすじ
ルビス様にアレフガルドの行き方を教えてもらったモガマル。
ゾーマはゾーマ城にいる!
平和を取り戻すために、アレフガルドに向かうモガマルたちであった。
前回
第三十三話 ゾーマの城には意外な人物がいたぞ!
さぁ!アレフガルドだ!
上の世界とはまた別の世界……。光が差し込まず、人々が絶望の中暮らしている世界……。
闇に閉ざされたとは言っても、けっこう町や村があるみたいだ。
一体どんな出会いが待っているんだろうな!
早い!!!!
ゾーマ城につくのがとてつもなく早い!!
ア、アレフガルドの人たちとの出会いは?そりゃゾーマを倒すのが目的だけど、あまりにも展開が早過ぎるぞ!
尺か!?このルビス様の勇者追憶アトラクションの尺を気にしているのか!?
まぁいいさ、とにかく先に進もう。
東急リバ〇ルのようだな。
寒くて震えているのか、モガマル。それは口で言っているのか。
もしかしたら武者震いの可能性もあるな。きたるゾーマ戦に向けて、武者震いが止まらないんだな!なんて勇敢なんだ!かっこいいぞモガマル!
泣いちゃった。
あんなに勇んでアレフガルドに来たというのに、泣いちゃった。
モガマルはこういうところがあるから可愛いんだ。本当はめちゃくちゃ強いっていうのに、「邪悪な気配は苦手だぞ」って言いながら泣いちゃうんだから、これがギャップってやつだ。
ええ!ど、どこ!!ドコドコドコドコ!!
こんな敵の本拠地、モンスターくらいしかいないと思うんだが!
ええ!!
ゾーマが傷を負っているのか!!
これはチャンス!これはチャンスだ!モガマル、とどめを刺せ!いけ!行くんだ!手負いのゾーマにとどめをさせ!
ゾーマじゃなかった。
むさいおっさんだ。めちゃくちゃむさい。筋肉だし。毛深い。なんでこの人ゾーマ城にいるんだ?
ん……勇者オルテガ?
そうだ!オルテガって、アリアハンの!
勇者の父親の!ということは、このアトラクション内では、モガマルのお父さんということになる!
似てねぇ~~~。
モガマルのお父さんはモガパパだから、オルテガと似てないのは当然かもしれないけど、そこはアトラクションの技術を使ってモガマルに似たオルテガを作っといてくれよ~。
あれ?でもそういえばオルテガって……。
そ、そうだ!火山に落ちて死んだはずだ!!
じゃ、じゃあもしかしてこの人、おばけ~~~~~???
次回予告
ゾーマ城で出会った人は、勇者の父親で自らも勇者であるオルテガだった!
なぜ彼はゾーマ城に……?
オルテガは一体何を語るのか!
次回、「アリアハンの勇者、オルテガだぞ!」!
モガいてばかりじゃ、冒険王にはなれないぜ!
(文・やなぎアキ)
次回
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